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結婚式は不要不急なのか?

ここに来てまさかの第四派。私が南青山のドレスサロンを売却してからちょうど1年が経過しました。

15年間ウェディングドレスサロンを経営していた中で、今回のような危機は何度か経験しています。(こんなに長期間では無かったけど)

大阪で感染者が出た前回(2009年)の新型インフルエンザ。ちょうど結婚式のプロデュース案件があって、どうやって感染対策をするか?責任を取るか?かなり苦心した記憶がある。東京からのゲストが、「会社から大阪には行くなと言われた」と欠席になったり。とにかくマスクを受付で配ろうと探し回ったけど、どこも売り切れ。ようやくネット通販で数箱調達し、当日受付で配った。私たちスタッフは、マスク無し。あくまで、不安な方はどうぞ。というスタンス。

ゲストも受付でマスク取った人居なかったな。

このインフルエンザは、割とすぐに収まったけど起業して初めての事で「もし感染者が出てしまったらどう責任を取ろうか?」とそんな事ばかり考えていた気がする。

そして、次に訪れた危機は東日本大震災である。

当時、大阪心斎橋でドレスサロンを運営していたので、東日本地域に比べると被害も無いし影響無いと思っていたのですが、「結婚式」というお祝い事を発信する事が出来なくなってしまった。

有事があると、「お祝い事」は途端に触れてはいけない「不謹慎な事」になってしまう。

とは言え、発信しなければお客さんも来ないし売り上げもあがらない。

しかしながら、不要な発信は、災害情報の邪魔になる恐れもある。

この葛藤を抱えながら、売り上げを確保していく。

商売とは常に判断を迫られるものである。

そして現在。

「結婚式」はやはり「不謹慎な事」

いや、今回はもう一歩進んで「迷惑な行事」とまで言われてしまっている。

何百組もの結婚式を見てきた者としては、従来の結婚式では感染リスクはかなり高いと言わざるを得ない。

ただ、やり方は色々ある。

華美なセレモニーだけが結婚式ではない。

挙式の後、立食茶話会形式で30分ほど。

写真はたっぷり撮りましょう。

披露宴をしないので、動きにくい豪華なドレスでもOK。

ドレスサロンを起業し運営するのであれば、いついかなる時も最善を尽くしてほしい。時には、お客様の頭を冷やすことも重要な役割。

それがプロというものです。

売り上げ確保と満足度+サービス精神(献身的な対応)

簡単に起業できるし、簡単にドレスサロン出来ますが「覚悟」は必要です。

そんなお話も、ノウハウとしてお伝えしています。


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