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ロケットエンジンについて調べてみる

背景

マスクさんのこの画像がXで回ってきた。ロケットエンジンについて調べてみよう。

ラプターエンジン

ロケットについて語ってみる

ロケット(液体の方)の技術には材料、溶接、バルブ、燃焼機、センサーそれぞれ深い専門分野なのでしょうが、自動車のエンジン的なエンジン屋が語ることができるのが「ターボポンプ」でしょう。
(液体)ロケットには水素やメタンなどの燃料と液体酸素が積まれています。ターボポンプはこの液体を燃焼室に高圧で送り込む役割の機械です。
2種類の液体ごと、ロケットには2つのターボポンプ(回転機械)が積まれています。
ラプターエンジンでは酸素のポンプを動かす燃焼ガスに酸素リッチの気体が使用されています。これをユニフロー2段燃焼エンジンと言います。
メリットは酸素リッチなので、隣り合ってる圧縮させる酸素と混ざり触れても爆発炎上しない。(今までのロケットエンジンは酸素側とヘリウムガスでパージしていました。だからロケットにはヘリウムも積んでるんです。)
じゃあなんで今までやらなかったの?何か理由があったのでしょうね。
超高温の酸素リッチの気体ですからタービンの素材にダメージがくるのでしょう
Wikipediaにもそう書いてます。
このターボポンプ、自動車のターボのように超高速で回転しますが、軸の振動がね(以下略
ターボポンプ自体の振動します。ターボポンプの翼を複素関数の・・
なんで知ってるかって?(追記予定)

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では比較してみる。

見た感じ

右上のボコッとしてるのが液体燃料ターボポンプ、液体酸素ターボポンプはノズルの上部に配置してる。

Raptor1では細かい配管っぽいのが見えますがセンサーやらだと思いますが。
それをある程度オミットしたのが、Raptor2。
Raptor3は斜めの配管を作り直して、塗装してますのでイメージ激変してますが、基本はRaptor2と変わりません。

実は日本のLE-9エンジンも結構綺麗にまとまってます。
これも右のが燃料ターボポンプ、左側のが液体酸素ターボポンプです。

所管

スペースXは民間企業ですので、エンジンやら機体のデザイン
打ち上げのライブ動画配信も含めて「ビジネス」になってるのでしょうね。カッコよく見せてるわけです。

日本メーカーの高級車のエンジンにプラスチックのエンジンカバーが付いてるのと同じか・・
「赤いヘッドカバーの4気筒エンジンは高性能エンジンの証!」だの雑誌を飾ってましたが、「エンジンを赤く塗装して性能が変わるのでしょうか?」
”商品”ということです。

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