過剰適応? 人との距離感が分からない

相手の気持ちが満たされるであろう言動が、分かる。

義父が仕事から家に帰るなり、皿が洗われていないことに怒鳴る、明日の朝出すゴミ袋が玄関に置いてあることに怒鳴る、しまいにはカーテンのヒダが均一でないことに怒鳴る、

母はそれらの攻撃にやられながらも、酒を飲んで逃避する。

そんな日常が繰り返されていくうちに、おそらくこのポイントで怒るであろうという感覚が研ぎ澄まされていく。先回りして、その芽を摘む。

その感覚自体は、その時のうちの家庭にしか適用されないものだったと思う。
が、その環境から開放された今も、相手がどのポイントで不快になり、それをどんな方法で表すのかということを自然と気にしてしまう。

特に自分のテリトリーに入った者に対して、その感覚が強くなる。親しい相手から傷つけられるのが恐いから。

だからあまり人との距離感をつめたくないと思う。一方で、心に弱い部分があるなと自分が感じた相手には精神的に深入りしやすい。

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