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適応障害と僕の2209日 -おばあちゃんへの報告-


自己紹介

こんにちは、「きゃん」といいます!

僕は小学6年生の2月から高校3年生まで
適応障害、強迫性障害でした。

そんな僕も、今では小学校の先生として人並み、
いや、それ以上の幸せな日々を送っています。

教員として働く中で、精神的に体調を崩している子どもや、その子どもへの接し方に悩む保護者と何度も関わってきました。 

そこで、自分の経験を伝えることが、
誰かの心を少し軽くするのではないかと思い、
こうして発信することにしました。 

僕の言葉のどれかが、
今、苦しんでいるあなたを
少しでも救うことができれば、嬉しく思います。


おばあちゃんへの報告

僕は初めての通院から数日後、学校を休むようになりました。

なんとなく、自分で自分の状況を理解し始めていました。

「僕は心の病気なのかもしれない…」

日々変わり続ける自分に、嫌でも認めざるを得ない状況になっていきました。


少し話が変わりますが、僕はおばあちゃんっこです。
おばあちゃんは農家を営んでいます。毎年毎年、祖父母の家に行っては、農作業の手伝いをしたり、一緒に買い物に行ったりしていました。

幼い時から自分のことを無条件に受け入れ、些細なことでも褒めてくれるおばあちゃんが今でも、とても大切です。

自分も受け入れることができない、変わっていく自分を、おばあちゃんなら受け止めてくるだろうと思ったのでしょうか。僕は、おばあちゃんに電話をしました。

「おばあちゃん、僕、心の病気になった。」

きっと、おばあちゃんはいつものように受け止めようとしてくれていたのでしょう。ただ、いつものようにすぐに大好きな声が聞こえてくることはありませんでした。

少しして、「そっか~、無理はしちゃいけないよ」という声が聞こえました。ただ、その声は震え、とても寂しい色をしていました。

僕の声も震えていきました。


自分の現状を認め、それを他者に伝えようとしたことに僕の成長があったと思います。

今、誰にも受け入れてもらえないと思って、一人で抱え込んでいる人はいませんか?人は一人では生きていけません。特に、心が疲れているときはなおさらです。

すぐには理解されることはないでしょう。だって、今の僕ですら、この時の僕を100%理解することはできないですから。

その中で誰か一人でも時間をかけて理解してくれる人がいるはずです。とことん、その人に甘えましょう。そして、元気になったら一生をかけて返していきましょうね。


苦しみは、いつかあなたを豊かにしてくれます
だから今は無理にがんばらないで


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