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人間五十年

信長、秀吉、家康の誰に感銘するかと言われると

子どものころより、織田信長でした。





乱世を先頭になって切り開く実力にあこがれました。

なんといっても、秀吉、家康は、信長の開いた道を

あとから美味しいところを取った連中ですから。






「織田がつき羽柴がこねし天下餅すわりしままに食うは徳川」






太平の世の中で、座って食うだけの男がいかに多いか?

それでも265年治めればよいが、再び衰退を招いていて気がつかない。。。





ところで表題の「人間五十年」ですが、






「人間五十年 下天のうちを比ぶれば 夢幻の如くなり 

一度生を得て 滅せぬもののあるべきか」 



これは、幸若舞「敦盛」の一節。

信長が桶狭間の合戦に赴くに際して、

謡いかつ舞ったとされるものである。


信長は、この一節に人間の転機というものを感じ取り、

勇み立って出陣したといわれる。






ボクも、間もなく、かぞえで、いわゆる信長の時代の

「人間五十年」になります。


(まあ、当時の50年は今の80ですが・・)





一度生を得て 滅せぬもののあるべきか・・・・



信長は、本能寺で、謀反の中で最期を遂げたが・・




「人生は何事をもなさぬにはあまりに長いが、

何事かをなすにはあまりに短い」

中島敦「山月記」


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