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2021.3.|もめる、キレる、暴れる子への言葉がけ

※2021年3月3日のFacebook投稿より転記

すぐ怒って、人を責めて、人のせいにして、嫌がることいっぱいやって。。。

いやー、ほんとに嫌がられることしかやらないなって男の子。
(担当でついてる子ではないけど)

体育の時間に、ルールを守ってた、守ってない、で揉めて、切れて、暴れて、たくさん怒ってたくさん泣いて。

まわりに砂を投げたり、暴言吐いたりして、みんなに白い目で見られて。

感情たかぶって、次の時間も教室に戻れない。

今日はポカポカいい天気だったので、とりあえずひとりにしないで横にいるだけ。

教室のそとのコンクリートのとこで、一緒に体育すわりでひなたぼっこしようと座った。

本当に感情が荒れてる時は、言葉はいらない時もある。

もう教室からは、次の時間の国語の本読みをしてる先生の声がきこえてくる。

「今日の放送朝礼で、校長先生が『お天道さまは見てるよ』ってお話あったねぇ」

「今日はお天道さまの光が気持ちいいよね。いっぱいエネルギーもらおうね。」

ちょっとずつ、そんな声をかけながら、教室からたまにのぞく友達が

「なにしてるの?」

って話しかけてきたら

「お天道さまのエネルギーチャージだよ!チャージできたら戻るからね」

って答えて。


たまにコンクリに寝そべってまだ泣いてるときは

「あったかいねぇ。いっぱい体あっためると気持ちいいね」

と、そうなっていったらいいなってイメージの言葉を選んで声をかける。

過去に意識がいって感情が落ち着かない時は、感覚(現在)に意識を戻してあげ、心地よい未来を想像させる言葉を選ぶ。

だいぶ落ち着いてきたときに、

「そういえば、朝はごめんね。
(うわぐつで殴られて泣いてる子の話を聞いてるとき)近寄ってきたの、きっと『ごめんね』って言いに来たんだよね。
『席にもどって』って言っちゃったけど、あとからそうじゃないかな、って思ったんだ」

って伝えた。

大人もあそこ悪かったな、と気づいたらあとから謝る方がいい。

そしたらすくっと立って、靴を上靴に履き替えてきた。
なんだろ、気がちょっと落ち着いたかな。

「一緒に教室に戻ろうか。席まで先生一緒にいくよ」

やだ、もどらない、と言ってたけど、何度かやりとりしたら、教室に入って、すっと席について、すぐ落ち着いて板書をノートに取り始めた。

それから暴言も、いやがらせもしてなかった。


子どもって「わかってもらえない」って不安から、いろんな「問題行動」が起きてるんだと思う。

だれかに気持ちを分かってもらえた、味方がいてくれる、って思ったら、落ち着いていくんだな。

今日もが子どもに学ぶ日だった。

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