雨の日の外出
最近はずっと雨が続いている。
私は背中に痛みがあり、家でゆっくり過ごすことにしていた。
でもさすがに冷蔵庫の食品も少なくなり、特に野菜中心の我が家の食卓の為には、そろそろ買い出しに行かなくては💦となった。
午後からは曇り空になるとの天気予報を信じて、娘と準備をする。
外に出ると どんよりした空は、まだまだ雨が降ってきそうな気配、それでも我が家にたった一つしかない折り畳み傘を持たずに出かけた。
先にドラッグストアに向かい、ワンコのこゆき用のトイレシートを買うことにした。
川沿いの道には沢山の桜の木があり、まだつぼみの状態で全然開花していなかった。
ドラッグストアに到着、メモしてきたものを次々とカゴに入れ、かさ張るトイレシートは娘が抱きかかえて持ってくれた。
帰り道は霧雨が降っていた。
傘をさす人とすれ違う。
私と娘は傘を持たずに出かけた、それがなんだか誇らしかった。
こんな霧雨なら、むしろ傘なんて邪魔で、ミストを浴びるみたいでとても気持ちいい!と思った。
私はこれまでの人生で、全く自分に自信が無くて、周りの目を気にしてばかりで生きてきた。
だから雨の日は、絶対傘をささなければならない!と強く思っていた為、どんなに晴れていても、折り畳み傘はバッグに入れてお守りにしていたぐらいだ。
雨の日に傘無しで歩いている人なんて、絶対変な人やん!と決めつけていたし、傘を忘れてずぶ濡れで走っていく人を見かけたら、可哀想にと憐れんで見ていた。
だから、もし自分が傘をさしていなかったら、周りの人にそんな目で見られるに違いないと決めつけていた訳なのだ。
今日の私は明らかに違っていた。
周りの目なんて全く気にせず、堂々と楽しそうに霧雨を浴びながら歩いた。
娘も楽しそうだった。
雨の日は傘をさす、というルールはもう必要無い。
強い雨なら勿論傘は必需品だけど、小雨程度で近くの用事くらいなら、傘をささずに歩いてもいい。
一旦家に戻り荷物を玄関に置き、再び出かける。
今度は反対方向の業務スーパーに向かう。
やっぱり霧雨が降っている。
でも私と娘はそのまま濡れながら歩いた。
すると、傘をささずに歩いている人と遭遇する。
意外と沢山の人が傘をさしていないことに気づいた。
私の意識が変われば、見える景色も変わるんだ!と実感した。
雨の日イコール傘が必需品という決めつけ。
私はまた一つ重い荷物を下ろし、軽やかになった気がする。
今日の霧雨は温かく優しかった。
きっと私の頑なな思い込みを手放すのを助け、浄化してくれたのかもしれない。
雨の日もいいなと思える私になった。
ここまで読んでくださって感謝します。
幸せをありがとうございます✴️
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