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怖い話、不思議な話、面妖な話、奇々怪々な話。 恐怖譚、神霊譚、妖怪譚、幻想譚。 どれも全て子供の頃から大好きで、自分でもそんな話ばかり書いている。 ところが、僕自身はいわゆる「霊感が〜」という語る人の枠には一切入らない。自分では寧ろ、その手の事に関しては「『零』感人間」等と、話しているくらいである。 一度、真夜中にベランダへ煙草を吸いに出た折、近くに立つ電柱の上に、白い服を着た女性の姿を見つけたことがある。驚いたものの、「仮にも僧籍にある者がこんな事でたじろいで