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そちら側の人間

飲食店でのこと。代金に端数があったので札と小銭を合わせて払った。6640円のところを10640円、的な感じで。おつりは4000円。

その店のおつりの千円札はすべてピン札。なんだかシュッとしていて気品高く、ちょっと気分がいい。受け取って外に出てよくよく見ると・・・千円札が重なっている。つまり、おつりが5000円ある。ありがち、だ。ピン札はくっつきやすいから。

さて、どうする?店に戻って返金する?あちらが間違ったから・・・そしらぬふりをして帰る?いやいや、それでいいのか?

店にもどって返金した。

ATAでのこと。お金を引き出そうと思い金額の数字を打つ。10000円。マシンの蓋が開いたとき、数枚の札が!

ウソ!マジ?

どうみても100000円ある。え?こんな事ある?信じられない。でも、多いよ、多いよ。そしらぬふりをして帰る?それでいいのか?

大混乱の末、とりあえず、すべての札をとりあえず入金。マシンにぶち込んだ。なんか・・・ほっとした。

後日通帳を確認したら、私はしっかりと「100000円出金」と打ち込んでいた。そりゃそうだ。機械のほうが私より賢いぞ。

いずれにしても・・・・私はそちら側の人間だな、と確信できた。

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