15.寝ると必ず、幽体離脱
乳幼児の間は、ずっと眠っている赤ちゃんでした。幼児になってからは、いつも眠く、疲れた中年の雰囲気を漂わせるアンニュイな子どもでした。
眠る時間が長いと、生まれる前の記憶が消えづらい実感があり、暇さえあれば、寝るようにしていた記憶があります。
夢を見ていたのか、記憶にありません。
というより、どれが夢でどれが現実か、あいまいな世界で生きていました。
当時の私は、普段の生活の中で、似た場面に遭遇すると、過去世がフラッシュバックのように思い出され、どこまでが現実か混乱しやすい状況にありました(いつか過去世の記憶編を書きたいと思います)。
私は、この世とあの世という次元の違う空間に、あいまいに存在していたことになります。これが、生まれる前の記憶を残したことと関係しているのかは、わかりません。
幼児の頃に大変だったのは、眠ると必ず幽体離脱することです。
怖いものを見たり、どこかに行ってしまうこともないので、恐怖感はありませんでした。
ただ、目覚める時の”癖が強い”のです。
眠っていると、目の前に自分が見えます。ベッドに眠っているようです。「あれ?夢?」
私は、ベッドに眠る私を見つめています。目を閉じたまま。
「あれ?なんで?寝てる私が見えるの?」
目を開けて見ようとすると、眠っている私が、眉間を軸に360度回転を始めます(笑)。回転速度がどんどん早まり、
「うわ~目が回る~!」
と強く目をつぶると、「ドン!」とベッドに叩きつけられ、目覚めます。
これが、毎朝です。
目が回るのも気持ち悪いし、ベッドに叩きつけられるのも結構な衝撃。
毎朝、ジェットコースターに乗って起きるような感じ。
どっちが回転しているの?どうしたら静かに起きれるの?色々考えましたが、回転の中心を見るようにすれば比較的目が回りづらいという発見のみで、この独特の目覚め方を止めることはできませんでした(笑)。
その後、極端な肉食になったことで、幽体離脱はおさまります。
今ならわかるのですが、この世の次元に落とすために、ひたすら牛肉を食べていました。後、トウモロコシ。米は食べませんでした。日本人なのに。
幽体離脱がおさまった頃から、いわゆる他の人が見るような「夢」を見るようになります。
ここから、児童の間は、この世のについて学びを深める時期になりました。
思春期にまた違う形での幽体離脱が再発し、次元のはざまを生きることになり、「夢」も変化していきます。
次回は、児童期に感じていたことを書きます。
I love you.
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