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生まれる前の記憶

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生まれる前の世界。 そこは、中間生と呼ばれる場所。 どんな世界だったか、ちょっぴりのぞいてみませんか?あなたもきっと、そこに居た。何か思い出すかもしれませんよ。
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#雲の上

2.日常としての生まれ変わり

生まれる前の記憶について、調べると、子どもが語る記憶が多い。 いわゆる、胎生記憶や中間生の記憶。 空の上にいた、神様がいた、ママを選んだ、とか。 感動を呼ぶ話が多いのですが、私の記憶は、なんというか、本当に、申し訳ないくらい 即物的。同じ世界のはずなのに、体験する側のスタンスが違うと、こうも違うかというくらい、世界観が違っています。 なんか、すみません。 これから、色々書こうと思うけれど、まず先に謝っておきます。 感動的な話が好きな方をがっかりさせてしまうかも。

10.人生の青写真

補習の前に、他の手続きもありました。 いわゆる「ブルーノート」、「人生の青写真」の作成です。 ここら辺は、うっすらとした記憶しかありませんが、特に手間取ることなく、取り組んだ印象です。この私が。うーん、あやしい。 どんな人生にするか、生まれる前にある程度、計画を立てます。 計画といっても、具体的なエピソードを書きこむのではなく、おおまかなパラメーターが決まっていて、それを割り振る感じだったと記憶しています。 例えば、”幸せ”だけで、人生を終えたくても、それはできませ

8.お世話係さん

生まれ変わる順番が来た私は、生まれ変わり手続きを始めます。 その様子は、まるで、旅行会社で旅行計画を練るかのようでした。 ここら辺が、胡蝶クオリティ。さすが、夢がない。 何人かの「光の玉」仲間と一緒に、手続きを勧めます。 その手続きを導いてくれるのが、旅行会社の社員さんならぬ、「お世話係」さんです。 「お世話係」は、「光の玉」より、数は少ないです。 私が会ったのは、一人かな? みんな同じ姿なので、見分けられなかっただけで、二人くらいいたのかもしれません。 「お

7.レベルアップと生まれ変わり申請

光の玉になる前か、なった後か、記憶がはっきりしませんが、私は、生まれ変わるための申請を出しました。 夢も希望もない表現で、ごめんなさい。 書類を書いた記憶はありませんが、生まれ変わりたいと希望を出しました。 それ以前から、私は、「何か」を目指していて、生まれ変わりたいと思っていました。少し焦ってもいました。 どんどんレベルアップしたい。そんな思いがありました。 生まれ変わることで、確かにレベルアップするのですが、私は、どこかで勘違いをして、その質よりも量を増やすこと

6.雲の上の世界

以前、書きましたが、 生まれる前の世界(雲の上の世界)は、すべてがテレパシーでした。 今回は、その時に感じていた世界を、表現してみたいと思います。 雲の上を、雲が通過するような、視界の悪い場所にいる私たち。 とても静かで、風を感じることもない。 温度もよくわからない。暑くも寒くもない。 ぼんやりとすべてが柔らかく、発光しているようにも見える。 同じような光の玉の仲間たちと過ごしている様子は、まるで幼稚園児たちが、床に座って、それぞれが積み木や絵本を読んで過ごしているかの