見出し画像

妊娠できる人できない人

40歳で結婚し、半年後に自然妊娠。
でも初期中の初期で流産。
みょうにポジティブな私は40の私でも自然妊娠できるんだ!
とたかをくくっていました。

でもその後なかなかできない。
高度治療したってできない。

何で私は妊娠できなかったんだろう??
と妊娠できなかった人なりに考えてみたお話しです。


最後の砦に飛び込んだ


流産してからタイミング法だなんだかんだとやってみたけど
箸にも棒にも引っ掛からないので、いよいよ体外受精をすることに。

いくつか病院の説明会に行ったり、ネットや友人から情報を集めたり。
そして私たち夫婦は新宿にある加藤レディースクリニックに行くことにしました。

泣く子も黙る加藤レディースクリニック。
40代最後の砦と言われている加藤レディースクリニック。

ネットの評判をみると、先生冷たいとか流れ作業が嫌だとかいろいろご意見ありますが、私自身が感じたのは、そんなに嫌な感じの先生や看護師さんはいないし、
あれだけの患者数をさばかないといけないとなると無機質な感じにもなるよな
と思います。
アットホームな感じを求める方にはむいてないかもですが、
結果重視の方にはオススメのクリニックであると言えます。
(妊娠できなかった私が言うのもなんですが笑)

私は初診時の検査で甲状腺ホルモンの値でひっかかり、
甲状腺に癌が見つかると言うミラクルなことが起こったので
やや通常と違うスタートを切りました。

癌が見つかったりはしましたが、旦那も私もどこも悪くないし
治療しなければいけないところもない。
手術までにできるだけ採卵して受精卵を凍結して術後に移植すれば
妊娠できる。よしバッチリな計画だ。
この時は本当にそう思っていました。


計画通りにいかない


甲状腺の手術は大成功、術後の経過も順調とこちらは計画通りに進みましたが
妊娠の方は全く計画通りにはいきませんでした。

採卵しても1~2個と少ないし、受精はするもののグレードはあまり良くなかったり。
体と心の負担だけがどんどん増えていくのを見て見ぬ振りする日々。

毎日ウォーキングしたり、葉酸のサプリ飲んだり、鍼灸に通ったり。
できることはやってるのにおかしい。

なんでだろう?なんでだろう??

私は1番大切なところを見て見ぬ振りしていたんです。
それは旦那への不信感でした。


拭えない不信感


体外受精にステップアップしよう、協力するから。
と言ったくせに何もしない旦那。

採卵日前日にお酒飲んだり、体質改善しようとしなかったり、
私の体調悪くても、治療をしてきた日でも家事をやってくれなかったり。
本当にちょっとしたことが積もり積もって山積みになってしまいました。

言えばいいじゃん。
そう思われるかもしれませんし、その通りなのですが
私は言えなかったんです。

こんなこと言ったら嫌われるんじゃないか
妊活を頑張っている姿を見せれば認めてくれるんじゃないか
子供ができなかったら別れるのことになるのかな

そんなことを考えるようになっていました。

加藤レディースクリニックではガンガンホルモン剤打ったり飲んだりして
といった治療はしなかったのですが、それでもそれなりの負担はありました。
私は辛い治療を頑張っている自分を見せて認めてもらいたかったんです。


なんで認めてもらいたいって思ったかはこちらから♪↓


今考えると妊娠したい、子供がほしいという本来の願いがちがう方向に向いちゃってたな。
だって本当に純粋に子供が欲しいんだったら、旦那がどうこうじゃないと思うし。
『私』はどうしたいのかを完全に見失ってました。


執着を手放すと願いが叶う


彼氏が欲しい欲しいと頑張っている時はできないのに、
もういいやと頑張るのをやめた途端彼氏ができる
みたいなことありませんでした?

妊娠するしないもそんな感じだと思うんです。

夫婦2人で暮らしていこうって決めたらできた。
もう治療はしないって決めたらできた。
これらはよく聞く妊娠ストーリー

願い(願望)を決めたら、いったんそれを忘れる
そして今この瞬間、目の前のことを全力で楽しむ

妊娠うんぬんでなくても、これはもう宇宙の真理ですね。
なんだかよくわかんないけど、人生ってこんなもんです。

私は妊娠しないと今の生活がダメになってしまうのではという
謎の不安から、妊娠が希望ではなくいつしか執着になってしまいました。

ついでにお知らせすると、思考は現実化します。
なので私の妊娠しないとダメになるという思考は旦那の浮気が発覚して
ダメになるという、見事な現実化を引き起こしました。
(私すごくない?)


私が妊娠しなかった理由


それは執着と不信感です。

治療に協力しない旦那。
子供本当に欲しいと思ってるのかな?
という不信感。
それでも子供が欲しい。
子供がいたら変わるんじゃないかという歪んだ執着。

そりゃこんな両親のことろに来てくれる子供なんていないよ。
私だったら嫌だもん笑。

妊娠に限ったことではないと思います。
生きていればいろんな願望が出てくるもの。
それを強く願っていったん忘れてみましょう。
妊活やめて、我慢してたお酒ガンガン飲んでたら妊娠発覚したって友達もいます。
そんなもんです。
願いと執着って紙一重。
でも全然違うもの。

ひとつひとつ執着を手放して、ふふふんと身軽に生きていきたい。
そう思う今日この頃です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?