見出し画像

【トム・ボンバディル】カジュアル目線EDH情報

Howdy!D子です!
今朝EDHにおける禁止カード等の裁定が、統率者ルール委員会からWotC公式に移譲されたとのニュースが飛び込んできました。
驚きでしたが、何にせよ良い方向に向かってくれるといいですね。

さて、それはさておき…

皆さん、ガチャはお好きですか?
…否!嫌いな人などいないはずなのです!
無料ソシャゲ等で大当たりをブチ抜いた時のあの高揚感…味わった方も多いでしょう。うん、そうでしょうそうでしょう。

…ということで今回はコチラ、お話聞かせ大好き!英雄譚ガチャおじさん【トム・ボンバディル】についてのお話です。
5色ジェネラルですが、ただただ英雄譚ガチャを楽しむデッキに仕上げておりますゆえ、レベル帯はいつも通り5~6程度だとお考えください。
ガチャという性質上、時にはエグい動きになりますがそれはご愛嬌…。


1、能力

Tom Bombadil / トム・ボンバディル (白)(青)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — 神(God) バード(Bard)

あなたがコントロールしている英雄譚(Saga)の上に合計4個以上の伝承(lore)カウンターがあるかぎり、トム・ボンバディルは呪禁と破壊不能を持つ。
あなたがコントロールしている英雄譚の最後の章能力が解決するたび、英雄譚カード1枚が公開されるまで、あなたのライブラリーの上から1枚ずつ公開していく。そのカードを戦場に、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
4/4

結構キツめな条件付きではあるものの、一応除去耐性持ち。5色なんだから色拘束も当然キツめ。
尚、英雄譚がなければガチで何もしないバニラでございます。
…なんか私、こういう子多くない…?
しかし前回のワガママ女王と違って条件次第で割と強い動きができるジェネラルです。詳しくは下で解説いたします。

2、英雄譚についての解説

英雄譚。初出のドミナリア以降普通に沢山作られてきたメカニズムですので、皆様も馴染みがあると思います。
しかし細かい挙動についてはよく分かっていない方もいらっしゃるのではないかと思いますので、僭越ながら解説させていただこうと思います。
特に今回のトムおじさんにとって重要な部分。具体的には3点です。

・章能力誘発のタイミング

英雄譚は場に出るに際し、(先読でない限り)伝承カウンターが1つ置かれた状態で出てきます。その後、1章の能力が誘発します。
それ以降は自分のメインフェイズの開始時、伝承カウンターを1個乗せて、乗っている個数と同じ章の能力が誘発します。
…何分かりきった話をしているんだと思いますよね。ホント要らなかったかもこの部分。

ではそれ以外のタイミングで伝承カウンターが置かれたときはどうなるのか。
答えは「乗ってる個数と同じ番号の章能力が誘発する」です。タイミングは関係ありません、相手ターンだろうが当然誘発します。
ちなみに一気に2個だの3個だのカウンターが乗った場合は、それまでの章能力が同時に誘発します。解決順は好きに決めてOKです。

この点が何故重要なのか。
それはトムおじさんの英雄譚ガチャには毎ターン1回しか誘発しないという制限があるからです。
自ターンの誘発だけなんかちまちまやっとったらガチャなんか全然回せへん!!相手ターンにも強引にカウンター乗せて、毎ターンガチャ回すんや!!
インスタントタイミングでカウンターを増やす方法はいくらでもあります。増殖なんかが一番ポピュラーですね。

・伝承カウンターが減ったとき

これは直感的に分かりそうなので解説も必要なさそうですが、何らかの影響でカウンターが2個から1個に減って、次に2個めが乗ったときは再び2章の能力が誘発します。(誘発はあくまで乗ったときで、減ったときは誘発しません)
これにより、強い章の能力を繰り返し使用することが可能になります。
…そうなんです。このトムおじさん、場合によってはボケて同じ話をし始めるんです。おじいちゃん、その話はさっき聞いたよ?

カウンターを減らすカードはやや特殊ですが、多数存在しています。
中でも使い勝手の良さそうなカードは「相性の良いカード」の項目でいくつかご紹介したいと思います。

ここで察しの良い皆さんは「でも最終章の能力は繰り返し使えないでしょ?生け贄にすることになるし。」とお考えかもしれません。
…という事で最後の解説です!

・英雄譚を生け贄にするタイミング

当たり前に使っていると意識することがありませんが、英雄譚を生け贄に捧げるタイミングって何処なのかご存知でしょうか。それは下記をご覧ください。

最終章の番号以上の個数のカウンターが乗っており、スタック上にその英雄譚から誘発した章能力が無い場合、状況起因処理として英雄譚は生け贄に捧げられる。(MtGWikiより引用)

メチャクチャざっくり言うと…章能力が解決した後、他に何もなければ生け贄になるよーってお話です。ここかなり重要です。
つまり最終章の誘発能力が解決する前にカウンターを減らしてしまえば、生け贄を回避できるということなんです。
具体的には「最終章の能力誘発、スタックに乗る→更にスタックで当該英雄譚から伝承カウンターを取り除く能力等を起動→解決へ。カウンターを減らし、そのまま章能力解決→スタック上に章能力は無くなってるけど英雄譚の上には最終章の番号より少ないカウンターしかないため、生け贄にはならない」といった挙動です。ややこしいよねマジで。

更にもう一つ。トムおじさんの英雄譚ガチャの誘発条件を見ていただきたいんです。
…そう。「あなたがコントロールしている英雄譚の最後の章能力が解決するたび」なんです。生け贄にしたときではないんです。
これによって最後の章能力を誘発させた英雄譚が場に残っている状態だろうが、無関係にガチャがスタートします。つまりは無料ガチャ!純粋に英雄譚が増えるよ!!
これを繰り返すことができれば、トムおじさんの除去耐性条件も割と簡単にクリアすることができるようになります。素敵。

動きが一気にインチキ臭くなるので、相手から信じてもらえないときはMtGWikiの該当ページを見せましょう。
そしてほーら見ろ見ろ!合ってるだろ!とドヤりましょう。
※もちろん責任は負いません。

ここまで読んでいただいた方、十分英雄譚の魅力が伝わったかと思います。
しかし耳心地の良いことばかりお話していても信憑性がありません。次はネガティブな部分のお話です。

3、弱点

わざわざ言う必要ない所ばかりになりそうですが…

・安定しない

当然だろ!!ガチャなんだから!!(半ギレ)
冗談はさておき。この点はある程度強めの英雄譚ばかりにしておくことで緩和することが可能です。
とは言え起点となる英雄譚が必要なのも事実。重いものばかり入れておくとそもそもガチャができないという悲しい現実が待っています。
理想はトムおじさん着地のタイミングからガチャスタートにしたいので、3マナ程度の英雄譚は多めに入れておいたほうがいいかもしれません。
この辺のバランス、ホント難しいです。

・色拘束キツい

当然だろ!!5色なんだから!!(半ギレ)
…これが天丼って奴ですね。冗談はさておき。
この点はもう土地やらマナファクトやらで頑張りましょう。(適当)
一応エンチャントシナジーも見込めるので、緑白を軸に作るのが一番安定するかと思います。極楽鳥バンザイ。

・めんどくさい

身も蓋もねぇ。
これ多分実際に作ってみたら実感すると思いますが、誘発の処理が多すぎて頭パンクしそうになるんです。
それに加えてトークンの種類。
英雄譚はトークンを生成する能力が結構多いので、その種類の多さに辟易することうけあいです。
楽しく回りだしたら、それに比例して面倒臭さがマシマシに。悲しき業を背負っていると言わざるを得ません。
この点については…一人回しで…練習して…
強い心を持ちましょう。

4、相性の良いカード

まずは英雄譚をいくつかご紹介します。

【ウルザの物語】

言わずもがな強カード。お高い。

唯一無二の0マナ英雄譚です。
サーチ云々よりもテンポを失わずに済む0マナの英雄譚として使用する形になるため、勿体ないと言えば勿体ないかも…?

『先読』能力の英雄譚

こういう奴

団結のドミナリア初出の英雄譚固有の能力で、章を読み飛ばすことができる英雄譚です。2024年9月現在、全10種あります。
手っ取り早く最終章を誘発できるため、トムおじさんとは好相性。
ただあんまり強くないものもあるので、枚数はデッキ内容とご相談ください。
この他にもドクター・フー収録の【バーバラ・ライト】という、すべての英雄譚に先読を持たせる子もいます。オススメです。

【Vault 13:居住者の旅路】

場に戻すのは2体だぜ!

1章はよくある一時追放系エンチャントみたいな能力ですが、最終章で戦場に戻すのは2枚だけという鬼畜仕様。
先述したようにトムおじさんをボケさせることで1章を読ませ続けられれば相手は阿鼻叫喚間違いなしです。
似たような一時追放能力を持った英雄譚は他にもありますので、合わせて使って追放しまくりましょう!!
※嫌われない程度にご使用ください。

【キオーラ、海神を打ち倒す】

クソデカ英雄譚

トムおじさん使いは真っ先に思い付くであろう、コストに見合った強さの英雄譚です。
どの能力も強力。トムおじさんをボケさせてクラーケンだらけにするもよし。コントロール奪いまくるもよし。素敵!
※嫌われない程度にご使用ください。

【行きて帰りし物語】

スマウグが住まうぐ!(大爆笑ギャグ)

最終章で出てくるスマウグはフィニッシャーにもなりうる戦闘力ですが、繰り返し誘発させることで宝物がジャリンジャリン出てきます。(伝説であるため、勝手に死んでくれる)
バーバラで先読を持たせられていれば尚良し!

この子達以外の英雄譚もホントにバラエティに富んだものが多いので、是非皆様も調べてみてください!
次からは単純に相性の良いカードです。

【生ける伝承、佐津樹】

通称サイバティック花魁

英雄譚に関する能力を持つ珍しい子。言わずもがな好相性…ですが、起動がソーサリータイミング限定なのが玉に瑕です。
英雄譚が複数出てる状況で起動すると誘発地獄が加速します。助けて。

【新たな地平の識者】

インチキムーヴの筆頭株主

インスタントタイミング・ノーコストで起動可能なカウンター取り除き能力。それだけでも十分ヤバいのですが、この子は土地の加速までしてくれます
本来マイナスの意味合いで作られているカウンターの取り除きがプラスになってしまうため、マジでとんでもないアドになります。トムおじさんを使うなら必須カードです。
この他にもインスタントタイミングでカウンターを取り除けるカードは複数存在しているので、ご紹介いたします。

【魔力の導管】

開発当初とは全く違った使い方に…

これもカウンターを取り除きつつクリーチャー強化を行える素敵な子。こちらも起動はタップのみのノーコストです。
トムおじさんなら入れといて間違いありません…が、ちょっとだけお高め。

【スラルの寄生虫】

強請も地味に強い

タップとライフ2点でカウンター除去。強請能力があるのも偉い。
この子は上2つと違い、相手パーマネントからカウンターを取り除くこともできるので、思わぬ形で刺さることがあるかも。覚えておきましょう!

【時計回し】

バイバックが素敵

カウンターをいじれるインスタント。かなり珍しいです。
(既に伝承カウンターが乗っていれば)増やすことも可能なので、英雄譚をもちゃもちゃと動かすことが可能になります。
バイバックで繰り返し使用可能なのも素晴らしいです。

以上の4つは正直必須クラスです。下3枚は使用感とご相談で。

【川の娘、ゴールドベリ】

フレーバー的にもピッタリ…のハズが…

この子もインスタントタイミングでノーコスト…ですが、一度カウンターを自分に移すと、再びこの子から何処かへ移さなければいけないのでちょっと使いづらい感じです。
ちなみに伝承カウンターは別に何処に移しても(土地とかでも)OKです。

【寄生された船長、ザビエル・サル】

キノコ生えおじさん

ノーコストでカウンター除去が可能…ですが、この子はソーサリータイミング限定。惜しい。
クリーチャートークンは何やらと出てくるデッキになるので、居住は活かしやすくはあります。下の能力も一応英雄譚とシナジーあり。
総合的に好相性ですが、ソーサリータイミングなのが嫌な方は使わなくてもいいかもです。

【グリッサ・サンスレイヤー】

戦闘民族グリッサ

一応一番下の誘発能力でカウンターを最大3個まで取り除くことが可能ですが、この子の本質はその戦闘能力の高さです。
先制・接死の組み合わせは立たせておくだけでかなりの牽制になりますし、攻撃に行ってもブロックしづらい。でも通せばアドを取られる…と、相手からすると厄介極まりないクリーチャーです。
動きが全体的にモッサリしたデッキになると思うので、この子は戦闘要員として入れておくのはアリだと思います。私のイチ推しです。

最後にフィニッシャーをご紹介します。

【寓話の歌い手、ナルシ】

ボケたおじさんと最高の相性

英雄譚と組み合わせることが推奨されてる子です。
下の能力の誘発条件はトムおじさんと同じですので、おじさんがボケるととんでもない速度でドレインし始めますおじさんはボケてナンボだぜ。
2番目の能力は生け贄にしなければ誘発しない点だけご注意ください。

5、自作自演!Q&Aコーナー!!

Q:【ドクター前夜】のような、1章がリセットになっている英雄譚は入れるべき?
A:基本的に後手に回りがちなので入れたい所ですが、思わぬ事故でトムおじさん諸共流れる可能性があります。ただどっちに転んでも場は盛り上がると思うので、ガンガン入れましょう。

Q:【巻物棚】等のライブラリー操作系カードは入れるべき?
A:手札に来てしまった重い英雄譚等を意図的に出すことが可能になりますね。でも結果が分かってるガチャ、楽しいですか?全部抜きましょう。

Q:このデッキ、勝てるの?
A:アナタはこのnoteを読むのに相応しくないようです。勝てる勝てないじゃない。ロマンを求めるんだ。

※参考にはしないでください。

6、総括

ガチャが大好きなみんな!おじさんと遊ぼうぜ!!
真面目な話、回りだすと結構強かったりします。特にコントロール奪取・交換系の能力を繰り返し使用できるようになってくると…正直卓が冷えるレベルです。げんなりさせます。
…ので、強いメンタルをお持ちの方、是非使ってみてはいかがでしょうか。

というわけで、お清楚VtuberのD子でした!また次回!!

当noteはファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?