マガジンのカバー画像

自己紹介

3
運営しているクリエイター

記事一覧

自己紹介③【僕のこと(幼児期)】

自由に表現したかった。 僕は子供の頃、それを、許されなかった。 表現したいこととは、違うことを求められた。 僕はどうやら女の子だったらしい。 物心着くまでは違和感もなかった。 あまり性別の違いを大きく 感じていなかったのかもしれない。 違和感を初めて感じたのは七五三のとき。 弟は蝶ネクタイにズボンを履いていたのに 僕は口紅を塗られ着物を着せられた。 あのときのベタっと塗られた 口紅の気持ち悪さは今でも覚えている。 スカートよりもズボンが好きで セーラームーンよりウル

自己紹介②【ゆめのはじまり】

はじまりはギタリストだった。 高校生の頃、LIVEのDVDを見たとき 会場の大きさやパフォーマンス ギターの音色に衝撃を受けた。 「ステージから、どんな景色が見えるんだろう。 ステージでは、どんな気持ちになるんだろう。」 その年のお年玉でギターを買った。 高校の文化祭で僕ははじめて たくさんの人の前でギターを弾いた。 応援してくれているクラスメイト。 たくさんの人に注目されている自分。 左からの眩しいライト。 マイクの響き、ギターの響き。 自分が自分ではないよう

自己紹介①【表現者として】

自由に表現したかった。 僕は子供の頃、それを、許されなかった。 表現したいこととは、違うことを求められた。 「僕は、いつになったら自由になれるんだろう。」 そんなことを思いながら 窓から校庭を眺めて 学生生活をやり過ごした。 大人になってからは随分と楽になったけれど まだまだ息が詰まってしまうことは多い。 一歩ずつ、少しずつ。 僕が僕らしくあるために 今日も自由を追い求めて。