頬粘膜がん 127日目 明日のために今できることをする
頬粘膜癌、127日目。
血圧 111-81 mmHg
血糖 100 mg/dL (朝食前)
酸素 99 %
脈拍 75 拍/分
体温 36.2 ℃
体重 78.0 kg
日曜日の朝。
今日も良い天気になりそうな朝焼け。
![](https://assets.st-note.com/img/1678173498470-mpJeqcq60Y.jpg?width=800)
日曜日なので治療も放射線もお休み。
朝一のウォーキングは欠かさず続いている。
老戦士が退院して3月8日に再入院してこられるのだが、もう一人おられた相方の人は朝のウォーキングには顔を出さなくなってしまった。そんなものかもしれない。ちょっと寂しい気分ではある。
自分がたまたま続けていられるだけで誰もが同じではないという事は分かっている。僕もどうにも体調が悪くて1日だけ休んだ。その次の日にもう1日休んだら、もしかしたら今は朝のウォーキングはしてなかったかもしれない。それくらいにやめることは簡単だ。
ほんのちょっと気分がノるノらないだけで変わってしまうくらいの物だったりする。やめるのは簡単で、同じくらいに続けることも簡単なのだ。やめ時が分からないだけでだらだらと惰性で続けられてしまうようなものなのだ。
惰性というのはそう思うとなかなか凄いエネルギーである。
という訳で朝のウォーキングは一人になった。もともとが一人だったんだが、一度誰かと関わるとそれが当たり前になって、その当たり前が元に戻っただけでなんとも寂しい気分になったりする。
3月8日に老戦士が戻ってこられたら9日の朝からお会いできたりするんだろうか? 淡い期待もあったりして。
まぁ、その後は僕の方が退院に向けて進んでいくことになるんだろうけれど。
ちょっとサボっていた血液検査記録も更新。3月1日分及び3月3日分追記。
明日から新しい週に入り、放射線治療は残り3回である。
33回の放射線治療というのはスタートした時にはえらく長い道のりと思えた物だ。
実際の治療自体は15分ほどの短いものであるので初期の頃はこんなものは楽勝だなぁと思っていた。1週間くらい放射線治療をしてもなんの変化もないし実感もなし。最初に難聴の副作用が出るまではほとんど副作用らしい副作用も無かった。
10回目を超えたあたりからか口内炎のような症状が出始めて、これがその後どんどんと悪化するに至ってようやく放射線治療の大変さを思い知ることになった。
残りあと3回まで来て、ようやく最期までご飯も食べながら放射線治療を完了できそうな所までやってきた。口の中はもうすでにぼろぼろな感じだ。なんせ朝目が覚めたらすでに痛いw これも放射線治療の影響なのだが唾液の分泌がほとんどなくなってしまっていて、目覚めると口の中がカラッカラである。カラッカラになった舌が上顎だとか歯肉だとかにくっついてそれが痛い。そっと剥がすというか、舌を動かすと激痛である。なんとかうがいをして(これも激痛だったりするがw)まとも口が動かせるようになって1日がスタートするという感じだ。
これはおそらくだけれど放射線治療が終われば、おいおい良くなっていくと思うのだが、例えば今日は日曜の朝なんだが土曜日はもちろん放射線治療はない。1日たった日曜の朝は昨日の土曜の朝に比べて楽になっているかと言えばそんなこともない。どれくらいで改善していくものなのかちょっと想像はつかないんだがだんだんと痛みも和らいでいくものなんだろうがどれくらいかかるんだか・・・・・・。そもそもあと3回の照射で状態はまだまだ悪化の方へ進むのかねと思うと若干憂鬱ではある。
ちなみに、放射線の途中で頬の内側がボコッと陥没し、それに合わせて顔の側も大きく凹んでしまっている頬の部分だが、厚みが増すとか埋まってくるというような雰囲気は今の所はない。
先日、もう一人の主治医先生(若いイケメン先生)と話してて、
「これってそうとうペラペラな状態だと思うんですが、自然に粘膜が厚くなって元通りになったりしますかね?」
と聞いてみた。
なにやらあまりスパッと返答が返ってこないのでもういっちょつっこんで聞いてみた
「ちなみに、突き抜けてしまうなんてことあったりします?」
で、どうやら突き抜けてしまうことはあったらしいw うへぇ。まぁ穴が開かなかったケースもあったらしい雰囲気は伝わってきてはいるので開くこともあれば開かない事もあるってことか。
で、開いたケースで言うと要するに、顔に穴が開いて外と中がその穴で繋がった状態になってしまった事例があるようだ。ガーゼとかで塞いで過ごしたような感じの事を話しておられたけれど、ちょっと耳が不調になって詳しく聞き取れませんでした(聞くのが嫌だったという話だ)。
その後、形成外科的処置をしましたよって話にはならなかったので、穴が開いたままの状態で過ごされた時期がありその後は想像にお任せします的な状態だったのであろうと想像される。
突き抜けないように大切に扱わねばなるまいて。
うがいをするときも若干及び腰ではあるw
目が眩しいのは相変わらずで、今朝も眩しかった。
眩しいのに合わせて眼圧が少し高い感じがするのが不安なので明日はなんとしても主治医の先生から眼科の受診をお願いしておらわなければと思う。
今日は自宅からの救援物資が届いた。その中のひとつがこのめがね。
![](https://assets.st-note.com/img/1678173498508-9Dq2FzrSBz.jpg?width=800)
去年の夏ぐらいに作っためがねだと思う。
もともと白内障という先天の目の病気があるので日中の外の光が強く感じる事があったりした。で、安い100均とかのサングラスを使ってたりはしたんだが、ちゃんとしたのを作ろうってことで夏にめがね屋で作って貰った。
いわゆる偏光グラスというやつで、紫外線に反応してレンズの色が変わるやつだ。室内では明るいままなんだが、外に出たり紫外線が強くなるとレンズの色が濃くなる。外出したときでも外では黒くなるがバスに乗ったり、室内に入ると普通の色に戻るっていうお便利な奴である。おかげで少し楽に過ごせている。
本当だったら、ゆっくりシャワーしてっていう日程になるところなんだが、今日は給湯装置の点検日となっていて、シャワーの利用時間制限がかかっている。明日オペの方のみシャワー使用可という事で一般入院患者は今日はシャワー禁止だ。寂しい。
入院中の楽しみは、美味しいものを食べること(これは今激しく制限がかかっている)、寝たいときに寝ること、運動、風呂ぐらいものものなのに・・・・・・。
取りあえず、食事は今日も全食ともに完食である。
今日もいい1日であった。
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