頬粘膜がん 233日目 東京の一夜(いや昼だけど)

 頬粘膜癌 233日目。

 血圧 113-81 mmHg
 血糖 - mg/dL (朝食前)
 酸素 99 %
 脈拍 68 拍/分
 体温 36.6 ℃
 体重 68.2 kg

 目が覚めたら、やっぱり少しは昨日の疲れが残っているかもぐらいの感じで目覚める。
 まぁ日帰りを強行したんだから当然か。逆に言えば、東京日帰りを新幹線でできるぐらいには今は元気という事だ。進行性がんステージ4でも治療がそこそこうまくいって調子が良ければこんなもんである。多少疲れやすいけどね。

 さぁ東京の話だ。新幹線で2時間半。そう思うと結構近い。僕は車に乗れないので県内で能登島水族館に行こうと思ったら3時間くらいかかってしまうw


 朝7時ぐらいの新幹線で東京着が9時30分前だ。今回の目的は正午から開催のオフ会。

 それまでの時間は自由時間という事で東京を散策する。散策するっていっても毎日の習慣のウォーキングを兼ねた散歩である。東京駅から目的地の東京プリンスホテルまで、寄り道しながら歩き回る。

 いや、そもそも東京駅がでかいからさぁ、出口にたどり着けないわけだw 迷子ならぬ迷じじぃである。ちょっと気を抜くと地下鉄の乗り場に連れて行かれるのである。それをなんとかいなしつつ地上に到着。取りあえず空を見ると安心するよね。大阪の梅田の地下でも同じ思いをしたことを思い出した。ついでに名古屋の栄の地下街も思い出した。

 液からちょっと歩いて開けた場所から遠くにビルの町並み。都会ですのぉ。

東京はビルだらけ

 何度も東京には来ているんだけれど実はあまり観光らしいことはしてない。前に来た時は次男と車でそのままお台場に行った、その前の時は科学博物館と美術館あたりに行った。今回はここに行きますってのは決めて来なかったので、東京駅から歩いて行けそうな所をいくつかピックアップ。


 ばばぁ~ん。皇居だ。

 眼鏡橋を見たのは多分初めてだと思う。いやぁ、歩いてここまで来るまでに皇居の整備された緑に圧倒されたわけだが、逆に橋ちっさっw いやでも、皇居前の砂利で整備された広場がすげぇ広い。


眼鏡橋


 皇居周辺はジョギングしているランナーが沢山。みなさん、結構ガチな格好で走ってる。近所だったら確かに歩いたり走ったり、最高だなぁ。

 さてさて、皇居前からそのままgoogle先生の指示通りに次の目的地へ。なんだか警官の方がわらわらおられます。


 ばばぁ~ん。国会議事堂だ。


国会議事堂


 実はgoogle先生の案内では僕は国会議事堂の裏に連れて行かれたw 議員会館の入り口とかあってそれはそれでそれっぽい所でもあるからいいんだが、やっぱり正面でしょう。正面入り口の門の左右にはガッチガチのおまわりさんが待機しておられます。

「写真撮っても大丈夫っすか?」

と伺うと「どうぞどうぞっ」って意外とフレンドリーw 日曜日なのでお休みなのか、いつも閉まっているのか門は閉じたまま。そうかぁ牛歩戦術で有名だったり、素敵な散髪屋さんがある国会議事堂ってここなのね。


 当然国会議事堂がある周囲には各官庁がひしめきあっている。霞ヶ関って言われる地域である。


 ばばぁ~ん。国税庁だ。

 マルサの女がいるところだ。


国税庁


 ばばぁ~ん。文部科学省だ。


文科省

 三日月珊瑚礁の南部博士は国際科学庁の長官だったから国連組織みたいなところか。文科省とは別組織だものね。(なんのこっちゃ)

 しかしこの鉄の扉とてつもなくでかいんですけど。重くて開けられねぇんじゃね? なかなか凄い迫力だ。

 国の中心機関をあちこち見ながら歩いてたんだが、ぼちぼち会場に向かわないと遅刻しちゃうぞw


 ばばぁ~ん。名前確認するの忘れたけど、ビルの隙間にあるお社だ。 


ビルの谷間のお社


 めっちゃビルとビルの隙間にあるんだけどw のんびり見ていきたいんだがぼちぼちタイムリミットなのです。残念。


 途中、参加予定の某”ちゃ○さん”からLINEおよびLINE電話。もう始まっちゃいますよぉとのこと。あわわ、のんびり散策しすぎてしまった。しかし、あちこち警察の方がおられるね。国の中心部だからかな。(後でタクシーの運転手さんに聞いたら、大使館とかあるので(某ロシアとか)その関係もありますかね、とのこと)

 とにかく、自分の住んでいる国の神様のトップのおうちと、国のまつりごとの中心を眺めることができた。



 なんとか会場到着


 ばばぁ~ん。東京プリンスホテルのサンフラワーホールだ。

 いや、看板だけしか撮ってないんだな。なんせ、遅刻気味だったんでw こちらもgoogle先生は裏口へとご案内してくれるのでますます遅刻に輪をかけるのであった。

会場前

 3時間のオフ会はあっという間に終わる。参加人数が80名あまり。各人の自己紹介タイムがあるのでそれでほぼ一杯。その合間にテーブルを行き来して交流を深めたりご飯食べたり。

集合写真

 アメブロで闘病日記を書いておられるニッチャラさんにもお会いした。なんだか、文字の上というか、ブログの上でしか知らない人と実際に会うと芸能人に会った時みたいな感覚がありますねw

九転十起~前立腺がんに負けてたまるか!~nichara106さんのブログです。最近の記事は「【33】いろいろ、元気になってきました(画像あり)」です。

ameblo.jp

 クリスタルの記念品をいただく。

 今後サバイブし続けると1年経過から順に5年経過して一般的に言われる寛解に向けて記念のクリスタルが集まっていくという仕組み。今回、僕は1年未満なので普通に記念クリスタルをいただいた。次回参加すると1年経過の記念クリスタルになるらしい。

クリスタルの記念品

 午後4時過ぎの新幹線で金沢へ。

 7時前に金沢着である。家に着くまでが遠足だ。弾丸東京ツアーだった。最期に家の近くまできて・・・・・・


 ばばぁ~ん。近所の猫だ。

 迎えに出てきてくれたらしい。

ご近所さん

(嘘です、多分お腹がすいていたんではないかな、みゃーみゃー言うておりました)


 無事帰還できたのであった。だから夜には金沢にいたw

 タイトルの「東京の一夜」は僕が愛してやまない甲斐バンドの名曲だ。

 

「東京の一夜(LIVE Version)」甲斐バンド (VINYL)1983.11.1 Release25th 7'ch SingleSide-ALIVE Album「THE BIG GIG」

youtu.be


 BIG GIG っていうライブアルバムがあるんだがその先行シングルで発売されたはずだ。僕の記憶では当時どこの局だったか忘れたが何かのテレビドラマ(岩崎宏美の”マドンナ達のララバイ”が流れる系のサスペンスっぽい番組だったんじゃないかなぁ)のエンディングかなにかで使われているので初めて聴いた記憶がある。wikiにも記録が出てこないので勘違いかもしれないが。

 とにかく、聴いた瞬間にやられた。ギターのイントロからサビ入りなんだが、実にシンプルな作りだ。だが、サビに入った瞬間の甲斐よしひろのボーカルがこのシンプルなイントロやコード展開をぶっちぎって炸裂する。甲斐よしひろの歌声だからこその完璧な曲の出だしだ。最初の歌詞の”東京の一夜はこの町で過ごす一年のよう”という歌詞のフレーズにもシビれる。

 頭の中からでてくる僕の言葉が薄っぺらで語りきれないんだが甲斐バンドマイベスト10に入れていい1曲。


 今日もいい1日であった。


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