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デザインレビューでレビュアー・レビューイ・お互いに気を付けること

ドリーム・アーツでは、デザイナー同士でのレビューがとても頻繁に行なわれています。デザイナー同士だからわかる、レビューをする側・される側のお互いが気持ちよくデザインレビューをするために心がけたい点についてまとめてみました。

🐶 前提

ドリーム・アーツでは下記のような体制でレビューをしています。
デザイナー同士でレビューしているもの

バナーやサムネイルなどのグラフィックデザイン
プロダクトの新機能の要件や構造のデザイン
プロダクトの表層や骨格のデザイン
お客さまにお見せするプロモーションの動画
など…

レビューをする上でのコミュニケーションのとり方

【コミュニケーションツール】
通話しながら共通のホワイトボードアプリで書く
通話のみ
テキストのみ

【レビューのタイミング】
定期的に開催されている朝会/定例会の中
デザインのフェーズごと
レビューを依頼されたとき

レビュアー・レビューイ・お互いに気を付けることをご紹介していきます。

🌞 レビュアーが気をつけること

🌊 利用シーンを一緒になぞる
そもそもの目的や意図に添えているデザインになっているかどうかを客観的に判断するために利用シーンを時折確認することは大切です。
ですが、デザインしていると当初狙っていたものを置きざりにし、自分が作り込みたい部分に集中してしまいます。
それを防ぐためにも、レビュアーが「利用シーンって?ユーザーって?狙いは?」と質問し、ストーリーをなぞらえながらレビューをしてみると良いかもです!

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📲 コメントの受け取られ方を意識する
テキストのみでレビューする際には、特に意識した方が良いポイントです。
レビューはお互いに信頼関係があり、尊敬しあっていることが前提ですが、どうしてもレビュアーの意見が正しい、優位であるとレビューイは感じてしまいます。
「〇〇の部分は××にした方がいい」とだけテキストで送ると、コンテキストや温度感が伝わらず、レビューイは不信感を覚えてしまいます。
なぜ修正すべきなのか?どれくらいの優先度で対応すべきか?指示通りに修正しなければならないのか、他案を作成して良いのか?などといったレビューイ自身が考え、自分で決断できる余白を残した状態でのテキストが良いかもです!

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🌚 レビューイが気をつけること

📖 何をレビューしてほしいのか整理しておく
レビューしてほしいポイントが明確になっていないと、お互いにすれ違いが起き、的外れなレビューや余計な手戻りが発生してしまいます。今、確認すべき項目は何か?デザインの締め切りはいつか?特にレビューがほしいところはどこか?を整理しレビュアーに伝えるようにしましょう。確認すべき項目がうまく整理できない場合はギャレットのUX5段階モデルでいうとどの位置なのか、グラフィックデザインであれば、第何稿なのか完成度は何割なのかを考えてみると整理されるかもしれません!

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🏁 デザインの意図をなるべく言語化する
目的に沿ってデザインをしていても、人によってデザインはバラバラです。自分の中でのこだわりや、どうしてこのデザインにしたのかはある程度言語化しておくと良いかもしれません!
レビュアーは客観的な視点でデザインをレビューしています。その際に、意図を説明することでレビューイが製作したデザインを理解した上でさらにクオリティを上げるための修正事項を伝えやすくなります。意図を説明せずにレビューを受けると、アイデアが発散してしまったり、レビューイが納得した状態でデザインを行うことがしづらくなってしまいます。

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🤝 お互いに気を付けていること

🚵‍♂️ お互いに勉強し合う関係性というマインドをもつ
当たり前ですが、デザインに正解はありません。レビュアーは参考を提供することや新たな選択肢を出すこと、よりクオリティを上げるお手伝いをすることしかできません。レビューをすることでレビュアーも自分がより勉強しなければならない点を密かに発見していることもあります。
なので、レビューイは正解を出してもらおう、デザインを決めてもらうというマインドではなく自分だけでは得られないインプットを得る機会として捉えるようにしましょう。

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以上、デザインレビューの時に心がけることでした。少しでも参考になれば幸いです!

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ドリーム・アーツではデザイナーを募集しております。

2022年3月に4年制大学卒業・大学院修了・高等専門学校卒業見込みの方、ご応募お待ちしております。
(既卒でも卒業から2年以内・就業経験なしであればエントリー可能です。)