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奥深し!魂のやりとり

12月から知り合いのお誘いで高齢者さまの訪問看護をさせていただいています。(これで五つ目のお仕事です💦)

久しぶりの訪問看護。
寝たきりの方の看護をするのも10年以上ぶりです。

私はその方が今のように状態が悪くなられてから初めてお会いしたわけなので、どんなコミニケーションの取り方をすればいいのかも最初はよくわかりませんでした。

お元気な頃から知っている先輩に教わりながらお声掛けをし、うなずいていただいたり手を握っていただいたりすればいいのだなと理解したのですが、私がお声掛けをしても目を閉じてしまわれ、なかなか返答がありません。

それでも、お返事がなくても1人で話しかけながら関わっていくのは日常生活でもかなり慣れているので、たくさんお話をしながら処置をしたり手当てをしたりしていました。
(返事などなくても、私は一日中一人で話をしながら娘と過ごしていますから😅)

昨日、午前中汗ばんでいたからと介護の方が窓を開け、掛け物を1枚にして調節をされていました。
私が訪問した時は窓からの風が少し冷たく、掛け物も1枚では寒そうに感じたので、

『寒くないですか?』

と、結構本気で【お返事が欲しいモード】で話しかけました。

するとしっかり目を開けて頷いてくださるではないですか!

その後、同じく【お返事が欲しいモード】で、傷の痛みがないか、お腹の痛みがないか、など伺うと全て頷きで答えてくださいました。

あぁ、これまでの私の声かけが【お返事が欲しいモード】じゃなかったのかもしれないなぁ、きちんと【あなたを知りたい】と伝えられる聞き方ができていなかったのかも…と反省しました。

もちろん、この日はたまたま寒さを聞いてくれて嬉しかったのかもしれませんし、気分次第で返事をしたりしなかったりするものなのかもしれません。

でも、きちんとやり取りをするつもりで問いかけたり話しかけたりする。
そんな当たり前のことがちゃんとできていなかったような気がするのです。
返事がなく一人で喋るのに慣れてしまいすぎて。

ちゃんと【伝えたい】【知りたい】を伝えるお話の仕方ができていなかったのかも。

ああ、魂のやりとり、奥深い!



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