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【小説】鳥かごの外は。。。#12

かわいいな・・・

両手を上にあげて、手のひらを閉じて仰向けになった姿が、猫がじゃれようとしているように見えて、たまらなくかわいく見えた。

これだけスタイルがいい人を見たことがない。

人間どこかしらバランスが取れていないところがあるもので、アキラ自身も自分のアンバランスな体系が気に入らなかった。
高身長であるにもかかわらず短足胴長だと思っていたため、他人から足が長いと言われても、まったく嬉しくなかった。

それが、目の前の女性はプロポーションが完璧だった。
毎朝欠かさずしているジョギングのおかげだが、それにしても自分より年上の女性が、年下の男性の目の前で裸体を見せても、圧倒されるようなプロポーションだとは・・・

そろそろ自分も・・・・

アキラは自分が大好きなことをしてもらおうと思った。

こっちに・・・起き上がれるかな?

アヤは何をしたいのか呑み込めなかったが、言われるまま起き上がった。
このままでは、本当に頭がおかしくなってしまいそうで、少しほっとしたのだが、その裏腹に少し残念な気持ちもあった。

このままめちゃくちゃにしてほしい・・・

そんな思いを抱いた後、すぐ、なんてこと考えてるのだろう?と恥ずかしくなってしまった。

それにしても・・・こんなオバさんで満足してくれるのかな?
どちらかというと不安が強かった。

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