夢日記@2022/1/15

ピー、ピー、ピー

バックで車を停める音である。おれは助手席に座っていた。おれはシートを倒して横になった。寒いので、アタマにジャケットか何かをかぶった。真っ暗で何も見えない。運転席には姉ちゃんが座っている。姉ちゃん大好き~!とばかりに、頭を姉ちゃんの腰にくっ付けてみたりする(よくよく考えると位置的に無理だが)。そして、普通の道路から、農道に切り替わる所の道路側に、農道ではなく道路を向いて車を停めた。

母ちゃんが仕事終わりに、農道を近道として使って歩いてここまで来るのだという。母ちゃん、まだかな?と農道側を振り返ってみようと、まだ起き上がりもせず、そう思っただけで、姉ちゃんに「後ろを見るな」と言われた。母ちゃんは絶対来る!だから、母ちゃんを信頼すれば、後ろを見る必要はないし、そのほうが、精神力が鍛えられるのだという。。剣道か何かでもやってる人なのか。。お前は本当に姉ちゃんか?剣道じゃなくて弓道じゃなかったっけ?とかなんとか、考えていた。。

母ちゃん、まだかな、何回目かに、また、そう思ったんだけど、そこでハッと気付いた。

あぁ、そうだった。母ちゃんが来ないだけでなく、そもそもが、隣に姉ちゃんも居なかった。ここには自分しか居ない。ここは、実家から云千キロ彼方の大都会の片隅のアパートの一室。。そこで、おれは、ベッドに横になり、デニムのジャケットをアタマにかぶって寝ているのだった。母ちゃんは絶対来ると思っていたし、隣に姉ちゃんは普通に居るつもりだった。そのリアリティが本当に強くて、それが幻だったのかと思うと、涙が出て来た。大したことじゃないのかもしれない。でも、数十年後に、これは現実になる。

つづく。。

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