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本当にたいせつなもの「天使がくれた時間」より

私は幸せ者だ
私の環境はとても恵まれている


なのに自分の周りの環境に文句言ってしまったり
それに対して不満を抱いてしまったりする

1泊何万円かするホテルにお世話になって
最高のおもてなしを受けた後、
それ以下のおもてなしを受けられなくなった

一度、海外旅行をすると旅行はまって1ヶ月に1回程行ってしまうようになり、旅行するのが当たり前になった

他にいい労働環境のところがあると思うと
他のところに移りたくなった


こんなふうに自分の生活水準が一度だけでも高くなるとこれ以上下げようにも下げられなくなった
だから余計に不満や愚痴を言ってしまうのかもしれない

北海道でファームステイしてる時に出会った
オージーの子もきっとそう
他の場所でウーフしたことがあって、茅葺き屋根作りを体験させてもらったウーフが一番心に残ってるって
言ってて、それに比べて北海道で毎日雑草ぬきだと多分つまらなく感じるんだと思う
実際に寝そべって抜いてたし。。。

彼もおなじ、一度楽しい思い出が出来ると、次の所でも同じように面白い経験が出来るかもしれないと期待し
その期待より実際下がると不満になる

私は、「不満や愚痴がこぼれるのは目の前のことに感謝していない証拠」っていう文をみてから、
自分が不満を抱いた時この言葉を思い出す

きっと私もオージーの子も皆、不平不満を言う時は
感謝の心がない状態なんだと思う


ちょうど何気なく良さそうな映画を探してた時
「天使がくれた時間」を観た

ある男性が恋人を置いて自分の夢を追うためにロンドンに行き、その後見事ビジネスは成功して
自分の欲しいものは手に入る世界をつくりあげた

しかし、ロンドンに旅立つ時、
恋人は空港でNYに残って欲しいと懇願した
でも彼はそれを無視してロンドンへと向かった

ある日突然、目を覚ますと世界は一変し、その恋人と
結婚して子供達と過ごしている日々になっていた
家にはロンドンに行ったけどまたNYに戻ったと証明する航空券が残っていた
初めは不慣れな生活で、仕事も社長から小売業で働くサラリーマンになっていて、これまでと違って貧しい生活を送ることになった

彼は今まで通り手に入れたいものは入れられる
そんな贅沢な生活を送りたいと強く思っていた
だけど、妻はどれだけ貧しかろうと
愛する人と一緒に居られたらそれだけで十分と思えた

またとある日、突然元のリッチな生活に戻った
学生時代から愛する人と結婚して子供も居て
急に自分の家族と過ごす日々に一変して不満を持ったものの、いざ元の現実世界に戻ると妻も子供もおらず
独りでビジネスをやって行くだけの生活になった


そして、彼は現実世界に戻って気づいたのである

現実世界ではビジネス成功に伴い、リッチになって
手に入れたいものは全て買える
でも恋人から受け取る愛や大切な子供との日々は
どれだけお金を持っていても買えないということ

そして、一度高い生活水準に慣れたらそれ以下で暮らすのに不満に思ってしまう
だけど、目の前の生活環境はいつも恵まれていて、
ただその有り難さに気づかないだけという事

夢を追うことも大切だけれど、心から愛しているのなら
恋人を選んだ方がいいということ


そして何よりどんな状況でも感謝の心は必要だという事

いま自分の目の前にあることに感謝しようと思った

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