『ヒカリ』の解釈、爆誕したよ

いやいつの曲の話してる??

と思われても仕方ないのだが、私は今、2021年に発売された関ジャニ∞の10枚目のアルバム「8BEAT」に収録されている丸山隆平さんのソロ曲『ヒカリ』について、書いている。

先に言っておくと、

曲の解釈だけを知りたい方にはめちゃくちゃ不親切な文章となっております。

あくまでも ※私にとって※ 衝撃的な解釈が ※私にとって※ 爆誕した時のことを書いた日記…というか長めのツイートみたいなものです。先に同じ解釈がどこかに存在してないか、とかも調べてないです。諸々ご了承を。

私のことを簡単に言っておくと、ONの横山さん出の、クロニクル落ちの丸山担です。詳細はまたの機会があれば。

さて、以下が本編となります。

 その日はジャニオタの母と久しぶりに「8BEATのソロMVが見たい」という話になり、あの袋に入った大きい盤を取り出して、再生した。

…で、

私はその日、考察厨モードに入っていた。

何を隠そう、私はもともとそういう「行間を読む」みたいなことが好きな性分なのである。これまでに何度も見ているのだがこの日もご多分に漏れず、

「9と一緒で、映像になってない歌詞があるよ~」
「これ(冒頭のシーン)はさあ~、"浜に打ち上げられてる"のよね?この男が」
「これ(黒服の人達が森の中を列になって歩いている)は、葬列でいいんやな?」
「この旗の文字が読めん…(画面ににじり寄りながら)」
「"橙の浜"ってことは、黄昏時?明け方?どっち?」
と、前に見た時既に気付いていたようなことすら、若干のドヤ顔をしながら(恥ず!)とりとめもなく、半分テレビに向かって、半分独り言として、喋っていた。

とはいえ、今回で初めて気付いたこともあった。
私「え、ここの影!クジラの形してる!!」
→青いシャツを着た丸山さんが立ち上がって窓の方へ行ったあとのカット、壁に映る影がクジラのように見える形をしている。=歌詞に出てくる"クジラ"と思っていいのではないか?

私「鉛筆を削って、書けなかったものはなんだ…あ、遺書か…?」

とか、考察家気取りでいろいろ喋りながら見ている私に相槌を打ちつつ、母も一緒に見ていた。

そんな母に、私はしてやられた。

いや、そんな大層なことではないんだけど。

それは私が「ヒカリ」視聴2周目に入った時だった。
私「これは心中しようとしたけど、男は生き残っちゃったパターンでいいんか?(自分への問いかけ)」


「そうしなきゃ、二人は一緒になれなかったんじゃない」


ハッ………


そうだね…!??!?!?!?!?!???


我が母の発言にして、「心中」という言葉にまで到達しているのに、その先ちょっと考えたら当然のようなことを言語化するに至らなかった自分を恥じた。そして「そういう状況」になる背景を想像した。またこの解釈ができるソロ曲を作った推しを思って、あまりの衝撃にガチで私は頭を抱えた。

私「なんてこと…なんてことを?!」

女は他の人と結婚させられようとしていた。だから、あの世で一緒になろうとした。

それで心中しようとして、男は生き残っちゃって…って、
私「それなんて人間失格?」

(…なぜこんなに短絡的に太宰治の『人間失格』に結び付けたのかというと、この日、丸山さんが新しいお仕事の匂わせブログを上げたもんだから、Twitterで哲学とか文学とかの話になり、ちょうど『人間失格』のことを考えていたのだ。)

そして私は自分自身を恥じた。若干のドヤ顔で語っていた自分を恥じた。マジ恥の多い生涯。学生の頃の現代文の授業で、クラスメイトがめちゃくちゃ鋭い解釈をたたき出してきた時と同じ感情になった。

「それ自分で気付きたかったなあ???!!?!?!………参りました!!!!!!!!!!!!!!」


の、あの感情である。勝手に悔しくなった。
 

「他にも何かヒントが欲しい…」

と続けて、今まであんまりちゃんと見てなかったメイキングを観た。演技指導?の方の声すら一言も聞き逃すまいと観た。

「なんか、わざと手を黒くしてない?」


それはメイクさん?に、手の甲に何かを塗られているシーンのことだ。そこに関しては、この日MVを見た時から若干の違和感があった。顔と明らかに手の甲の色が違うから。なんだろうなあ…と思うも、一旦置いとて、続きを見る。
そして出た結論がある。

「う~~ん・・・・・・・・・・・・・・・・・丸山さん、イケメンだなあ!!!!!」


オタク、結局そこである。


ちょっとだけ悔しいのを隠しながら、
私「まあさ、いろんな解釈ができるから楽しいんだよね!」
母「そうそう!」
とかいう会話をして、他のMVを見て、私は先に風呂に入った。


 で、一旦この話は終わったはずだった。



風呂を上がってTwitterをしているところに、続けて風呂に入った母がやってくる。
「あのさあ…」


なんだ、ちょっと深刻そうな口調だな?と思ったのも束の間、母がとんでもない解釈を提示してきた。


「あのさあ…手を汚すって」





手  を  汚  す




・・・・・・・・・・・・・・・・・・



嗚呼、その表現を先に聞いていたら、私もその考察に自力で到達できたかもしれなかったのに。


その先を私が言う前に母が続ける。


「人を○した時よね?」
「それだ~~~~~!!!!!!
・・・・・・・って、なんてことを!???!?!?」

母「だって…心臓がとまる そのときを 唄う って」
私「うわあああ言ってる」


そんな、そんな・・・・・・・・・・・・・・・・

そんなことある???????????????????????!??????


それじゃあ…これって先に逝った女の後追いの話じゃなくて・・・・・・・・・・・・



一気に、この歌の中の「男」に向ける視線が変わってきてしまった。




母「もう寝るけど…」
私「イヤ寝れんて!!!!!!
  …もう今、コククジラのこと調べてる」
母「だと思った、先寝るわ」


コククジラについて調べて、「海岸に打ち上げられたクジラの死骸には近づかない方がいい」という知識を得た。ちょっとショッキングな画が出てきたので、理由が気になる方は自己責任で調べてもろて。

あと色は灰色~青色ということで、やっぱり青いシャツを着ているあの丸山さん≒クジラ ということでいいんかな、と思った。でももうなんか、それもそこまでの功績に感じられなかった。オカンの解釈がつよすぎて。


「…あとさ、」

もう寝る、と言ったわりに私の部屋の前で喋り続ける母。

「狐の嫁入りを連想しない?

ってか正式な意味ってなんだっけ?」

という母の言葉で、狐の嫁入りについても調べた。ちなみにあの葬列のシーンのことである。


まあ、大体はお天気雨のことだった。だがもちろん、本当に狐が結婚する時のこと、というのも出てきた。

母「じゃああれ、

狐だったんかな」



私「…(今まで散々心中だのなんだの言ってたのに)イヤ唐突にファンタジー!唐突に愉快!!

母「愉快な解釈があってもいいじゃない」
私「そうね…」
あまりにも物騒な解釈しかなかったもんね…

…ということで私は今、『ヒカリ』を無限リピートしながらこれを書いている。

で、そんな勢いのままの文章に加筆修正を加えて、いまここに公開している。
この、「ヒカリ」という曲の解釈だけ読みたい人には圧倒的に不親切なブログを、読んでいただきありがとうございました。


PS.
寝る前の母「これさあ…シゲに解釈聴きたいね」

シゲ とは、丸山隆平さんの親友でもあるNEWSの加藤シゲアキさんのことである。小説家のあの人、美貌と引き換えに神に運動神経を奪われたあの人のことである。クセつよソロ曲を生み出していることでもおなじみの…長くなるのでシゲの話はまた今度。とにかくこういうのが好きそうなので、ここで名前が出たのである。
そう、私たち親子は二人して、加藤シゲアキ担でもある。

私「シゲのラジオに送ってみるかあ~」
シゲは自分のソロについても、あまり多くを語らない。見る人の解釈に委ねられるのがオチだろう。でもそんな彼が親友の作品をどう解釈するのか、少し、聴いてみたいなと思った。


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