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親や兄弟にアレルギーがあると、アレルギーになりやすいですか?

アレルギー疾患の発症における遺伝的要因の関与は大きく、様々な出生コホート研究の結果からアレルギー疾患の家族歴は子どものアレルギー疾患発症のリスク因子であることが示されています。

これらの結果からアレルギーハイリスク児を「両親もしくは同胞に1人以上のアレルギー罹患者がいる児」と定義していることが多いです。

各疾患や報告などによって異なりますが、両親または同胞のいずれかにアレルギー疾患の既往がある場合、ぜん息の発症率が約2.4倍であったとの報告や、食物アレルギーの同胞を有する場合、子どもの食物アレルギーの発症率は約2.6倍出会ったとの報告もあります。

しかし、

アレルギー疾患の発症には環境要因など様々な要因が関与しており、遺伝的要因のみでアレルギー疾患が発症するわけではありません


<参考資料>

小児のアレルギー疾患保健指導の手引き

https://allergyportal.jp/wp/wp-content/themes/allergyportal/assets/pdf/tebiki-1_1.pdf

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