身元保証人は必要か?

久々にキャリア関連のことを書きます。

就職の際に要求されるのが身元保証人。
これって本当に必要なのでしょうか?

身元保証人とは、身元を保証するものではなく、「損害賠償の連帯保証人」です。
会社側の論理として「求職者に何か不祥事あった時に保証してくれる人が必要」ということです。

会社も形だけのところが大半みたいですが、そうでない場合は大変です。

中には支払い能力のある人が要求される場合もあるということで、たとえば定年退職後の人(親など)だとNGの場合があります。
そもそも求職者が40以上だと、親が死んでる場合もありますし、兄弟がいない人や疎遠の人も大いに考えられます。
実際、対象者が近くにいないとサインをもらうだけでも一苦労です。
かといって親戚や友達などには頼みづらいです。

一応、家の賃貸と同様、代行する保証会社などもあるみたいですが、あまり使いたくはないですよね。

そもそも信頼できる人を採用してるのであれば、身元保証人を立てる必要などはないはずです。
また、実際に不祥事があったとしても、当事者に補償を要求するのがほとんどのはずです。(当事者の支払能力を超えるほどの損害賠償を起こすのはまれなケース)

ちなみに欧米では従業員が起こした損害は、企業側が保険に入ってカバーするのが一般的だそうです。(身元信用保険)

就職に支障をきたす可能性がある制度は見直してほしいですね。

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