結婚式について

批判覚悟(といってもそこまで多くの人に読んでもらえるわけでもない)だけど、わたしは昨年の11月に結婚式をした。
当初4月に予定した結婚式を8月に延期し、再延期の末の決行だった。

2月下旬頃に、これは難しいのではないか?と思い、夏には落ち着くことを願い延期した。今思うと楽観的としか言えないが、その時はそう思った。当初の予定日(4月上旬)を迎えると、緊急事態宣言が発出され、毎日の光景が一変した。

なんやかんやで6月から仕事がバタバタし、ありがたいことに充実はしていた。
ただなんとなく、これで終わらない予感がしたので延期。二度目の予定日(8月頭)を迎えると、まさに第二波を迎えた。

その後、延期か中止かで悩んだ。これは昨年結婚式を考えていた人たちにとっては本当に難しい問題だったと思う。
わたしは、自分がそういう立場だったというのもあるかもしれないけれど、呼んでもらったお祝いには、自分がコロナにならない限りいつでもどこでも行くつもりだ。

ただ、いざ11月の本番間近になり、自分がホスト側となると悩みは尽きなかった。
最後まで、これで正しいのか、間違ったことをしたのではないか、自分たちだけは大丈夫と思っていると思われるだろうか、自分勝手だと思われるだろうか、悩んだ。

結果的には、やって本当によかったと思っている。参加してくれた全員にも、夫にも、家族にも、感謝しかない。
ありがたいことに、結婚式後に体調不良の連絡もなく、本当のことはわからないけど、クラスターは起きなかったようだ。

そのタイミングは、まさに今日まで続く、猛烈な第三波の入口だったと今にして思う。結婚式後の1週間で、感染者は見たことのない数字に跳ね上がっていった。

わたしたち以外にも、いろんな選択があっただろう。
本当につらい思いをしている人もいる。わたしたちのようにギリギリのタイミングで何とかできた人もいる。今も悩む人もいる。いつになるかわからないけど…という人もいる。
いろんな選択があっていいと思うし、周りにはわからない二人だけの葛藤があるはずなので、パートナーとの認識を再確認する機会にはなる。
また今回で、ブライダル業界の大変さを思った。たしかに、ぼったくりに近いのではないかと思う項目が多々ある。着替えるだけで数万とんでいく。でも、そこにはたしかに一生に一度しかない価値があったと思える経験だった。プランナーの方、当日アテンドしてくださった方々には本当に感謝している。こんな誰も想像していなかった世の中で、「結婚式」を商品にするのは大変だろう。

書きたいことがまとまらなかったけれど、わたしの気持ち。
自分たちが結婚式をできたこと、参加してくれた全員、関わってくれた結婚式場の方々、すべてに感謝しているのと同時に、
同じように悩んでいる人たちに、できるだけ後悔しない選択をしてほしいと、勝手ながら思う。

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