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#118 黄金の刻・服部金太郎物語(2024)-SEIKOの原点ここにあり

TVer 紹介文

国産初の腕時計を作り上げ《東洋の時計王》と呼ばれた 服部金太郎(西島秀俊)の一代記! 明治時代。若き金太郎(水上恒司)は洋品店の丁稚から時計商へ転身。 やがて独立し「服部時計店」として行列ができるまでに成長させるも、 予期せぬ事態に見舞われて…? 現在、あたりまえとなっている《正確な時間》の重要性に気づき、 時計商を目指した金太郎の愛と試練の物語!

放映後即note

放送直後にその感想をnoteに記すのは初めてですが、誠実さにあふれたドラマだったので思わずPCに向かってしまいました。SEIKOを起こした服部金太郎氏(西島秀俊)の誠実さと彼が生涯貫いた顧客中心主義に打たれました。先行き不透明な時代を乗り越える術を改めて認識させられました。

マーケティングの王道

服部氏の顧客ファースト主義にはドラッカーも太刀打ちできないのではないでしょうか?青年期、火事で燃え盛る職場の中、お客様から預かった時計を搔き集める様、壮年期、震災で失われたお客様の時計1500機を無償で新品と取り換えた様、もはや聖人としか言いようのない凄まじい生きざまでした。

ドラマの焦点は前半40分!

ドラマの大半が、成人後の金太郎(西島秀俊)、妻のまん(松嶋菜々子)、腕の立つ時計職人(山本耕史)、長年確執のあった弟子(濱田岳)の絡みに割かれますが、前半40分の青年期(のキャスティング)が最高に良かったです。真面目一本やりの奉公人・金太郎に水上恒司、奉公先のお嬢様に吉川愛。お互いに想いあっているのに立場の違いを乗り越えられないふたりの葛藤を含め、このふたりの清純な絡みがよく効いていました。もう少し長く見たかったです。

吉川愛推し

懐中時計が欲しくなった

2時間でまとまったTBS日曜劇場、あるいは、NHK大河ドラマ総集編というイメージのドラマでしたが、見終わった後、無性にSEIKOの懐中時計が欲しくなり、amazonで物色しています。サブリミナル効果にやられました。



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