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#73 リバース(2017)-ワケありの最終回がもたらした影響は計り知れない

TVer 紹介文

主演・藤原竜也×原作・湊かなえ。“イヤミスの女王”が描く友情×贖罪×美しき愛の物語。「夜行観覧車」「Nのために」の製作チームがおくる、こん身のヒューマンミステリー!主人公の深瀬和久を演じるのは、TBSドラマ7年ぶりの出演となる藤原竜也。抜群の演技力と唯一無二の存在感を持つ彼が、つまらないほど普通で地味な冴えない男・深瀬を演じ、新境地を切り開く。深瀬の恋人役には若手実力派女優の戸田恵梨香、ゼミ仲間に玉森裕太、小池徹平、三浦貴大、市原隼人らがそろい、物語にスパイスを加える。今回は、原作の結末後の世界も描き、ドラマオリジナルのストーリーをお届けする。

この紹介文は100点!

原作・湊かなえを含め、TBS名作金ドラ「夜行観覧車」「Nのために」を手掛けたスタッフに、藤原竜也戸田恵梨香玉森裕太小池徹平三浦貴大市原隼人門脇麦が加わったら、無双状態です。しかしながら、このキャスティングが想定外の悲劇を生むことになろうとは…

凄すぎる…

原作者がキャスティングにハマり過ぎた結果…

原作を知らない私にとって、全員が広沢(小池徹平)を殺した犯人に見えるほど、個々のワケあり人生が上手に描かれていました。その結果、原作者が登場人物全員に感情移入してしまい、展開を替えてくれとスタッフに泣きついたという噂があります。実際、最終回(第10話)に突然、「実は…」って感じで、反グレ集団が現れ、全部こいつらのせいだったと…。

本当の最終回は?

原作を読んだところ、真の最終回は第9話だったようです。広沢の死因が、広沢のために作ってやった蜂蜜入りのコーヒーによるアナフィラキーショックだったのではないかと気づき、唖然とする深瀬(藤原竜也)。あそこで終わっておけば、最強の余韻が残っていたのではないかと思うのですが、それでも毎回、ドキドキハラハラが止まらない、本格的なミステリーでした。でもやっぱり、最終回は要らんかったかなと。


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