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【31】台北の夜市


 台湾へ旅行に来る方は主に台北が多いのではないでしょうか?台北の大きさは約272km2、東京が約628km2、その半分にも満たない大きさです。そこに新北市(2053km2)や基隆市(133km2)を加えた北部での旅になると思います。
 日本の方が必ずと言っていいほど行かれるのが夜市、今回は台北の夜市をメインにご紹介したいと思います。
 夜市、夜開かれる市場ですから、当初は人が集まる場所に開かれていました。その中でもお寺の近くに、そう日本のお祭りの感覚に近い夜市もありました。今現在では観光、学生街などの一面を持ち合わせた新たなスタイルの夜市も多くあり、お寺の近くという概念は薄れてきています。
 台北で有名な夜市といえば
1、士林夜市(観光/全般)
2、饒河街夜市(観光/全般)
3,遼寧夜市(ローカル/食事)
4,寧夏夜市(観光/食事)
5,華西街夜市(観光/食事)
6,通化街夜市(ローカル/全般)
7,南機場夜市(ローカル/食事)
8,景美夜市(ローカル/食事)
9,師大夜市(学生街/全般)
10,公館夜市(学生街/全般)
*個人的感覚で分けてみました。
などが挙げられると思います。主に食事をメインに楽しむか食事と買い物を楽しむかに分けられると思います。
 どんな食事が楽しめるのかというと、台湾小吃と呼ばれる、台湾B級グルメと言った感じのグルメ。麺からご飯、炒め物、揚げ物、焼き物、などなどなんでも楽しめるのが夜市、そしてデザートももちろんあり、今では日本食も含まれ、お好み焼きやたこ焼き、串焼きなどなども見られます。日本との同異店を見つけるのも楽しいですね。
 では、台湾グルメをどんなものが楽しめるのかというと、夜市は屋台から始まった文化、お店を構えず屋台グルメをメインに、時代の変化もあり、店を構えての夜市へと変化した場所もありますが、屋台のグルメをメインに少し紹介していきたいと思います。
1,蚵仔煎
2,蚵仔麵線
3,臭豆腐
4,胡椒餅
5,羹湯(麵)
6,炒米粉/湯米粉
7,麻油雞
8,藥燉排骨
9,當歸鴨
10,滷味

牡蠣が好きな方には1、2をお勧めします。1は牡蠣(今はエビのお店も)と野菜を解き片栗粉(サツマイモ粉なども)と卵で焼いた一品。そこに甘めのタレでいただきます。2は牡蠣やもつなどが入ったあんかけの素麺、この素麺は日本の白いのとは違い、茶色い色でとても柔らかく、レンゲでいただくのが現地の食べ方、この専門店ではこの注文時にはお箸をくれませんので、ぜひ、レンゲでお楽しみください。

蚵仔煎
大腸麵線


 3は日本でも見かけるようになったのではないでしょうか。しかし、夜市には揚げたのだけではなく、串焼きにしたもの、鴨(豚)の血と煮込んだものもあるので、こちらもお勧めです。

麻辣臭豆腐
脆皮臭豆腐


 4、肉まんを壺焼きにしたといえば分かりやすいかと、餡は豚肉に味付けはたっぷりのネギに胡椒。肉汁たっぷりの餡葉見た目以上にピリッとしていて、美味。
 5、頭に具材、例えばエビや肉の練り物、イカなどがつき後に湯(スープ)かめんやビーフンがつきます。自分の好みは蝦仁羹麵、エビあんかけ麺。または魷魚羹麵でイカあんかけ麺。イカは団子とそうでない物があるのでお店で多少呼び名が違うのでお気をつけください。

蝦仁羹麵


魷魚羹麵


 6、ビーフン。焼きビーフンは日本でもお馴染みの細いビーフンなんですが、スープでのビーフンには細いのと太いのがあり、この太いのをぜひトライして欲しいです。日本では馴染みのないビーフン、あっさりとしたスープに揚げネギと台湾セロリが入っていて、これもまたレンゲで食べるのが通。

炒米粉
炒米粉


 7、8、9はどれもスープなんですが、夏には暖まり、栄養のつくスープとして有名で、7は本場の作り方は水ではなく酒で作るので、アルコールは飛んでいるとはいえ、お酒の弱い方はご注意を。そして、8、9は漢方の匂いが強く、好き嫌いの分かれる味。ですが、ハマると忘れられない味です。

當歸鴨


 10は似たさまざまな食材を食べるのと選んだ食材をその場で薬膳で茹でる二つのスタイルがあります。どちらもそれぞれの美味しさがあり、煮込まれてある方が牛の各部や野菜、大豆食材があり、お酒の供にもぴったりです。

滷味



デザートも本当に捨てられない選択。そちらは次回機会があれば、またご紹介したいと思います。

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