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Discord+SimpletimerでシンプルにTRPGオンラインセッション!

コロナ禍によりTRPGオンラインセッションが従来のオフラインセッションプレイ層にもさらに普及した今日。

今までオフラインセッション専門だったけど、これからはオンラインセッションをやってみたいと思うTRPGプレイヤー、いらっしゃるのではないでしょうか。

TRPGのオンラインセッションでは遊ぶ場合、オンラインセッションツールと呼ばれるココフォリアやユドナリウムなどのブラウザアプリが良く使われます。

TRPGは好きだけど、オンラインセッションツールは画面構成を考えないといけないからハードルが高い。

そう考えている方、いませんか?

そんなあなたのために、今日は素敵なDiscordbotと、その素敵な隠しコマンドの話をします。(bot作者に公開の旨確認済み。)

Discord-まず、必要なもの

Discordって何?という方はまずこちらからダウンロードしましょう。

テキストチャット・ボイスチャットの両方に対応したチャットツールです。ゲームを遊ぶ人にはおなじみですね。ブラウザから起動できるだけでなく、各OSにアプリが提供されています。

ダウンロードしたらまずbotを導入するサーバーを作ります。作り方は割愛。

Simpletimer-Discord上でサイコロが振れるbot

Simpletimerというbotを導入します。
こちらのbotは紗翠(じゃんまき)さんが作成されています。

こちらのtwitterモーメントを確認し、招待URLをクリックして自分のサーバーにSimpletimerを招待してください。

招待できたら「!timer」と打ってみてください。

コマンド一覧がずらずらーっと出てくるはずです。同時に4つタイマーを走らせられる、10秒ごとに表示が更新されるなど、タイマーとして結構な高機能です。

!dice modeコマンドでダイスボットをBCDiceに変更

ところでこのbot、隠しコマンドがあります、

!dice mode

と打つことにより、なんと振るダイスを通常の物からBCDiceへと変更することができます。

discordでBCdice振ってみた

BCDiceとは日本のほとんどのオンラインセッションツールで採用されているダイスボット(プログラム)であり、遊ぶシステムさえ設定すれば、あとはコマンドを入力するだけでダブルクロスのような複雑なダイス操作も一発でやってくれるという優れもののダイスボットです。

!dice info と入れるとダイスの使い方が出てきます。

この時点で3d6や5b6(バラバラロール/出目を合計せずばらばらに表示)といった、システムごとに依存しないダイスを振ることができます。

!dice botコマンドで遊ぶTRPGシステムを設定

次に遊ぶシステムを設定しましょう。システムを設定するには

!dice bot

と入力します。

discordでBCdice振ってみた2

このようにダイスボットを選択する画面が出てきます。「←」ボタン、および右下赤枠で囲った「→」ボタンで画面に表示されているTRPGシステムが切り替わるので(あいうえお順に並んでます)、遊びたいシステムが出てくるまで「←」「→」ボタンを押して画面を切り替えましょう。

今回は「クトゥルフ神話TRPG」を選択します。

discordでBCdice振ってみた3

画面を数回切り替えて出てきました、クトゥルフ神話TRPG。対応するリアクションボタン(今回は7)を押すことにより、ダイスボットの判定システムがクトゥルフ神話TRPGに切り替わります。

discordでBCdice振ってみた4

メッセージが切り替わり、クトゥルフ神話TRPGに判定システムが切り替わったことが示されます。

この時、下に「?」ボタンがリアクションとして出てきます。これをクリックすると画像下部のようなヘルプ画面が出てきます。

実際に振ってみる

では、ダイスを振ってみましょう。

!ccb<=70と入力してみます。100面サイコロ(ダイス)を振って、70以下の目が出たら成功です。※一般的なオンラインセッションツールと違い、先頭の「!」を必ず入力しないといけません

discordでBCdice1

今回は67でぎりぎり成功でした。

グラフィカルなオンラインセッションツールがなくても、オンラインセッションはできる!

このように、ココフォリアやユドナリウムといったオンラインセッションツールを使用しなくても、Discordだけで手軽にTRPGを遊ぶことができます。

コロナでオフラインのTRPGセッションができない、オンラインセッションは準備が多くて苦手、でもTRPGは遊びたい、GMをしたい…という皆様、一度導入を検討してはいかがでしょうか。

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