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『イクサラン:失われし洞窟』EDH視点カード評価

『イクサラン:失われし洞窟』のカードプレビューが出揃ったとの事で、いつものカード評価です。
ついこの前『ドクター・フー』の記事を書いたと思ったらもう全カードプレビューが完了していた……。


1・カードリスト・リリースノート

・カードリスト


・リリースノート

https://mtg-jp.com/img_sys/common/JP_MTGLCI_ReleaseNotes_20231102_1108.pdf


2・カード評価

☆白

・不屈の解体者

対戦相手のアーティファクトがタップ状態で出る常在型能力に加え、生け贄に捧げる事で特定のマナ総量を持つすべてのアーティファクトを破壊する起動型能力を持ったクリーチャー。

常在型能力は、タップインだけな点で《溜め込み屋のアウフ》より頼りないものの地味に面倒くさそうな妨害能力です。
破壊能力の起動は《ゴリラのシャーマン》的に重いので、現実的なのはせいぜい0~1辺りといった所でしょうか。
《波止場の恐喝者》には異様に刺さるものの、総合的に見ると2マナのヘイトベアとしては少し頼りない感じです。

しかしながら人間なので《軍団のまとめ役、ウィノータ》でワンチャンあるかも? という事で。


・失せろ

軽くてそこそこ広い対象範囲の追放除去。
デメリットとして、生け贄に捧げる事で探検を行う『地図・トークン』を2つ与えてしまいます。

地図・トークンは対戦相手へのアドバンテージとなるものの「起動するにはクリーチャーをコントロールしている必要がある」「起動にマナがかかる」「起動がソーサリータイミング限定」と地味に扱いにくいです。
《波止場の恐喝者》と一緒に使ってメリットに反転させるプレイなんかも狙えそう。

決して悪くはない性能なのですがEDHではアーティファクトも強いので、アーティファクトに触れられずにやきもきする場面が結構ありそう、とか思っています。
せっかくの追放除去なのに流行りの《一つの指輪》に触れないのが特にやきもきポイント高いですねw


・悪戯好きの子犬

戦場に出た時、任意で自軍パーマネントをバウンス出来るクリーチャー。
瞬速持ちなので除去に対応して使う事が出来ます。

3マナと少し重いですが、《祖神の使徒、テシャール》ジェネラルでは《コーの空漁師》同様にコンボパーツになれますね。
構えるには重いものの、先出ししたキーパーツを除去から守る仕事があるのは《空漁師》にはない利点ですね。
回収能力の使用も任意なので、瞬速と合わせて自ターン直前にキャストし、マナに余裕を持った状態でコンボスタート、とか出来たら気持ちよさそうw


・救いの手

サイクリングを失った白い《発掘》。

《発掘》もそんなに使われているカードではないため、このカードもパワー自体は言わずもがな。
しかしながら、これが白いカードである事には価値があります。

昨今の低マナ域のクリーチャーはどんどん強くなっていますし、黒くないデッキで《波止場の恐喝者》や《イーオスのレインジャー長》や《呪文探求者》なんかを使い回すのに使われるかも知れません。


・薄暮薔薇の聖遺

追加コストとしてアーティファクトやクリーチャーを生け贄に捧げる必要があるものの、1マナと非常に軽いマナで使える《ポータブル・ホール》的な除去カード。

《ポータブル・ホール》よりは対象と出来るカードタイプの数こそ少ないものの、マナ総量の制限なくクリーチャーとアーティファクトを除去する事ができ、護法能力によって除去されたカードの救出も少し面倒になっている点で優れています。

展開の一環として、雑に扱えるトークンを楽にばらまけるデッキでは採用を検討しても良さそうです。


・青銅嘴の餌あさり

《命運の掌握》と同様の能力を持ったクリーチャー。
マナが余っているなら追放しているカードを『消化』して、除去され取り戻される事を防止できます。

4マナと元祖より少し重く、さらには除去されやすいクリーチャーであるため単純に使うだけでは少し頼りないかも知れません。
しかしながらクリーチャーである点はサーチしやすいというメリットもありますし、取り回しは悪いですが『消化』能力が一応の保険となってくれます。《浄火の戦術家、デリーヴィー》のようなデッキでは戦闘できるという点がメリットして働く事もあるでしょう。

クリーチャー軸の白緑デッキなら、サーチしやすい除去枠として結構需要はありそうです。


☆青

・ティシャーナの潮縛り

(概ね)《もみ消し》持ちの瞬速クリーチャー。
3マナと重たいですが、いくつかのタイプのパーマネントの能力を打ち消した際、自身が戦場にいる限りそのパーマネントの能力を失わせ続ける能力も持っています。

今流行りの《一つの指輪》に刺さりますし、ジェネラルは能力が活かされる事を前提として選ばれている事が多いので、嵌れば対戦相手を機能不全にする事が出来そうです。

ただ、やはり3マナが重すぎます。しかも除去一発でせっかく封印したパーマネントも解放されてしまいますし。
そもそも後ろ向き気味な能力が個人的にはEDHに噛み合いにくいと考えているので、個人的にはさらに評価が厳しめになってしまっています。(《敵対工作員》に前評判ほどには期待出来なそうと感じたのと同じ理論)

あと、エンチャントが止められないのが惜しかった。
《リスティックの研究》や《息詰まる徴税》も封印出来たらもう少し期待できたのですが。

唯一、《精霊の魂、アニマー》なら1マナで使えるので一考の余地がありそうです。


・不屈号

令和の《タッサの二叉槍》。
6/6トランプルの機体なので、召喚酔いのクリーチャーや攻撃の通らないクリーチャーで搭乗して自分で殴りに行く事も出来ます。

さらには墓地から帰ってくる能力も持っているので破壊されてもしぶとく使い回せる……かも知れません。流石に条件厳しすぎるでしょ……。
《鋭い目の航海士、マルコム》のような海賊デッキならインクの染みじゃなくなる場面もあるかも知れませんね。


・奇怪な宝石/啓蒙の神座

久々に追加となる、《時間の大魔道士、テフェリー》の《鎖のヴェール》コンボ用マナ出し要員になれる、2マナ以上出せる軽量パーマネント。

裏面にはなんか色々凄そうな事が書いてますが、追放したカードから得た能力の起動はターン1回制限が付いているので無限コンボも狙えないですし、そもそも作成コストが非常に重いので無視で良さそうです。

一応、下の能力がマナのいらない《ブライトハースの指輪》なので《玄武岩のモノリス》や《厳かなモノリス》で無限マナは出せますね。
いつの日か、ぐだりにぐだってマナソースも墓地もじゃぶじゃぶになった時に思い出せればよいな、と思っています。


・帆凧の窃盗犯

《命運の掌握》ぽい能力を持った海賊。
対象の制限がある点と、追放ではなく宝物化である点と、自分のパーマネントも一緒に対象に取れる点が違います。……結構違うな。

各プレイヤーの邪魔なパーマネントを封印しつつ、自分の手元で腐っているクリーチャーやアーティファクトを《水蓮の花びら》に変える事が出来るという効果は、3マナのクリーチャーにしてはかなり強力です。
気持ち程度ですが護法持ちで、除去する側にとっては面倒くさそうなのも良いですね。

これだけ強力な能力を持ちながら、本体スペックが2/3飛行というのも素晴らしいです。
特に《鋭い目の航海士、マルコム》や《トレストの密偵長、エドリック》あたりでは頼れる新カードとなりそうです。


・風雲艦隊の交渉人

攻撃するたびに地図・トークン作成チャンスのあるクリーチャー。
4人対戦なら一度の誘発で2、3個はトークン生成が期待出来るでしょうか?

地図・トークンは使いにくさが目立ちますが、それでも起動が軽めのアドバンテージソースではありますし、それが毎ターン複数枚手に入るなら3マナ2/2飛行のおまけとしては十分と言えるのではないでしょうか。
自身が機能している限り、自分自身という最低限の対象があるというのも使い勝手の良さを後押ししています。

とは言え、地図・トークンは起動に1マナかかるため、軽めとはいっても枚数が重なると起動コストも結構かさみます。
また、探検のライブラリー操作能力を十全に使いたいのなら、カードを墓地に落とす事をあまり厭わないデッキの方が良いでしょう。
ある程度マナに余裕があり、墓地が肥えると嬉しいデッキ……となると使えるジェネラルは結構少なそうです。


・魅惑の悪漢、マルコム

戦闘ダメージで誘発するルーティング能力を持ったレジェンド。
その能力を繰り返した末には、捨てたカードを踏み倒して唱える事が出来るようになる能力も持っています。

2マナ2/1瞬速飛行、と取り回しの良いスペックで単純にルーターとしてもかなり使いやすいです。
特に戦闘ダメージ誘発を活かすジェネラルでは、先だって戦場に送り込まれるクリーチャーとして強力でしょう。

成立に時間はかかるが最終的に2マナのカードとしては破格のアドバンテージをもたらしうる、という点で《ヴリンの神童、ジェイス》に近い印象を受けました。
個人的にはかなり買っているカードです。


☆黒

・鸚鵡の匪賊、フランシスコ

共闘能力を持った新たな海賊レジェンド。
色違いの類似カードである《鉄面連合の略取者、ブリーチェス》《鋭い目の航海士、マルコム》と同様、海賊のダメージを条件とした誘発型能力を持っており、コイツはダメージ誘発で探検を行う事が出来ます。

《アガサの魂の大釜》+《歩行バリスタ》で(もしもトップが土地でなければ)『《バリスタ》能力でダメージ⇔《フランシスコ》で探検』とループを行う事が出来るため、無限ダメージを叩き出せるようになります。

同じく自身起点の無限コンボ持ちの海賊ジェネラルとしては《鋭い目の航海士、マルコム》がいますが、こちらと比較した場合、自身が2マナと軽く、コンボが黒単色で完結しているので共闘相手の選択肢がより広い部分は利点と言えるでしょう。

一方で、0/1であるために《マルコム》のように単体では何も仕事が出来ない点はかなり厳しい欠点です。
コンボ始動時にライブラリートップが土地だった時の保険と出来る事も考えると、他のカードや他の海賊で探検能力を誘発させるなどして+1/+1カウンターを乗せられる構築にしたい所です。

共闘相手としては、互いに能力の誘発をフォローしつつ宝物で展開力を助けてくれる《鋭い目の航海士、マルコム》か、単純にパワーがあり、コンボパーツであるアーティファクトの扱いが得意な青を固有色に持つ《トリトンの英雄、トラシオス》や《ルーデヴィックの名作、クラム》あたりが候補となるでしょうか?

なんでもいいよさんが実際にデッキを検討し詳しく解説してくださっているので、以下にリンクを貼らせていただきます。


☆赤

・ゾヨワの裁き

《混沌のねじれ》の亜種といった雰囲気の除去呪文。
元祖と違って対象がクリーチャーかアーティファクトと狭くなった代わりに、2マナと軽くなっています。
また、補填となるカードがランダムから発見Xに変わっているため、確実にカード1枚には変換されるようになりました。

対象範囲を考えると、デメリットが大きくなった代わりに効果が強力になった《削剥》と考えた方が近いかも知れません。
「大型クリーチャーも《一つの指輪》も対処したい!」という贅沢な悩みに答えてくれます。

なお、マナ総量0のカードは対象に取れないので、相手のマナを詰まらせたい時に《魔力の墓所》を除去、とかは出来ませんのでご注意を。


・叙情的創意

恐竜が攻撃するたび、その数に等しい宝物・トークンを生成する事の出来るエンチャント。
自前で恐竜・トークンの生成も可能であるため自己完結しています。(アーティファクト呪文を唱える必要がありますが)

少し悠長さはありますが、3マナの割りには悪くないペースでのマナ加速を実現してくれそうです。

事前に恐竜を準備出来るデッキなら、出したターンから宝物を生成出来るので隙も少ないので良さそう。
また、《テルカーの技師、ブルーディクラッド》と合わせるとかなりジャラジャラ出来そうです。


・骨集めのドラコサウルス

アップキープごとに大きなアドバンテージを与えてくれるクリーチャー。
2枚の衝動的ドローに加え、捲れたカードタイプによって宝物や3/1のクリーチャーが合計2つ手に入ります。

3/1クリーチャーはEDHにおけるインパクトが小さいですが、宝物・トークンは自身の衝動的ドロー能力で捲れたカードを使い切る助けになるため、非常にありがたいです。

ただ、これだけ大きなアドバンテージエンジンでも、EDHだと少々悠長さが目立ってしまいます。
5マナという重さもあって、他の同マナ域帯のドローカードと比較したばあい、ターンを2周回してようやく収支が取れたと言える程度の効率です。
《息詰まる徴税》や《聖別されたスフィンクス》のように各ターンで誘発する能力か、『戦場に出るか攻撃するたび』のような出したターンからアドバンテージ確保が期待出来る能力であれば良かったのですが……。


☆緑

・コズミュームの合流点

5マナで3マナ確保という、《金粉の水蓮》並みの効率でマナ加速が可能なカード。
モード選択呪文であるため、範囲はニッチ気味ですが除去として使える柔軟性もあります。

3マナ加速として安定して使いたいのなら4~5枚程度は洞窟がデッキに入っている必要があります。
洞窟は今回新しく加わったサブタイプという事もあり、単体でのカードパワーがEDHで十分通用しそうなカードも多くはありません。
使うのなら、投入する土地の種類に余裕のある1~2食程度のデッキとなるでしょうか?

今回特別に投入されたんだから《魂の洞窟》も黙って洞窟になっときゃ良かったんだよ(過激派)


・名もなき都市の歩哨

戦場に出るか攻撃するたび、探検を行う事の出来る地図・トークンを生成するクリーチャー。

3マナと軽めの割りに、戦場に出た時点で最低限のアドバンテージ源を確保し、3/4警戒という頼れるスタッツによって攻防での活躍が期待出来ます。
総じて隙の無い、優秀なクリーチャーと言えるでしょう。
地図・トークンの微妙な使い勝手の悪さがあってこそ許された感。

高いマナレシオと地図・トークンを活かすためにも、《浄火の戦術家、デリーヴィー》や《トレストの密偵長、エドリック》、《織り手のティムナ》のような戦闘ダメージ誘発持ちのジェネラルのデッキに投入したいですね。


・翡翠光の洞窟探検家

唱える時につぎ込んだマナの分だけ探検を行うクリーチャー。

自分はまったく注目していなかったのですが、驚くべき事にこのカードの追加によって緑単色でハルクコンボが可能になったとの事なのでピックアップさせていただきます。
詳細はkysnさんによる以下の記事より。


☆多色

・マラメトの模範、クチル

自ターン中に対戦相手を《沈黙》状態に出来るレジェンド。《堂々たる撤廃者》の亜種と言っても差し支えないでしょう。
加えて、条件付きではありますが自軍の戦闘ダメージ誘発でカードを引く能力を持ちます。
総じてEDH向けの能力揃いで、強力と言えるでしょう。

《堂々たる撤廃者》と比べると1マナ重くなってしまっていますし、対戦相手への行動制限の範囲が弱まっていますが、『緑の伝説のクリーチャー』という事でより取り回しに優れています。

ドロー能力に関しても、噛み合わないデッキではインクの染みとなってしまうでしょうが、クリーチャーの強化を行えるジェネラルは案外多いです。

噛み合うデッキならば、序盤・中盤のアドバンテージ稼ぎからフィニッシュの補助まで、タイミングを問わずに活躍してくれる事になるでしょう。
まあ、逆説的に頻繁に対戦相手の除去の的になってそうではありますがw

cEDH環境でも十分採用出来そうなスペックなので、今後は頻繁に見る事になりそうです。


・権限否認

《イーオスのレインジャー長》の起動型能力がおまけとしてくっついてきた《否認》。
《風に運ばれて》や《出現領域》と組み合わせれば、フィニッシュ直前の空中戦や対戦相手への牽制から突然、安全な勝利を手に入れる事も不可能ではないでしょう。

単体で使った場合には対戦相手のアクションに対して当てて後続を封じる使い方となりますが、インスタントタイミングでの勝ち手段を持ったデッキで使った場合には厄介なカードとなります。
「対戦相手の妨害になるなら」とこれを通してしまう事には突然死のリスクが付きまとう事になるため、使われた側としては、このまま任せるか自分が余分に前に出るかで悩ましい状況になりそうです。

逆に考えると、自分で使う場合には、特に危険が無い状況でも他プレイヤーに余分な警戒をさせてしまう可能性がり、それが遠因となって敗北に繋がってしまう事もあるでしょう。

個人的には、そもそもインスタントウィン単体でも十分奇襲的なので、念には念を入れるようなこのカードは余分に思えます。
同じコストで対戦相手へのリアクションとして使うのなら、安定性のある《ドビンの拒否権》の方が良さそうな印象です。


☆アーティファクト

・恐竜の遺伝子

非常に扱いにくい墓地対策能力と、そうして追放したクリーチャー・カードのトークンを生成する事の出来る起動型能力を持ったアーティファクト。

1マナと軽くキャストはしやすいものの、墓地対策能力はマナとタップがかかる上、ソーサリータイミングかつクリーチャー・カードしか対象に取れないので非常に弱いです。

しかしながら、トークン生成能力は起動6マナと重いもののタップいらずのマナだけで何度も起動出来るため非常に強力です。
沢山宝物を出せるようになっている《波止場の恐喝者》や十分な土地が並んでいる状態での《パリンクロン》で無限トークン・無限マナが狙えます。

カード1枚で6~7マナ出すには下準備がかかるものが多いので、使うならゆっくり目のデッキとなるでしょうか?


☆土地

・捧げ物の穴

戦場に出た時に墓地のカードを追放出来る洞窟。
追放したカードを参照し、色マナを出す事が出来るようにもなります。

このカードの登場により、黒くないデッキでも《ボジューカの沼》的なカードが使えるようになりました。
主に黒を含まない緑系の土地シナジーデッキで《輪作》などから飛び出る墓地対策要員として使われる事となるでしょう。
まあ、《ボジューカの沼》自体、タップインという事もあってたまに見る程度なので、このカードも遭遇率自体は同程度のものでしょうが。

《ボジューカの沼》と比べると追放出来る枚数は少ないですが、《フェアリーの忌み者》的なテキストなので複数の墓地からカードを追放出来るのは良い点です。
多人数戦であるEDHでは元祖より強く働く場面もあるでしょう。


3・まとめ

なんだか地味強カードが多い印象です。
既存の環境でたまに見かけるようなカードに似た効果を持ちつつも独自のメリットもある、というものが多く、追加の1枚や入れ替わりの1枚になりそうなカードが多く見受けられました。

特に2マナルーター界隈に加わる《魅惑の悪漢、マルコム》、《堂々たる撤廃者》界隈に加わる《マラメトの模範、クチル》はあたりは既存の同系統のクリーチャーに比しても優秀に見えます。

また、既存カードの色違いやタイプ違いのものおもあり、これまでは固有色的に使えなかったカード・タイプ的に使いにくかったカードと似た効果のものを新たに採用出来るようになったジェネラルも少なくなさそうです。

《救いの手》《青銅嘴の餌あさり》《帆凧の窃盗犯》《捧げ物の穴》辺りがそういったカードに該当します。

一方で、新機軸となりそうなカードも何枚か見受けられました。
《翡翠光の洞窟探検家》は緑単でハルクコンボを可能となった点で斬新ですし、《鸚鵡の匪賊、フランシスコ》は新たな共闘ジェネラル候補として弄り甲斐がありそうです。

総合的に見て、環境にそこまで大きな変化を与えそうな程のカードはないながらも、広く薄くパワーのあるカードを環境に提供出来ているように感じました。
個人的には良セットだったなー、と思います。


それでは次の新セットで……とか思ってたんですが、そういえば指輪物語のホリデーカードがあったのをすっかり忘れてました。
ちゃんと強カードもあるので、完全に周回遅れの遅刻ですが後で書こうと思います。休息が来ない。


4・大会告知

タイミングよく、この記事を上げた週末にEDH大会を開くので合わせて宣伝させてもらいます。
11/25(土)にお時間が合ったのならば、岩手県一関市近郊のプレイヤーを中心に参加してくいただければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。


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