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バイクに乗っていて好きな瞬間(3)

これも、私が何度か行ったことがある、バイクに乗っていて好きな瞬間を感じることのできる場所の話だ。

場所は長崎県松浦市、国道204号線沿いの「ぎぎが浜入口」バス停の近くだ。ここを東側から西側に向かうと、狭かった視界が急に開け、正面には海が見える。そんな視界の急激な変化を楽しめる場所だ。
どうやってこの場所を見付けたかというと答えは単純だ。この国道は長崎県の九州本島内で一番北を通っている。用が無いのに偶然通るはずも無い。そう、以前投稿した、「九州本島から陸路で行ける一番西の場所」を訪れようとした際の副産物だ。この場所は平戸大橋と北緯がほぼ同じで、平戸島へ国道でアクセスする場合は佐世保経由で行くかこの場所を通るかの2択になる。

ここを初めに通った時の衝撃は忘れられない。その瞬間のこの空間を切り取って保存したいぐらいで、通常のツーリングではなかなか休憩を取らない私でさえ、少し先のコンビニで停まって現在地を確認し、このお気に入りの場所を記憶した程だった。だが、その時は先を急いでいたため、写真までは取らなかった。冒頭の写真はリベンジした際に撮影したものだ。ただ、その時は交通量が少ないのを確認してバイクのエンジンを切り、慌てて撮影したために左下に手袋をつけた指でも入ったのかピンボケしてしまっている。撮影を済ませるとすぐに支度して再出発したので、写真の出来も確認出来ていなかったのが悔やまれる。

だが、ここまで書いておいてなんだが、やはりこの場所の良さは実際にバイクでこの場所を訪れて体感して欲しい。晴天の下、一気に開ける視界。私にとってのバイクの楽しみは、その瞬間にある。