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【FF14】LH級零式感想 〜初ヒーラーで初零式の友人と野良攻略編〜

はじめに

今回はFF14のLH級零式についての振り返り記事です。
結果から言うと、野良攻略で初週踏破(リセ日に滑り込み)という結果でした。

日出の後のノックバックで落下死して顔面蒼白になりましたがギリ行けました……

初めてレイドでヒーラーを使ったり初零式の友人と一緒に攻略するといった形で自分としても新しい挑戦がありましたので、その辺りも含めてレイドの感想を書いていこうと思います。


私のレイド歴

私の暁月のレイド実績は以下のような感じです。

辺獄:実装時未プレイ
煉獄:5週目踏破(黒魔道士、野良PT)
天獄:3周目踏破(召喚士、野良PT)
絶竜詩:パッチ6.5でクリア(黒魔道士、固定PT)
絶オメガ:パッチ6.5でクリア(召喚士、固定PT)

自分では特別上手くも下手でもないと思っていますが、これくらいの実績のプレイヤーの感想であることを念頭に置いていただければと思います。

過去に絶の感想も書いています。

友人の引率役としてLH級零式へ

FF14のレイドに関して、個人的には暁月絶2種をクリアしたところでやり切った感があり、4月頃の時点では7.0の零式をプレイする意欲はありませんでした。
そんな時に友人から「黄金で現行零式をやってみたい」と言われ(それまで友人は未経験)、私も一緒にプレイすることにしました。

体制としては野良攻略で、2人で通話しながら一緒に募集したり他のPTに入ってプレイしました。
私は引率役として友人にアレコレ教えつつ、私としても友人のモチベーションの高さに助けられて割とWin-Winな形だったのかなと思います。
自分のゲーム経験が人の役に立つのは嬉しいですし、役割はしっかり果たしたいと思ってやる気高めにプレイできました。

初挑戦の友人に教えたこと

基本方針としては、
1.暁月末期に最低限の座学
2.黄金に入ってからは極周回などで一緒にプレイしてスキルレベルを把握
3.自分からのアドバイスはなるべく最小限で基本は聞かれたら答えるスタイル
という形でやりました。

楽しんでもらうことが一番大事だと思ったので、基本的に意識していたのは「本人の"ここまでやりたい"を叶えるためにどうすればいいか?」ということでした。
この辺りは「ストリートファイター6」でのプロのコーチング配信で見た光景を自分なりに咀嚼した考えでやっていました。
こういう場面で他のゲームの経験が活きるのは面白いですね。

一言でいうと、最初に大きな方向性を与えたらあとは見守るという感じでしょうか。
アレコレ教えすぎると本人の将来的な成長を阻害するので、「教えすぎない」というのは強く意識しました。
本人が出来ていることを一つずつ発見して褒める方が大事。
一方で本人の様子をしっかり観察して、技術的な問題に遭遇して苦しんでいる時はそれを取り除く手伝いをする……というのも大事な点です。

今回友人と一緒にプレイするのはコーチングの一種だと思って取り組みました。そのせいあってか、自分としても色々学ぶところがあって良かったです。
引用元:https://x.com/isumy_wu/status/1567060044885110784

1.座学

ノーマルとレイドの最大の違いはDPSチェックの存在です。
なので、まずは「GCD稼働率を高める」と「アビリティのリキャストを腐らせない」という部分から始めました。

要はリソースを最大化するという話ですね。
GCD2.5秒として1分に24回攻撃。10分のコンテンツなら最大240回攻撃できて、2分リキャのアビリティは5回、1分リキャのアビリティは10回。
基本的には戦闘中に使ったリソースの数が貢献度が高くなる。
これが「減点方式」と言われる理由でもありますが、とにかくこれを目指すのがスタートライン。
次にPT DPSの考え方を説明して、そこでバースト合わせの概念や全体にアドルを入れたり……という話。

「スキル回しを丸コピしろ」というよりは「原理と方針を説明してあとは論理的に考えて行けばだいたい正解にたどり着くよね」という考えでやっていました。
この辺りは人の性格によって向き不向きあると思います。

2.マテリア集めと金策

マテリア集めにはAモブツアーが良いので、黄金リリースしてから週末は朝6時に起きてツアーに参加していました。
プレイヤーが多すぎて頻繁に赤玉で操作不能になったりしましたが、そんな中でも的確に運営してくれた方々には感謝です。
零式実装日にはハイオメガマテリジャが実物+クラスター合わせて600個以上あってかなり余りました。
週末に早起きする習慣が身に着いたので、無駄ではなかったはず……

人が多すぎる……

金策(主にクラフター禁断用)については私が全部用意しても良かったのですが、友人も頑張って自分のお金を稼いでいました。
イシュガルド教皇庁の最初の雑魚を青魔道士で倒して退出してを繰り返して毎日2~3時間とか周回すると結構ギルが稼げるらしいです。
苦行過ぎて私には無理ですが、彼は暁月末期に教皇庁で2000万ギル稼いだらしいです。

3.カメラワークの重要性

友人は暁月の間にかなりしっかり練習・準備していたので、零式中に技術面で教えた点はカメラワークだけでした。
レイドの技術的な話に関して、インターネット上で話題になるのはほとんどギミックと火力、たまに軽減という印象を受けます。
しかし、適切なカメラワークも非常に重要な点なのでその辺りの認識も共有されると良いかなとは常日頃思っています。

LH級零式で具体的を挙げると、
・3層のチェーンデスマッチで鎖のついた敵を北寄りに向ける
・4層前半のエレクトロープ展開2回目の時に短デバフの処理位置についた段階でカメラをボスとAマーカーの両方を捉える形で回しておく
・4層の円輪(DN式処理)や日出などの誘導位置がシビアなギミックは大体の所定位置についたら真上から見て微調整する
といったことです。

カメラワークを工夫することで、
・カメラの余計な移動を減らせる=ギミックの判断に使える時間が増える
・動きが固定化されるので安定度が上がる
・長時間プレイしても疲れづらい
というメリットがあります。
地味ですが、こういう部分を丁寧に詰めることでギミックの成功率も上がります。

私自身、カメラワークの重要性はもともと認知していましたが、特に強く意識したのが絶竜詩の時です。
練習終了後にミスが多いギミック(特に「死刻」)について録画を見ながら反省会をしていて、その時にリーダーが指摘した内容の大半がカメラワークでした
その経験から友人のミスが多いギミックがあった時も、「カメラワークが原因かも?」と考えてアドバイスすることで安定度は上がったかなと思います。
(普段細かいことを言わない私が急に指摘したので緊張感が増しただけかもしれませんが……)

もっとも、全体通じて私がアドバイスしたのは3層で1回、4層で2回だけだったので友人はかなり基本はできていました。
その次のレベルに行くためには、気合でギミックを解く状態からシステマティックに動かすのが大事……という話でした。

使用ジョブの選定

一旦、攻略開始前の話に戻ります。

ジョブは友人が新ジョブのピクトマンサーを使いたいということで、私はキャスターではないジョブをやることにしました。
最初はある程度経験のあるタンクを考えていましたが、結果としては賢者を使用することにしました。

賢者にした理由は色々あるのですが、
・D4とH2はペア処理が一緒になるので連携しやすい
・「ヒーラーは上手い人がやるジョブ」という憧れ的なイメージがあって一度使いたかった
・3~4層あたりはBHは不足しがちなので自分がやれば募集フェーズを短くできる
・サブジョブの暗黒騎士があまり強くなさそうな印象だったので別のジョブの方が良いと思った
といったところで決めました。

自キャラの賢者のミラプリ。形から入ってモチベーションを上げる作戦……

なお、ヒーラーは暁月まで本当にやったことがなかったので結構冒険でした。
コンテンツに出してないのにレベルがカンストしていたタイプです。
「まぁ黄金アーリーから零式まで一ヶ月あるしその間に練習すれば大丈夫だろう」くらいの楽観的な態度でいきましたが、不安もあったので並行して暗黒騎士や戦士のレベル上げもしていました。

0からヒーラーを始める方法

1.賢者を選んだ理由

BHは学者と賢者がありますが、使いやすさを重視して賢者にしました。
当時は感覚で決めましたが、今考えても野良攻略では賢者が使いやすいので悪くない選択だったと思います。
全員がしっかりしているPTでは学者の方が優れていると思いますが、賢者は野良攻略では学者より安定するジョブというのが私の評価です。

具体的には、
①火力が他人に依存しない
②HP戻し性能が高くPHが機能不全気味でも自分である程度カバーできる
③MPにも余裕があるのでEプログノシス多めで安全運転できる
といった理由です。

あとは、スキル構成がシンプルでサブジョブ向きな気もします。
とはいえ、コンテンツ次第では学者の方が有利な場面はありそうなので、学者もちゃんと使えるようにはしたいですね……

2.自分流の練習法

賢者を覚えるにあたって最初にやったことは、スキルの整理ですね。
公式ジョブガイドやThe Balanceの解説を読みながらスキルを書き出して種類別に整理して、性能を数値で把握し、開発側がどういう意図でスキルを用意しているのかを理解するところから始めました。
以下が実際に私が作った表です。

賢者の使い方を整理した際のメモ(自分用なので文字数削減優先で言葉足らずな箇所もあります)

いきなりこの形になったわけではなく、作っては改良して……を繰り返す過程で理解を深めていきました。

座学の後はLv100のダンジョンや極コンテンツを周回して慣れていくという感じでした。
最初の頃はお荷物もいいところでしたが、プレイして録画を見返して……を繰り返して、極を30回くらいクリアした頃から徐々に動きが良くなっていったかなと思います。
特に極ヴァリガルマンダは全体攻撃のダメージが大きかったり、タンクへのAAのケアも求められる場面があり、練習台としては非常に良いボスでした。BGMも好きです。

ヒーラーをやって思ったこと

実際にやってみて、他のロールではできない形でPTを支えられるのはヒーラーならではの強みだと思いました。

絶竜詩固定の時、学者の人が「死んだ人をその人の散開位置で蘇生して、そこから自分の位置に走ってギミックを成功させる」ということをしていました(主に雷槍で)。
最初に見た時は度肝を抜かれましたが、その人は何回もそれを成功させていたので単なるアドリブ・神プレイというよりは「難易度が高いけれど再現性のあるテクニックらしい」という認識でした。

今回の零式でもそれを思い出して死んだ人の散開位置で蘇生を入れることで、次の8方向散開・ペア散会ギミックを成功させられたシーンが何度かありました。
自分のプレイで攻略を前に進められるのはヒーラーならではの面白さですね。

応用編として「間違った散会位置にいる人を救出でH2の場所に引っ張って、自分はその人の正しい位置に行く」という技がありますが、野良PTで救出を使って失敗するとかなり気まずいので実践する機会はありませんでした。
消化で機会があれば狙ってみようと思います。

LH級零式のコンテンツに対する感想

1.ワイプギミックが少ない

今回は「誰かがミスするとほぼ確定でワイプするギミック」が少なかった印象を受けました。
具体的には、天獄編1層のジャンブルコンボ(サイコロ)や2層のパンデモニックボンドのようなギミックです。
誰かミスすると連鎖的に死者が出て、次のギミックが処理できなくなりワイプ……と言ったやつです。
そういうギミックは攻略のストッパーになるわけですが、今回はその手のギミックが少なかったですね。
結果として、順調にフェーズ練習が進みやすい作りになっていたと思います。

実際、今までのレイドは攻略時間の少なくない部分を「誰かがミスしてワイプするのを眺めている時間」が占めていました
それによって攻略の難易度が担保されていた部分もあったわけですが、個人的にはゲームの本質的な部分ではないと感じていたので今回のような作りの方が好きです。

特に野良PTではワイプギミックが多いボスでは「ミスらないPTに出会うまでひたすらPTガチャをする」のが効率的になり、プレイヤー間のコミュニケーションは希薄になります。
他人をフォローできない以上、出来ない人がいたら話し合うよりもギブアップ投票を出す方が早いので……

今回は自分がヒーラーをやっていたのもありますが、多少ギミックが怪しい人がいても厚めにフォローすれば練習できますし、数をこなして傾向が見えてくればチャットで話し合うこともできました。
そうやって粘り強く練習・攻略を進める方がゲームとしては面白いと感じます。

一方で、あまりにも簡単に時間切れを見れてしまうとそれはそれで難易度が下がり過ぎてしまいますし、ただ死んで蘇生されていただけの人が「時間切れを見た」となるのも問題です。
どういう方法でコンテンツの難易度を担保するかは非常に難しい問題で、私が言ったような問題は開発も十分認識した上で色々な可能性を模索しているように思います。

2.キャラコンは結構必要だった

これもギミックの一種ですが、比較的キャラコンが必要な場面は結構あったかなと思います。
1層の床割れフェーズの1マス処理、2層のアラームフェロモンの気合避け、4層の円輪 (DN式) や日出のビーム誘導などですね。

この辺りの得手不得手は割と個人差があるように思います。
私は細かいキャラコンは慣れているので気にならないですが、アラームフェロモンの気合避けとかは苦手です。
2層は塔踏みとかも含めて結構アドリブ要素があって今までと少し毛色が違うコンテンツを目指して作ったように感じます。

3.新しい演出がよい

今回のクリア時のムービーで「決まったァ〜ッ!挑戦者の勝利ィ~~〜!」というセリフが流れるのが好きです。

ゲームが自分たちのクリアを祝福してくれている感じがして良い

普通、ボスが倒れる時は無言なのですが、実況があることでクリアした時の盛り上がりがいつも以上に感じられましたね。

戦闘中に関しても、3層の6分と時間切れ前でお互い同時に薬を飲む、2層でハート4つ溜まったらボスが回復するなど、今まであまりなかった面白い演出が加わっていましたね。
ボスのデザイン自体も普段以上に好評を受けているように感じます。
この辺りは開発スタッフの世代交代で新しい感性が入ってきているのかもしれませんね。

1層のブラックキャット(ヤーナ)も今までにいないタイプのミコッテで印象的です

4.DPSチェックとヒールチェック

今回はDPSチェックがかなり緩かったのが話題になりました。
通例ではX.0零式はDPSチェックが緩いのですが、今回は特に…というか史上最も緩かったのではとも言われています。

一定以上の実力で組んだ固定PTからすると歯応えが足りない印象だったろうなと思います。
野良攻略としてもやや緩いなと思いました。
とはいえ、シビアになってもそれはそれでPTガチャ地獄やジョブ選別が始まるので、厳しすぎるよりは緩すぎる方がマシです。
煉獄4層の状況は開発としてもかなりトラウマになっている気はします。
7.2零式でどうなるのでしょうか……?

傾向としてはX.2零式はDPSチェックが厳しくなりがちですが……
引用元:「万魔殿パンデモニウム零式:煉獄編4」の調整について

ただ、秒間DPSの要求値でいうと3層より4層の方が緩かったらしく、さすがにそこは明確な設計ミスと言わざるを得ないでしょう。

また、DPSチェックは緩くてもヒール軽減はすごく楽というわけではなく、ヒーラーの仕事としてはそこそこやり甲斐があったと思います。
実装パッチ後の絶とかもそうなんですが、DPSの要求値が下がってもヒーラーの仕事はそんなに変わらない……という傾向はありそうに思います。

まとめ

というわけでLH級零式の振り返りでした。
個人的には今までと違うスキルを磨くことができたので、割と満足したレイド攻略でした。

「絶エデン」にパッチ内で挑戦するかは悩んでいます。
「絶オメガ」相当の難易度だとすると、今回の零式で初週踏破といっても足切りとしては全く機能しないと思いますので、自分が挑戦するに足る実力があるのか、他のPTメンバーの実力も大丈夫か……など色々考えてしまいますね。

絶をスキップする場合は次のレイドが7.2零式ということでだいぶ先になりますが、それまでは他のゲームを楽しみつつ遊んでいければと思っています。

零式終わってたまにサブキャラのメインクエ(紅蓮編)もやってます。ララフェルはかわいい。

それでは今回の記事はこの辺りで。
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