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松山晋也 ほぼ2球種なのにエグいスタッツ【2023ドラゴンズ個人成績分析 - 19】

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個人成績分析の第19弾は、育成出身の星・松山晋也投手です。
昨シーズン前半に支配下契約を勝ち取り、その後1軍のマウンドに彗星のように現れた松山投手ですが、シーズン後半には勝ちパターンの一角を任されるまでの存在になりました。今回は松山選手がここまでの成績を残すことができた理由について探っていきたいと思います。

本記事のデータは、主にNPB公式および日刊スポーツ様から集計しています。独自集計のデータがほとんどですので、一部実際の数値とずれている場合があるかもしれませんがご容赦ください。もし見つけたら教えて頂けると助かります。



2023シーズン成績まとめ

松山投手の2023シーズン成績は以下の通りです。

松山晋也 2023シーズン主要スタッツ

Whiff%(空振り率)およびK%(奪三振率)がリーグ平均を大きく上回っています。基本的にリリーフ右腕は剛腕揃いのはずですが、その中でもかなり良い数字になっていますね。

また、BABIP(フェアゾーンに飛んだ打球のみを母数として算出した打率)が.319とリーグ平均を上回っているにもかかわらず、被打率がリーグ平均を大きくアウトパフォームしています。これは奪三振やファウルフライなど、打球が発生しないアウトが多いことを意味しており、不確定要素に左右されにくい投球ができていると言えます。したがって、同じような内容の投球を続けることができれば、2024年も安定した成績を残すことが期待できます。

球種別スタッツ

続いて、球種別のスタッツを見てみましょう。

松山晋也 球種別スタッツ

ストレートとフォークのほかにツーシーム系のボールを12球だけ投げていましたが、データが少ないため省いています。

見ての通り、ストレートもフォークもリーグ平均を大きく上回るWhiff%をマークしており、被打率や被OPSも素晴らしい数値になっています。

ゾーンチャートをだらだらと見ていく

松山投手が素晴らしい成績を残せた理由は上で述べた通り「すごい空振り取れてるし打たれても全然ヒットになってない」でたぶん終わりです(笑)ここからはピッチチャートやゾーンチャートをぼーっと眺めていく時間になります。

とりあえず球種ごとのゾーン別Whiff%をリーグ平均と比較していきます。まずはストレートから。

松山晋也 ストレート ゾーン別Whiff%
リーグリリーフ右投手平均 ストレート ゾーン別Whiff%

続いてフォーク。

松山晋也 フォーク ゾーン別Whiff%
リーグリリーフ右投手平均 フォーク ゾーン別Whiff%

松山投手のチャートは少し極端な気がしますね。もちろんリーグ平均に比べるとサンプル数がはるかに小さいので極端になるのは当然なのですが、それにしても今まで見てきた投手のチャートよりも極端な気がします。

フォークについては意外にもストライクゾーン内の空振りが少ないという結果になりました。今後も空振りを取り続けるためには、低めのボールゾーンにどれだけ投げ込めるかがポイントになりそうです。

ピンチでガンギマる男

最後に、ランナーのシチュエーション別のスタッツを見てみましょう。

松山晋也 シチュエーション別スタッツ

得点圏になるとフォークの割合が大幅に増加していますね。そして、元々低かった被打率や被OPSが、得点圏になるとさらに低下します。対ピンチ◎って感じです。本当に勝ちパターンやクローザーにふさわしいスタッツと言えます。

まとめ

ここまで読んで頂きありがとうございました。
松山投手の2023シーズンをまとめると、

  • リーグ平均以上のBABIPなのに被打率や被OPSはめっちゃ低い

  • ストレートとフォークの2球種なのにどちらもWhiff%が高く、全然打たれてない

  • フォークは低めのボールゾーンにどれだけ投げ込めるかがカギ

  • ピンチにめっちゃ強い

といったところでしょうか。

まあ普通に24シーズンも勝ちパターンの一角に入ってくるでしょう。オープン戦の途中までは8回ライデル・9回松山もあるのか?と思わせる起用が何度かありましたが、後半は普通にライデルが9回に投げていたので松山は8回が基本線になりそうですね。個人的には松山を9回に据えて、7回か8回の上位打線にまわる方でライデルをぶつける、といった起用も実は面白そうだなとか思ってましたが、実現はしなさそうですね(笑)

ドラゴンズは(攻撃力に乏しいため)リリーフの安定感が特に求められるチームだと思うので、松山投手が1年間勝ちパターンで元気に投げられるかはけっこう重要な要素だと思っています。来年は今年以上の活躍を期待したいですね。

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