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【4/20 中日2-15阪神】投手起用がおかしい

皆さんこんにちは。ドラスタ | Dragons Stats (@dragons_stats)です。
4/20 阪神戦 [甲子園] の分析記事です。

本記事のデータは、主にNPB公式および日刊スポーツ様から集計しています。独自集計のデータがほとんどですので、一部実際の数値とずれている場合があるかもしれませんがご容赦ください。もし見つけたら教えて頂けると助かります。



データ分析

大野雄大のピッチチャート(全投球プロット)

今日は苦しいマウンドになってしまいました。ボールが高めに抜けることが多く、制球がいまひとつだったでしょうか。気になるのはツーシーム(シュート)の少なさです。ツーシームの状態が悪かったのかもしれません。ウイニングショットを欠く中で阪神打線を抑えるのは容易ではありません。

大野雄大のピッチチャート(打撃結果)

ヒットの内訳はストレート2本、カットボール1本、フォーク(おそらくツーシーム)1本でした。ストレートの平均球速は141.4 km/h(最速145 km/h)で、普段よりも球速が出ていない状態でした。かなり悪いコンディションで投げていたと思われます。

勝野昌慶のピッチチャート(打撃結果)

2-10の状況でなぜか登板することになった勝ちパターン投手の勝野ですが、今日はストレートも変化球も痛打を浴びていました。ストレートの平均球速は151.6 km/hなので通常時から大きく低下しているわけではありません。ストライクゾーン率は52.5%と、それほどコントロールに苦しんでいたわけでもなさそうです。相手の勢いに飲まれた、みたいな感じでしょうか。

ところで、今日は40球も投げたので、明日の試合はリードしていたとしても勝野の登板は無いでしょう。

まったく理解できない投手起用

大野に関しては、ツーシームをほとんど投げていないこと、ストレートの平均球速が普段より大幅に低下していたことなどから、コンディション不良かと思われます。今日は間隔を空けての登板でしたが、それが合わなかったのか、もしくはケガの影響が残っているのか、検証と修正が必要です。

さて、今日の試合で本当に理解できなかったのはリリーフ投手の起用法についてです。大野が1.1回でマウンドを降りた誤算はあったものの、現在勝ちパターンの投手であるはずの勝野と松山を8点以上ビハインドの状況で登板させたのは疑問です。

百歩譲って勝野は14日以来の登板なので、調整登板の意図が含まれていたのかもしれませんが、その後さらにリードを広げられて13点ビハインドとなった状況で松山をマウンドに送ったのはまったく理解できません。あの状況でもう一人投手が必要なら、野手をマウンドに送るべきです。

今日の采配が後々影響してこないことを願いつつ、気を取り直して明日の試合は一本取り返してほしいですね。

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