空室対策に必要な智慧~4サイクルと10メソッドの話01
コラム01【イントロダクション 3人の石切りの話し】
「誰のために」、「なんのために」を考える。それが成功大家への道になる
突然ですが「3人の石切の話」をご存知でしょうか。
石を切っている3人の職人がいます。彼らに、こんな質問をしてみました。
「君は何をしているんだね?」
職人A「見ればわかるだろう。ただ石を切っているだけだよ。単純作業で嫌になる」
職人B「生活費を稼いでいるんだ。幼い子どもや家族の生活は、俺にかかっているんだよ」
職人C「大聖堂をつくっているのさ。たくさんの人が祈りを捧げにやってくる、大聖堂をね」
まったく同じ仕事をしているのにそれぞれ答えが違う。それは仕事に対する姿勢の違いを表しています。
これは賃貸経営にも通じるのではないでしょうか。市場の供給過剰は職人Aのように、「誰のために」、「なんのために」という思考をすることなく、単純作業として積み重ねてきた結果だとは思いませんか。
「ターゲット」と「コンセプト」にこだわり、笑顔と満足を追求するアパート経営を実現するには
アパートメント経営は、賃貸事業というビジネスです。けれども単に「儲かる」からではなく、「人が喜ぶ」ことで、その対価が家賃となるビジネスにしたい。
もう、アパートメント経営は不動産業ではなく、サービス業です。
ホテルは1日幾らで部屋を貸し、アパートメントは1ヶ月幾らで部屋を貸します。
これだけ供給過剰のアパートメント経営はホテルの支配人になったくらいのつもりで
入居者に対して親切な経営をしないと優良な入居者は集まりません。
そのために常に大切にしているのが「ターゲット(ペルソナ」と「コンセプト」、つまり「誰に住んでいただきたいのか」、そして「どんな暮らしをしていただきたいのか」です。
ターゲット(ペルソナ)は、単身の社会人女性。
コンセプトは、センスの良いデザイン・入居者目線で友達も誘いたくなる満足感あふれる住み心地・単身者でも安心充実のセキュリティー。
この3つを大切にすることが、「入居者の笑顔」を生み、「家主の満足」につながるのです。
「入居者の笑顔」と「家主の満足」がはっきりと見える商品、サービス、マーケットリサーチにこだわり続け「ターゲット(ペルソナ)」と「コンセプト」を大切にする。
それが僕たちの空室794隊プロジェクトの基本となる考え方です。
そのような考え方の中から、女性専用ヨーロピアンアパートメント『PRIMA』や事業再生リノベーション『DragonVintage』をおススメしています。
YO-SORO 石川龍明