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空手修行者今昔

今と昔では空手やってる人たちの意識違う。

今は自分の選んだルールの中で試合に勝っていい成績を残す。

昔は空手どころか世界すべての格闘技、流派、武道、さらに動物までを含めてすべて対戦相手。

ルールの解説とか、そのルール内でのテクニックとかを教えるのが今の空手教授法。昔、空手はひとりで稽古するものだった。自然石を割ったり、10円玉を人差し指と親指で曲げたり、滝に打たれたり、走ってくる自動車を飛び蹴りで飛び越えたり、焼いた砂利に抜き手したり。

今はセミナーで有名先生に効果的な打撃や身体の使い方のコツを教わる。昔はひとりで山籠もり。麻の苗木を植えてそれを毎日飛び越えるのであった。

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東 自分が感じたのは、向こうの連中というのは、組織とかいった制約をものすごく嫌いますよね。だから流派やルールが違っていてもどんどん同じ大会に出ますよね。それがある意味では試合に勝たせるのにプラスになっているんじゃないでしょうか。それに対して、日本というのはすべて組織単位で動くという風潮が強い国だから、そういう事をやっていると自然に浮いてしまうというところがあるんです。外人は空手だといいながらも、テコンドーの試合に出たり、マーシャルアーツの大会に出たり、こっちの感覚では無茶苦茶な事をやりますからね。こうして色々な技を盗んできて身につければ強くなるでしょうね。(本文抜粋)


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