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大人の世界は精神的な我慢で溢れている

我慢するって言葉は一般的に、大人がする精神的な我慢だと思う。
なぜなら、物欲的な物は大人になったらたいていは自分の買える反中のものしか見えてないから、我慢するというよりあきらめの境地の方が大きい気がするからだ。
子供はそんな大人の事情なんか知っちゃ事ないから、何でも欲しいと思ってねだるし、ダダこねる。
もし、親の財布に余裕があれば欲しいものをプレゼントすることもできるし行きたいところにも連れて行ってあげれる。

しかし、精神的な我慢は大人になってもあきらめの境地はやってこないし我慢がストレスとなり病む人も増えていくのではないだろうか。
一番の我慢はやはり人間関係にあると思う。
会社勤めの人間関係、ママ友関係、親子関係、親類関係など、周りにいる人には助けられることもあるけれど、人間関係の我慢することろも山ほどある。

私は小さいころからあまり自分の行動に我慢しないで生きてきた分、結婚し子供が生れてから我慢していかなければ生活できないという日常が辛かった。
自分の思った通りに時間が進まない、自分が思った通りに夫が帰ってこない、自分の思った通りの生活基準にならない、自分の思った通りの家に住めないし、自分の思った通りの食事ができない、自分の思った通りに夫が動いてくれないし、自分の思った通りにママ友関係が上手くいかない、自分の思った通りに子供は寝てくれないし、自分の思った通りに勉強もしてくれない、自分の思った通りの友達も作らないし、自分の思った通りの洋服も来てくれない、自分の思った通りに全てが上手くいかない、全て全て我慢しているのは自分で周りはそうじゃないんだ。ってずっと思っていた。

そう思えば思うほど、今考えてみればドツボにはまっていたのかもしれない。苦しい毎日を送っていた。
そんなとき、ある本を読んだ。
人間関係を良くする本だ。
なんとなく手に取った本。初めはちょっといらいらした気持ちで読んでいた。そんな風にうまくいくわけない。そんなにうまくいったら苦労しないし、世界中は幸せになってるって思った。でも、読み進めていくうちに我慢のロジックにわかり始めたのだ。

最初はぎこちないけれど、本の通りに実践してみようと思った。
何度も何度も失敗した。
感情的にもなるし、なんで私だけの我慢なのかってまたぶり返すし、あとで何度も反省したりもした。
しかし、少しずつだけど変わり始めたのだ。周りの人が!
自分に染みつくまで実践する。少しづつ少しづつ周りが変わり始める。
面白いようにわかる。
あれ??あんなに悩んでいたことが、嘘みたいに変わっていく。
それは、まぎれもなく周りが変わっていった訳ではなく、私が相手の考えと気持ちをリスペクトするということだった。

そう。自分が我慢していると思うのではなく、自分の視点を変えてみる。
それだけで世界が明るく変わったのだ。
ただ変わっただけではなく、180度人生が変化したと言ってもいいくらい変わったのだ。

我慢というもの全て、相手ではなく自分が決めていたのだった。
相手も認め自分も認め、そして自分の気持ちを伝える。
たったそれだけだった。

私の中の我慢に変わる選択肢は
相手をリスペクトする
それだけで我慢は我慢でなくなった。

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