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第6献 生かされるということ(後半)

『日本酒の人』✨

『運命の酒』に出会ってからというもの
コトあるごとに日本酒の店に行き
一晩で十数杯の日本酒を呑み
ひたすらデータを取っていました

どんな香り&味の構成に成っているか

只々日本酒を利き、書き留めたのです
初めは、それこそ『手書き』で
途中からは『さけのわ』というアプリを使って

後にこの『さけのわ』が僕の大きな支えとなるのですが、それはまた別の話…

僕のレビューは、自分が後で見返した時に
どんなニュアンスだったか『脳内再構築』出来る様に
僕だけが分かる約束事を決めた『記号』の様な文字の羅列になっています

専門的な勉強方法を知らなかったので
データを記録して『感応』を磨いたのです

酒選びの基準は『呑んだことの無い酒』で
これは今でも基本は変わりません
何故なら、一生掛けても呑み尽くせない
莫大な数の日本酒が存在するからです

それでも取り分け『旨い酒』はリピートしてしまいますけどね➰(*´∀`)

そうして2代目店長に代わった頃には
僕はすっかり

日本酒の人

になっておりました✨(*´∀`)

『それぞれの酒の良さ』✨

2代目店長は、前店長とは違い
ホール業務を保々全て、僕の好きなやり方で任せてくれていたのですが…

日本酒のオーダーを受ける時
僕は『ある思い』を抱いておりました

例えば、一杯目
『いやいや、これは濃淳だから後半がオススメなんだよぉ~』
2杯目を頼まれる時
『あぁ…それは端麗だから、さっきの酒の前に呑んで欲しかった❗』

それぞれの『酒の良さ』が死んじゃうよっ❕❕


んで、僕が取った行動は…

お客様『アレ下さい!』
僕『他に何か気になってる酒あります❔』
お客様『アレとアレかなぁ』
僕『では一杯目はアレ、2杯目はアレ、最後にアレを呑むと、どれも美味しく感じますよ✨(*´∀`)』

お客様『本当だ❕❕みんな違うけど、全部美味しい❗』
僕『でしょぉ~✨(*´∀`)』

『メニュー要らなくね?』✨

このやり方を始めて暫くすると
常連さんは『オーダー』をしなくなりました

常連さん『今日は4杯ね!』
僕『はい!(じゃ、6杯くらい考えておきますね)』
常連さん『ゴメン❗どれも旨いから、もっと呑みたくなっちゃったよ~💦組み立て壊れちゃうでしょ❔💧』
僕『アハハ、そう思って、ちゃんと考えてありますよ✨(*´∀`)』
常連さん『流石っ❕❕』

お客様は『オーダー要らず』
よって僕は『時短』
どっちもwin&win
そして何より僕は

『お客様の信頼』を勝ち取ったのです


そうです

『お客様の好みに合わせ』
『全て美味しく呑める順番を組み立て』
『僕による完全オススメのコース』

あれ❔コレって…

『メニュー要らなくね?』

『雨垂れ石を穿つ 日本酒BAR』の営業styleは
この頃完成しつつあったのです

つづく✨(*´∀`)

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