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黒川のバカヤロー

検察法の改正がこの度、見送られました。

黒川元検事長が賭け麻雀をしたことによって辞任し、国民の理解が得られなかったことが主な原因です。

もちろん、閣議決定で定年延長させたことは、三権分立の精神にも反する可能性がある行為ですし、違法賭博をすること自体も許されることではありません!

過去には蛭子能収さんなどの著名人も違法賭博で逮捕されていますが、検察の人間が賭け麻雀を、しかも、国民みんなが自粛しているときに行うなんてもってのほかです!

ただ、個人的に残念なのが、本来は国家公務員の定年を65歳まで延長するという大きな目標があったにもかかわらず、黒川さんの行為で目立たなくなってしまったことです。

今、日本の財政はかなり逼迫しています。

赤字国債の残高は約600兆円になり、国家予算は約100兆円ですから、その6倍にも膨れ上がっています。

無論、国家公務員の定年を延長すると、国家財政の負担も大きくなるのですが、それが目的ではなく、公務員の定年を65歳にするために、民間の定年も65歳にすることを促すのが本来の目的でした。

定年を伸ばすとなぜ国の財政に資するかというと、年金の支給時期を後ろにずらせるからです。

年金支給時期を65歳にするためには安定した収入がそれまであることが必要だからです。

そんな日本国民全体に与える影響が大きい法案が、たった1人の愚行のために遠のいてしまったことは残念ですし、もっと、定年延長と年金支給時期の変更にフォーカスして議論してほしかったです。

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