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水中写真に魅入られて #056     

今年最後の水中撮影は、マクロ強化練習を行いました。これまではワイド撮影を中心に練習してきましたが作品の幅を広げるためにマクロ限定撮影に行ってきました世界観が一気に変わるのでワクワクしています。

撮影機材
・OM1
・マクロレンズ60m m
・フラッシュQR1
・撮影マニュアルモード


【撮影ポイント】 
沖縄県 渡名喜島

那覇からフエリーで2時間ほどの場所にあり、HP観光案内を見ると渡名喜島は、
人口400人ほど住んでおり、国立自然公園に指定された島のようです。
キャッチフレーズに「何もしないことができる島」と紹介されてます。ある意味
究極の贅沢が出来る島ですね。
 私は何度か、このダイビングポイントに来ましたが、島に上陸したことは無く
一度は究極の贅沢を体験しに来たいです。

水中撮影では、やはりワード撮影がメインになるポイントです。
参考にワイド風景を一枚

ハナダイの群れと珊瑚、ソフトコーラルの群生
海なのに草原のような風景も撮影できる不思議なポイントです。
 あまりにも主題材料が多いため、何を撮影して良いのか分からなくなる魔のポイントでもあります。

このポイントで敢えてのマクロ撮影
多種多様な生態環境なのでマクロ撮影も素晴らしいポイントがあるはず
逆に主題の迷走から解放されるかも知れません

最初の対象は、「ハナゴンベ」という色鮮やかで口元に特徴のある小魚です。小魚は動きが速く、マクロレンズを使用して小さな被写体を撮影することは難しいです。撮影した作品を見ると、グラデーションやディテールが素晴らしく、美しい模様が民族衣装のようです。

ハナゴンべ 大きさは3cm程度

口先を見ると、微笑んでいるように見えますね。ほんわかした雰囲気がありますよね。このアングルを狙って撮るのは難しいですが、何枚も連写して素敵な一枚を見つけたいです。

「動き」がテーマの撮影練習 むずい

どっちが頭? 
縞模様と言うようです、捕食者にどっちが頭か惑わず作戦のようです
生き抜く為の工夫と言っても現代人なら服を替える事はできるけど
魚では簡単に着替えることは出来ないですし
なぜ、このように進化したのか?
たまたま、この模様の魚だけが生き残ったのか?

ヨコシマニセモチノウオ

アイドルを発見!!
フォトダイバーでは人気の被写体です

周辺に藻がありすぎて、ゴチャゴチャした背景になる
こんな時、どう撮影すべきか!!
NOアイディア

逆に背景が岩場ポイ所でしか見たことが無いので
これはこれで いいかも

嫁さんが好きなのでガンガン撮影します
臆病なのですぐに引っ込んでしまう為、警戒心を解く時間と距離感が大事です

モンツキカエルウオ

カエルウオの仲間でしょうか?
色違いとして撮影

このタイプは、隠れぎみの方が可愛い
胴体が見えると、かわいさ半減な気がする

謎の生物ウミウシを見つけました!寒くなると増えてくるようです。たくさんの種類がありますが、その生態についてはまだほとんど解明されていなとか。
今年の冬シーズンは、ウミウシの撮影に挑戦する予定です。

イボウミウシ

サンゴの中に隠れている「クダゴンベ」という生き物は、見つけても撮影が難しいです。今回は、オーバハング地形の珊瑚にいたため、中性浮力を保ちながらの撮影になり流れもあり難しかった。(体を固定できない、浮いている状態での撮影)
珊瑚は特に気を使うのでメンタルプレッシャーも大変です。
やはりピンがズレてますね、生物をとる時の基本は目にピンを合わせるべし

クダゴンベ


ヒレ淵の青色が綺麗ですねー
発光してる見たいです。
魚の色や模様には色々な意味があるのでしょうけど
単純に綺麗に見えます。 黒丸は目の擬態ですかね??

ソラスズメダイ

コバルトブルーに黄色のラインが特徴的な「セナキルススメダイ」。ダイビングでもよく見る小魚です。通常はスルーされがちな被写体ですが、以前から気になっていたので撮影してみました。撮影してみると、鱗のディテールがとても素晴らしく、青い色も美しいです。黄色とのコンビネーションが素晴らしいです。
 今回の撮影で一番素早い魚で、撮影が非常に困難でした。納得の一枚が撮れ無かった被写体でした。次回もチャレンジします。

セナキルリスズメダイ

名も分からない超マクロなウミウシを発見!!サイズは3m m程度です
小さすぎてピンを合わすのが大変!!
ウミウシは意外と動きが早く、少し目線を外すとモニターから消えます
学生時代に顕微鏡で観察した経験があると思います。あれに近いですね
小魚の方がまだ楽でした。

ウミウシ 

やったーー「ハナビラウツボ」の幼魚に遭遇 (3回目の出会い)
青が好きな私としては、心惹かれる被写体になります
気を付けながら、ガンガン撮影します。
幼魚と言え、ウツボですから距離感を間違うと大変な事になります

このクリスタルのような歯、その色彩と輪郭がただものではありません。風光明媚な喉元に広がる筋肉の美しさには、ただただ驚嘆!こんなにも鮮やかに撮影できたのは今回が初めてです。

ウツボのイメージ変えたウツボ
私のイメージは、真っ黒で厳つく、近づくことを避けたくなるような生物です。
常に警戒すべき海のギャングという印象がありました。
今でも大人のウツボには遭遇したくありません。

ハナビラウツボ


なんとポイント移動中にツバメウオの群に遭遇
ワードレンズが欲しいーーー
こんなに沢山の群で見たのは初めて
こんな時にマクロ・・・・・

マクロレンズだけど引きで撮影すれば何とかなるかもの一枚
全面青被りの写真に・・・まー仕方がないです
この距離ではフラッシュの光も届かないので

ツバメウオ


以上、マクロ撮影練習のご紹介でした
最後まで、ご覧頂きありがとうございます

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