★極道学園(507)
昨日は執筆活動を休み、port99の南部を放浪した。カフェParkには昔懐かしいレトロな喫茶店がたくさんある。その中の一軒を選び珈琲を飲んだ。カフェParkから電気バスに乗ると五分で映画Parkに到着する。
映画Parkで「スティング」を上映していたので入館した。入館料は500円で、30人くらいの観客がいた。
俺はこの映画が大好きだ。ポールニューマンが好きなのである。ロバートレッドフォードはどうでも良い。(笑)
ポールニューマンは甘いマスクだが、演技は辛口というか、けっこう渋い。西田敏行的な要素は一つもない。(笑)
俺はやはり、渋い男が好きなのかな。007ではショーン・コネリー。人生の悲哀を知り尽くしたような顔をしている。
ロジャームーアが出てきたとき俺はがっかりした。もう007は見ないよ、と。
しかし俺は勘違いしていた。ロジャームーアは十分に渋い男だったのである。彼はショーン・コネリーとは全く違うボンドを創造した。
日本の俳優では山崎努、緒形拳に強く心惹かれる。菅原文太は嫌いではないが大好きでもない。高倉健は大好きだ。彼がムショから出てきて食堂で久しぶりにビールを飲むシーンは名演技だと思う。あのシーンを見ると俺も思わずビールを飲みたくなる。
太田はブルース・リーが大好きでおそらく全作品を見ているのではないか。彼の格闘シーンを見るとかなり燃えると言っていた。
映画Businessはアメリカ人が一番得意で日本映画が世界中で流行ったという話はあまり聞かない。それは何故だろうか。サンチョウさんいわく、やはり資金力の差ではないですか、と。アメリカの経済人は映画作りにたくさんの応援をするが日本の経済人はそのような人があまりいない、と。
祇園では芸者を応援する資産家が少なくなり、止むを得ず引退する女性たちも多いと聞いた。
映画Parkの維持には多額の資金が必要だがこれはサンチョウさんやポン社長が個人的に出資することにより成り立っているのである。Park内にある多数のスタジオの映像機器は高額で資金難の若手映画関係者が自力で用意するのは無理なのだ。映画Parkはそのような「芸術家としてはかなりの才能がある、しかしお金はない」という若者たちを支援する場所なのである。
いつか映画Park内で作られた日本映画が世界中で上映され、拍手喝采、という場面を見ることができるならば、裏方の俺たちはかなりうれしい。
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