★読書愛好会(28)

夏目漱石の「二百十日」という作品、ご存知ですか?僕の本棚にあるんですが今まで一度も読んだことがなかったんです。先日、一年生男子が書評を発表したのでさっそく読んでみました。二百十日というのはだいたい九月の初旬のことです。悪天候になりやすいと言われています。

で、びっくりしたのはこの作品は、だいたい八割ぐらいが男性二人の会話なんです。延々と会話。話している内容は雑談レベルで何か高尚な哲学理論などを語るわけじゃありません。ひたすら、延々と雑談。

なんか、面白い小説だなあ、と思いました。漱石って、こういう小説も書けるんだな、と非常に感心しました。部長はこの本を読んだことがあり、「これを読むと登山がしたくなる」と述べていました。

男性二人が熊本の阿蘇山に登ろうとしたが悪天候になりいったん下山。しかしもう一回登ろうと誓い合うところでこの作品は終わります。

漱石という作家の多面性を知る上で貴重な作品だと思いましたよ。

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僕の成績は相変わらず好調です。しかし油断は禁物よ、と部長は言います。例えば英語の場合、一週間勉強しないでいると驚くほどテストの点数が悪くなるそうです。ですから英語はまるで絶えず泳いでいるマグロのように常に勉強しないといけません。部長は「英語脳の日常的稼動」と言ってました。がんばります。

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