2024年奥多摩夏合宿 記録2 7月28日
この夏合宿の1日のスケジュールを改めて解説すると、大まかに下のようになる。
4:00 起床・朝食
5:00 学習
8:00 間食
8:30 学習
12:00 ランチ・休息
15:00 学習
17:00 焚き火
18:00 夕食・シャワー・太鼓セッション
20:30 就寝
まず朝、起床の時間は4時であり、これはおそらくほとんどの人々が「早い」と感じるだろう。しかし就寝の時間帯は20時半にセットされ、これにより7時間近くの睡眠が確保される。
そして、5時から8時、8時半から12時、15時から17時に学習時間が設定され、これは合計7時間半の学習量となる。これらを30分の小休憩、3時間の休憩を経て進めていく。
また休憩時間中は川に行って遊んだり、昼寝して疲れをとったり、読書で気を休めるのもよしの自由時間である。ただし、デジタル類による休憩は基本的に行わない。
食事は朝昼晩三食に加え、学習時間中に小腹が空いた時や栄養補給のためにおにぎりやお茶、果物などが用意される。
夕食から就寝までの時間帯は、就寝準備と太鼓によるセッションが行われる。各々が太鼓を持ち、それぞれのリズム感で太鼓を叩いて夜を過ごす。
このように、1日の時間が早寝早起き、十分な学習・休憩時間と食事、川遊びや焚き火などの自然とのふれあい、太鼓のセッションによる夏合宿ならではのコミニュケーションなど、有意義な時間で溢れている。この夏合宿計10日間で、間違いなく新鮮な環境に満ち満ちた期間を体験できるはずである。
本編に入る。
今日より本格的に夏合宿が始動する。今日は焚き火の会が重なったこともあり、多くの人が珊瑚荘に訪れた。
荷物を置くと、総員で川に移動する。今日は猛暑の上に無風で、最近でも特に蒸し暑い日であった。このような日は川にでも行かなければ気が済まない。
猛暑に川は鬼に金棒。子供達は何度も何度も川に飛び込んでいた。無尽蔵の体力に、私も呆れるばかりだ。だが気持ちだけは、彼らと同じくよく分かっているつもりだ。猛暑と納涼。自然の辛さで良さを知る。川遊びとは、このように素晴らしい体験の一つである。
焚き火の会がひと段落し、合宿組以外の人たちは帰路につく。こうして、夏合宿はゆるやかにスタートする。川遊びで自然のイントネーションを貰い受け、奥多摩というものを体感して日常をスタートさせる。これは私が思う、ゆるやかなスタートの良さである。
夏合宿において食事は重要である。栄養やバランスが考えられ、過去のこれまでの合宿の経験を経て洗練された食事が出される。食事こそ行動の源であり、生活の重要な一部だと考えるからだ。そして机を出す、料理を準備する、食器を片す、こうした行動の一つ一つに、日常における重要な学びが詰まっている。
こうして激動の猛暑日は、だんだんと静まっていった。いま、私がタイピングをする横では、朝に向けて体を休める参加者がずらりと並んでいる。これからの毎日に向けて、是非ともゆっくり気力をためて欲しいものだ。
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