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おばさんだけど、シャーマンです: 龍神と私の物語

プロローグ

私は幼少期から特別な能力を持っていたみたい。見えないものが見え、聞こえないはずの声が聞こえる、そんな体質だったの。でも、それを特別なこととは思っていなかった。みんなが同じように見えていて、聞こえていると考えていたのよ。みんなが「そんな当たり前なこと、わざわざ口に出さなくてもいいでしょ」って思っているんだ、と考えていたの。だから、私だけが口が軽いから、何でもかんでもベラベラ喋っているんだって思っていた。実際、おばあちゃんによく「そんなことベラベラ喋るもんじゃないよ」って怒られていたからね。

でも、その特異な体質のために、年に数回はお祓いを受けなければ寝込んでしまうほど体調を崩すこともあったの。

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