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開業するメリット・デメリット 概論2


開業するメリット6つ

・自分のやりたい医療が実現しやすい

・勤務時間をある程度自由に設計できる

・働いた分だけ稼ぎになる

は前回の記事で紹介させていただきましたので

今回は後半戦デス。

急な移動や転居が不要

特に医局に所属する人にとって、
いつ大学から派遣(出向)されるかわからない
どこにいくのかもわからない
というのは相当な精神的負担になります。

最近は医局も人員が少なく退局者も続出する世相なので
ある程度は希望も聞いてもらえるところも多いと聞きますが、、、。

開業すればそういった悩みとは無縁になります。

ただ逆に、
一度開業してしまうと
その地域からは簡単には離れられない

という事も忘れないようにしてください。

パワーゲームに巻き込まれない

特に大学医局に所属している方には
とてもあるあるですが、
医局内のパワーゲームに巻き込まれると、
なかなかに大変です。
教授が入れ替わった途端に掃討作戦しかり
一斉にポストの総入れ替えが行われ、
それまで主要ポストにいた先輩が僻地に飛ばされる

というのも実際に何度も目にしたので
怖いなぁと本当に思いました。

市中病院であっても、
ある程度の規模になれば
診療科間の小競り合い
を経験することは珍しくないでしょう。

僕はそういうのが本当に嫌いだったので、
無用なパワーゲームには巻き込まれにくい
開業という選択肢は魅力的でした。

医師同士の人間関係の悩みがなくなる

これも同僚が多ければ多いほどアルアルですね。
そもそも医学部に在籍していた時から、
僕は同級生100人の中10人〜20人くらいとしか
まともに会話した記憶がありません。

別に自分がコミュ障だとも思いません。
単純に(自分も含め)キャラが濃いので
合う、合わないというのがはっきりしてしまうためだと
思っています。

それが同僚となると、
付き合わないというわけにはいかないのが
辛いところでした。

もちろんとても同僚に恵まれたなぁと思い出す場面も
いくつもありましたが、
すごくストレスになった時もありました。

クリニックという小さな企業を立ち上げた場合、
そういった悩みからは解放されるでしょう。
(医師会などの付き合いはあると思いますが)

いかがでしょうか?
けっこうメリットもたくさんあるので
開業を選択するのも納得です。
でも僕は今のところ開業しないという選択をしています。
それは次のデメリットを意識してのことですが、
長くなるので、箇条書きのみしておきます。

開業するデメリット7つ

・自分や家族との時間を十分に取れない(可能性が高い)
・圧倒的に不利な状況での起業であること
・ブランドが使えない
・人事関係の悩みとストレスが発生する
・地域住民から常に"監視"されるリスクがある
・圧倒的な事務仕事に追われる
・借金返済に追われる感覚

以上です。
次回以降で、また詳しく書いてみようと思いますので
楽しみに。

それでは、また。

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