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開業するメリット・デメリット 概論 1


明けましておめでとうございます。
とはいえ、
正月早々大変ショッキングな出来事が重なっていますね。

自衛隊、消防、医療関係者そして公共事業や公務に携わる
すべての方々の迅速な対応と支援に、
本当に感動しますし、頭が上がりません。


今は何もできていませんが、
状況が少し落ち着いたら
僕にできる事をやっていきたいと思います。

全然話は変わりますが、
年末に医者同士で話をしている時に、
「なんで開業しないの?」
といろんな方々から質問されました(^_^;)

確かに周りの同級生などをみても、
大きな病院で重要なポストについている人
大学で着実にキャリアを積み上げている人
以外では、
ほとんどが開業という選択肢をとっています。

確かに
開業しているやつの方が
明らかに羽振りはいい!
ですが、、、

いろいろ話を聞いていると
やっぱ今の自分の志向には
開業医は向いていないのかなぁ

と思っています。

開業するかどうか悩んだ時、ネットで検索すると
開業バンザイ!的なサイトが上位に来るため
バランスの良い情報ソースには
なかなか辿り着けません。


そこで、今回のシリーズは
若手から中年の医師にむけ、
開業という選択肢についての
僕の考えを
いろいろ見たり聞いたり経験したことも含めて
シェアしてみようと思います。
 

出来が良かったらスキ❤️をお願いしますね(^^)
(けっこうモチベになっています^^)

開業するメリット6つ

自分のやりたい医療が実現しやすい

これを理由に開業している同僚や先輩、後輩はけっこう多いです。
医師になりたての頃のモチベーションが高い人ほど
そうなのでしょうが、
現実の医療現場に長年いると
自分の理想とかけ離れてしまう感覚は
とてもよくわかります。


大きな医療機関に属することで
自分の力量以上のパワーを行使することも可能になる反面、
手の届く範囲での自分の理想の医療を展開する
というのは難しくなりますもんね。

そういう意味では、院長という小さな船の船長になれば、
航路の選択は自分で自由にできるというのはとても魅力的
ですね。

勤務時間をある程度自由に設計できる

これも勤務医にはなかなか出来ないことです。
たとえば、自宅近くに開業した同僚は
午前の診療が終わったら一旦帰宅し昼食をとり、
午後の診療に出かける

というなんとも羨ましい生活スタイルを送っている人もいます。
(奥さんは大変かもですが😅)

当直が(基本的には)ない
というのも、ありがたいですよねぇ。
人間は基本夜に働くように出来ていませんから💦

あとは土曜日を半日空ける代わりに
平日の午後を休診にしているところも多いですよね。
これも実はとてもメリットが大きいです。
平日ってどこも空いているし、
役所関係のことは基本平日でしかできませんので。

特に、別の事業を始めたりすると
関係各所にむかないといけない事が
普通のサラリーマンに比べ飛躍的に増えるのですが、
平日休みがあると、それはそれは重宝します。

働いた分だけ稼ぎになる

勤務医=サラリーマン
開業医=自営業

と考えると分かりやすいですが、
開業医は
集客、検査、自由診療、人事、経費管理など
いろんな面で最大限の利益をあげる工夫ができます。

そして、集客がしっかりできていれば、
基本的に働けば働くほど利益は伸びる。
と僕の周りの開業医は口々に言います。

逆に、サラリーマン勤務医は違います。
働いても働いても、せいぜい残業代が増える程度で
休日にアルバイトをする手もありますが、
働き方改革でそれも制限される方向。


そもそも雇用主から給与をもらうって時点で
給与を払う側の人間よりも稼げるはずはないのです。

ちょっと長くなったので今日はここまで。
次回は、

急な移動や転居が不要

パワーゲームに巻き込まれない

医師同士の人間関係の悩みがなくなる

について少しだけ解説していきます。

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