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いい先生の見つけ方(かかりつけ医 編)その2


前回の記事では、
もし僕が患者だったら
内科のかかりつけ医を
どうやってみつけるのか?

について
具体的なネット検索の方法
などを考えてみましたが、

あまりにも長大な文章になったので
今回は後半部分を
書かせていただきます💦

かなり踏み込んだ内容になっているので
有料とさせていただくことを
ご了承ください (><)

これ見てくださっている皆さんには
かかりつけの病院選びに失敗して欲しくないので
思い切ってオープンにしてみます!

ここから先に書いてあるのは
僕が個人的に編み出した病院探しの方法です。
"当たり"を引くというよりも"はずれ"を引きにくい方法
としては再現性はかなりあると考えています。

なお、
あくまで僕個人の意見を言っているだけなので、
気分を害された方がいらっしゃたらそっと閉じるように
お願いいたします(^^;)

いい先生の選び方(かかりつけ医の場合) 後編

ネット検索のコツ(つづき)

院長の特性を把握する

前回までは
自宅近くのクリニックや病院の
ホームページをチェック!
→標榜科から得られる情報は多い!

という話をしましたが、
今回はその続きです。

次にみるところは
ズバリ、

院長の名前とプロフィールです!
(あと院長ブログとかあればそれも)

なんやそれ当たり前やん?
と思うでしょうが、
これをどう読み解くかが大事だと
思っています。

特に
ホームページに院長
が趣味のブログをツラツラと書いている場合や
「このサプリが万病に効く」的な
ことが書かれているクリニックには
僕は出向かないでしょう。


それは
多分、院長のクセが強いからです(笑)。

僕は
医学知識をアップデートし続けるためには
あまり自分の持論や個性が
診療スタイルに入り込まないほうがよい

と考えています。
それは
認知バイアス(先入観)が生じやすいからです。

特に開業医の先生が
知識をアップデートするというのは
かなり大変です。

例えるなら、
国立大学医学部A判定を受けている高3の学生が
法学部の試験対策を始めるのに近いくらい
難しいです。

わかりにくいですね(^^;)

要は、
わざわざそれをやらなくても
仕事上困ることはない
からです。

なので
クセの強い院長は、
やってもやらなくてもいい
知識のアップデートよりも
独自の治療方針や診療スタイルを築くこと
に熱心な場合も多く、

これが原因で
他の医師や患者にとっては
とても扱いにくい医療機関
なってしまいます。

なので
もし自分に何か深刻な病気が見つかって
専門機関を紹介してもらうとなったときに
このクリニックから
患者さんを紹介された病院の医師はどう思うでしょうか?

あまりポジティブではないですよね💦

下手すると
まともに相手してもらえないこともあり得ます。

以前大きな病院に勤めていたときの話です。

とある個性の強いクリニックの院長
病気の診断に必要な情報の問い合わせをしたら
「必要な情報は手紙に書いただろ!!
私の治療方針にケチをつける気か?けしからん!」

と教えてもらえなかったことがあります😅

医師同士の世界は狭いので
その先生は他の基幹病院の先生の間でも
とても有名でした。

患者さんは何も悪くないのはわかっているのですが、
腫れ物を触るように近づかないようにしている
医師は多かったです。(><)


そんな病院をかかりつけにしてしまうのは
あまりにリスクが大きいと思います。

院長のプロフィールから読み解けること1

皆さんは
かかっている病院、クリニックの
先生のプロフィールをどれだけ真剣に見たことがありますか?

実は
院長のプロフィールでは
様々なことが
実は読み解けます。

例えば、
20XX年 〇〇大学医学部卒業
から、
今何年目くらいの医師なのか
がわかります。

これが若すぎても
ベテランすぎても
少し身構えてしまいます。

理由は
知識や経験が不十分である可能性があるからです。

若すぎたら経験が足りないことも
多かったりしますし、
親の後を継いでなんとなくやってるのかなと
思ったりもします。

いっぽうで
ベテランすぎる先生が最近開業したと聞くと、
あまりポジティブな理由で開業したのではない

可能性が高いなと思うし、

幅広い内科の知識のアップデートは、
よほど志の高い先生しかできない

と知っているからです。
(自戒の意味もあります)

もちろん、
そのような継続的な努力され
尊敬を集める
希有な先生もいらっしゃいますが、
出会える可能性は極めて低いでしょう(^^;)

なので大体
卒後早くて10年目~25年目
くらいであることが理想的です。

でも実際にはここを求めすぎると
候補が一つも無くなってしまう地域もある
と思うので
あくまで参考ですね😅

院長のプロフィールから読み解けること2

クリニックの院長の
プロフィールを見ていると
だいたい
20XX年 〇〇病院△△科 所属
というのが出てきます。

言わずもがなですが、
これを見たら
もともと専門としていた領域
わかります。

ここで、
あまりに専門領域に特化した機関に
属していた期間が長い

かかりつけ医に必要な
幅広い知識を得る機会はなかったのではないか?

と勘ぐったりもしてしまいます。

僕自身もそうでしたが
あまりに高度な先端医療を扱う機関
ずっと働いていると、
その領域だけで
勉強することが膨大になるので
なかなか一般的な内科の知識のアップデートをする
時間と心の余裕がなくなりがちです

理想的には
開業する少し前に
その地域の中規模〜小規模の病院で
内科として従事している先生の方が
開業のための準備をしっかりされているという
意味でも安心感があります。

どの地域の医学部を卒業して
その後勤務したかも重要です。

というのも
これまでその地域と全く縁のない
地域からの突然の開業された(落下傘開業と言います)
所では

(多くの場合、この度地元に戻りましたと書いてます)
地域の医療機関との関係ができていないことも多く
紹介していただく際に
厚遇はしてもらえないだろうな

と類推します。

どうしても医療機関というのは
村社会的な閉鎖的なところ
なので、

元々その地域の基幹病院である程度活躍していたとか
ずっと地元で勤務していた歴がある
先生の方が
紹介先の先生も顔見知りだったり
関係があって紹介したりされやすかったりする
という事実があります。

(もちろんこれは傾向というだけで、
開業前後に積極的に交流を図り
問題なくやりとりされている先生も多くいらっしゃいます)

最後に、
その地域の基幹病院に長く在籍されていた先生は
その病院に大きなパイプをもっていることが
予想されます。

なので、専門的な治療が病気が見つかった場合
その医療機関に紹介してもらえる可能性は高いです。

もちろん
今の日本では
自分で探して紹介先を指定して
紹介してもらうことは可能ですが、
やはり自分が所属していて
内情もよく知っている医療機関に紹介する方が
医師としては安心です。

自分の信頼できる先生を指名して
紹介することも可能ですしね。

(しかも指名料がタダ!!)

僕の考える
"優秀なかかりつけ医"というのは、
なんでも知っているというよりも
”ここから先は専門的な知見が必要だ!”
とすばやく見分ける能力に長けている先生

のことだと思っています。

そして
各領域に信頼できる紹介先を持っていたら
最高です。

まとめ

これまでいろいろと
ネットからわかること
僕だったらここを見るなと
思いツラツラ書いてみましたが、

以上の条件を全て満たす内科のクリニックは
僕の住んでいる地域には2つしかありませんでした
😅
(田舎ではちょっと条件が厳しすぎたか)

でも逆に
ここまで書いた条件をクリアしているクリニックが
"アタル"確率は
結構高いと思いますよ!

でもここまででわかることは
あくまで外面のことばかりなので、

医師そのものの人間性とか
コミュニケーション能力とか
クリニック・病院の雰囲気や空気感
見えてこないですし、

最終的には
実際にかかってみて
話をしてみて
フィーリングと合うか
確かめないとわかりません。

ここまで書くと
「じゃあお前がやれよ!」

という声も聞こえてきそうですが、
とっっっても大変そうなので
今のところ開業の予定はありません(笑)

それでは、また。

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