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クマ治療を受ける前に読む note

クマ治療の基本

クマ治療には対症療法と根本的治療がある

 クマ治療受ける前に、まず知っておいて欲しいことがあります。クマ治療は、大きく2つに分けられるということです。

 1つ目が、症状を改善するための「対症療法」。そして、2つ目が、クマの原因に対する「根本的治療」です。

 まず1つ目の「対症療法」の例です。「ヒアルロン酸」や「脱脂」「脂肪注入」などがあります。

 「脱脂」や「脂肪注入」が対症療法と聞くと、えっと驚く方がいます。しかし、まぎれもなく対症療法です。後でお話しますが、そもそも目の下のふくらみやボリューム不足がクマの原因ではありません。

 「ヒアルロン酸注入」は、注入すれば注入した分ボリュームが増えます。その後ヒアルロン酸の種類によって違いますが、半年〜長くて約2年でなくなっていきます。「なくなる」と言っても、最終的に少し残って安定する部分があります。この詳細は少し話がずれるため、またの機会とします。

 「脱脂」についてはその時のふくらみの具合に対して適量除去することで一時的に症状を良く見せることはできますが、後で述べる原因を取り除かずに脱脂してもまた膨らんでくることになります。

 一方、「脂肪注入」は最初に入れた分が全て残るわけではありません。入れた脂肪のうち一定部分は術後約半年までの早期に吸収されます。ボリュームがある程度安定したとき、入れた脂肪のどれくらい残っているかを「定着率」と呼びます。

 美容医療では「定着率」を上げるための様々な治療が提供されています。逆に、このことから「定着率」が「不確定要素」であることが分かります。

 その後もずっとそのままではなく、ゆっくり減っていきます。もちろんヒアルロン酸よりも脂肪注入の方が、ずっと持続は長いですが。

 例えば、ヒアルロン酸や脂肪注入で、凹みをぴったり埋めるように注入したとします。その後ボリュームが減っていくとしたら、またクマが出てくることになります。

クマの根本原因とは

 クマとは漢字で「隈」と書きます。これは道や川などが曲がって入り組んだところや奥まったところのことです。また、そのような場所にできる影のことです。

 目の下のクマの本質は、目の下が凹んで奥まり、影になっているために暗く見えることです。目の下の膨らみに目が行きがちですが、これはクマの根本原因ではありません。

 なぜ目の下が膨らんで見えるかというと、その下の凹みがそもそもの原因です。その凹みの部分には目を閉じる筋肉の眼輪筋と骨との間に強いつながりがあります。(専門用語を使っていうと、眼輪筋眼瞼部起始の上顎骨への強固な付着です。)

 その付着の強さが人によって違います。その部分のくっつき具合や引き込みの強さが強い程、クマになりやすい状態になります。つまり、凹み部分で押さえられて、目を守る脂肪(眼窩脂肪)がそこより下に行けずに前に押市出される形になります。そのために、膨らみが生じるのです。

 眼窩脂肪は、年齢とともに下がる傾向があります。この凹み部分の靭帯がもともと強いと、眼窩脂肪が靭帯より下に行けず、前に押し出されるかたちになり、膨らんでいくため年齢と共にクマが目立ってきます。同時に、凹みより下のメイラーファットも下がっていきます。そのために、段差や凹凸がより目立つことになります。

 ネガティブベクターとは、横から見たときに目の位置よりも、目の下が凹んで見える状態です。これが、クマの原因としてあげられることがあります。しかしながら、アジア人は欧米人と比較して頭が前後に短く、目や口元が前に出ています。そのため、ほとんどの日本人で少なからずこの特徴が当てはまります。その中でも、クマが目立つ人と目立たない人がいます。つまり、クマの原因の本質はネガティブベクターではないということてす。

 繰り返しますが、クマの原因は目の下の凹み部分にあります。この凹み部分で、下まぶたの脂肪(眼窩脂肪)と、頬の脂肪(メイラーファット)が分断され分かれて見えているのが原因です。

 理想的な中間面(ミッドフェイス)について考えてみます。理想的な中顔面には、涙袋部分の凹みが適度にあります。そして、涙袋とほうれい線の間に一体感があり、一つの山になっています。(私はこれを中顔面の一貫性と呼んでいます。)頬のピークが高く、もちろんほうれい線も、目立ちません。

 この理想を追求するためには、凹み部分の原因に対処する必要があります。この部分の筋肉や靭帯の付着を、クマがない人と同様に弱めることが重要です。それができれば、クマの原因を根本的に取り除けることになります。

 そのための治療法に「ハムラ法」というものがあります。ただし、同じハムラ法でも、医師によって実際の術式、手術のやり方が違います。ここでは、一般的に日本で行われている「ハムラ法」について説明しています。

 クマの根本原因は、目の下の凹み部分の筋肉や靭帯の骨への付着です。その付着や突っ張りをきちんと解除します。原因を取り除いた上で、膨らみを凹みに移動して、凹凸を同時に治療する、一石二鳥の根治的・半永続的治療法です。

 つまり、やった効果が、なくならないタイプの治療だということです。もちろん、魔法ではないので、その後老化しなくなるわけではありません。しかし、考えられる限り、医学的にも、論理的にも、実感としても優れた治療法です。

脱脂や脂肪注入のの問題点

脱脂の問題点


 脱脂は、眼窩脂肪現在の膨らみの程度に合わせて部分的に切除する施術です。凹み部分の上の膨らみを、減らしてフラットに見せる施術です。

 前にも書いたように、眼窩脂肪は年齢とともに下に落ちて来ます。そのため、ちょっとずつ膨らみが出てきて再発します。それを防ぐために多めに取る、という考えもあります。しかし、当然ですが取りすぎてしまうと凹みすぎる危険があります。

眼窩内のボリュームを減らすと結果的に眼球が落ち込む原因になります。脱脂後の目の上の凹みや目の下の凹みに対して脂肪注入で対応するためセットで提案するクリニックもありますが、目玉が落ち込むことは対策できません。

 そもそも顔全体の脂肪の量は年齢とともに減っていきます。減って、下がって行きます。できるだけ顔の脂肪、特に中顔面のボリュームは温存しておくのが良いです。この考え方が、学会などでも主流になってきています。

 また、取りすぎてしまうと、今後きちんとハムラ法でクマを根本的に治したくなった場合に修正・施術が難しくなってしまいます。なので取る場合は最小限にすべきです。

 また、クマ取り(脱脂)をきっかけに受診したところ、脂肪注入やその他の注入系治療を勧められるということもあります。

【よくあるカウンセリングのパターン】 
安価なクマ取り治療で集客
(ここでは「脱脂」とします。)

クマを治すには目の下のふくらみ部分の脂肪を取る

脂肪をとると凹みが目立つ

凹みをを膨らませる脂肪注入の併用が必要

それでも色クマは治らない

色くまを治す表面に入れる細かい脂肪注入が別で必要

そのままの注入だと定着率が悪い

定着率を上げる治療もやるべき

 つまり、膨らみを取るための脱脂をまず決意させる。その上で、脱脂のみの場合のデメリットを説明する。また、同時に解決策を提案する。理想的な中顔面にするためにはボリュームを補う必要があるというように、脂肪注入の併用をすすめるさらにそれだけでは色クマは治らないので色クマを治すための脂肪注入を勧める。このような流れです。

 この脱脂や脂肪注入に関して、そのメリットとデメリットをよく理解した上で受けるのであれば全く問題ありません。その上で、手軽に低価格で受けられるのであれば選択肢の一つとして考えても良い治療です。

 大事なことは即決しないこと。本当にクマ治療自体が必要かどうか、またその他に治療法の選択肢はないのかをよく検討することが大事です。

 このあと説明しますが、私が最も良いクマ治療と考えている、表ハムラや裏ハムラ/裏ミッドフェイスリフトと言う根本的治療が30万円〜60万円程度で行えることを覚えておくと、提案された金額が自分にとって適正かどうかの判断の目安になるかと思います。

脂肪注入の問題点


 年齢とともに失われたボリュームを補う目的で脂肪注入を行うのであればとても良い治療です。特にこめかみや額、頬などの凹みには良い適応です。

 自分の脂肪で若返ることができるのが一番のメリットです。術後多少減りはするけど、また希望すれば再注入できるので、喜ぶ人はたくさんいます。

 しかしながら、クマに対する治療としては注意が必要です。クマの根本原因である筋肉・靭帯の付着部分の凹みに対して、それをきちんと解除しないで上から注入しても上手くいかないことがあります。

 凹み部分の圧力が周りに比べて高く、膨らませたい部分が定着しにくいことがあります。そのために、定着しなかった脂肪が吸収された術後半年から一年で凹んだ感じになることがあります。

 脱脂・脂肪注入を得意とする医師は、その人の年齢や性別、脂肪の状態を見極めて対応していると言います。上手く凹み部分のみに、減る分を見越して少し多めに入れることで調整すると言うのですが、定着率を事前に予測することはほぼ不可能です。

 前にも触れましたが、定着率を高める施術を勧めているということは、不確定要素があることを認めている証拠でもあります。

なぜ短期的な仕上がりが重視されるか

 最近美容外科手術では全体的に長期的な結果よりも短期的な結果を重視するドクターが増えています。これは、施術を受ける側にとって必ずしも良いことではありません。

 術後1−3ヶ月くらいの仕上がりが最も良く、そこから多少効果が落ちて半年から一年の完成を迎えるようなやり方があります。

 ダウンタイムが短いのは良いことですが、最終的な結果が良いほうが嬉しいのではないでしょうか?

 ではなぜ、短期的な結果を重視するドクターが増えてきているのでしょうか。

 それは、医療広告ガイドラインの規制が現状届いていないSNSでの集客に問題があると考えています。

 現在、美容医療の集客はSNS特に症例写真を気軽に見ることができるインスタグラムやYou Tubeなどに偏っています。そして「術直後でこの仕上がり!」や「一ヶ月でこの仕上がり」と言った表現とともに短いダウンタイムが強調されています。

 それだけ見ると、手術直後でこれだけしか腫れてないんだ!(術後は思ったより腫れないな)、一ヶ月でここまできれいになるなら!(この後もっときれいになるな)と思ってしまいますよね。

 でも手術は全般的に、手術直後は腫れません。翌日以降で2−3日目をピークに腫れてきます。そして術後の経過についても注意が必要です。本来目指すべき、「根本的治療」であれば、術後1ヶ月よりも2ヶ月、3ヶ月、半年と仕上がりは良い状態になっていきますので、経過写真が役に立ちます。

 一方「対症療法的な治療」では、施術後のどこかのタイミングで仕上がりのピークがあって、その後は仕上がりが落ちていきます。

 例えば、脂肪注入では1-3ヶ月位までは仕上がりよりよく見えます。しかし、完成は半年以降です。時間の経過とともに仕上がりが落ちていきます。

 一時的に状態が良く見えるだけの1-3ヶ月後の症例写真は、経過写真です。良い状態の写真だけ載せて集客に使うのではなく、きちんと完成と言える半年以降のものも掲載するべきです。

脂肪注入はヒアルロン酸と同様減っていく

 ヒアルロン酸は基本的に注入時に丁度よい感じに注入します。製剤によってその後少し水分を含むことを考えて注入しますが、ここでは誤差と考えます。そうすると直後が100%で翌日以降減っていきます。ちなみに少し多めに注入することで良い状態でいられる期間がやや長くなりますが。いつかはその効果はなくなってしまいます。

 これと同じことが脂肪注入にも当てはまります。少し違う部分は持続の長さと初期の吸収、術直後の麻酔や出血の影響です。直後にちょうどよく注入したとすると、麻酔や内出血などでふくらんでいる分を考えるとすでにボリュームが足りないことになります。もちろん入れた脂肪は全て残ることはないのでさらに不足することになります。

 ではなぜそのように注入することが多いのでしょうか。一つには術直後の症例写真を使って集客をするためということがあります。

 しかし、正しい脂肪注入の術直後の形態は、目指す仕上がりよりも、むしろ膨らんで見えているべきです。

 術後は炎症による浮腫で水ぶくれ状態になります。脂肪とは別に水分でボリュームが多く見える時期があり、その後浮腫が落ち着くとともにボリュームが減っていきます。いわゆる術後の腫れです。

 術直後にちょうどよく脂肪を入れると、浮腫などでボリュームが多い時期を超えたあと比較的早期にちょうどよい状態が一度やってきます。それが大体1-3ヶ月くらいになるため、満足度調査がよく行われる術後1ヶ月から3ヶ月の時点で高評価が得られやすくなります。

 また、症例写真も早いタイミングで良いものが出せて、集客しやすいと言うメリットがあります。そのため、短期的な結果を重視するドクターが増えています。これは意図的にそうするドクターがいると同時に、短期的な結果を重視する方が見かけ上高評価となりやすい事が原因です。

 短期的な結果を重視する方が集客しやすいために、人気が出てしまいます。そのことが、誠実に長期的な結果を重視する、ドクターを集客上淘汰してしまうことにつながります。

 これを読んで下さっている皆様はぜひ正しい判断でドクターを選んで頂きたいと思います。そのために必要なことはすべてこのnoteの中に書いていますのでよく読み返して頂き、疑問点があれば遠慮なくご質問下さい。(ツイッターDM @ShibaMD_ または、匿名で質問できる質問箱にどうぞhttps://peing.net/ja/dr_ys!)

最高のクマ治療

クマの第一選択裏ハムラとは

 クマ治療の根本原因を解決する根本的治療法としてハムラ法があります。そのハムラ法を経結膜的(皮膚を切らずに瞼の裏側だけ切開)に行うものが裏ハムラ法です。この方法は皮膚切開をしないのが特徴です。

 私の術式では、目の下のクマ根本原因をしっかりと解消します。目を閉じる筋肉の眼輪筋の一部が、眼球が入っている眼窩と言う骨の凹みの下の縁(眼窩下縁)の更に少し下に強く付着している部分をしっかりと剥離します。

 ここが不十分だと正しい結果は得られません。このクマの根本原因を解除した上で、目の下の膨らみの原因の眼窩脂肪をその下の凹んでいた部分に移動して固定します。これによってクマが根本的に解消します。

表ハムラと裏ハムラどっちがいいの?

 では表ハムラと裏ハムラはどちらがより良い術式なのでしょうか。これは一概にどうと決められるものではないので私の考えを述べます。

 ちなみに結論から言うと私は皮膚切除が必要な人にもまず裏ハムラをおすすめします。理由は後でお話します。

 表ハムラのメリットは皮膚切除するので皮膚のたるみを取れるという利点があります。逆に、皮膚を取りすぎたり、創部で拘縮が起こった場合には外反と言って下眼瞼(下まぶた)があっかんべーをしたような状態になってしまうリスクがあります。

 それを避けるために眼輪筋を吊り上げて骨膜に固定するなどの対策を行いますが、それでもシワを改善できるくらいに皮膚をとる場合にはやはり外反のリスクはゼロにはなりません。

 では少量だけ皮膚を取るとどうでしょうか、傷は残るのにシワ取り効果もそれほどでとないと言う中途半端な結果になります。また、皮膚切除することで涙袋がなくなりのっぺりした不自然な下眼瞼になると言うデメリットもあります。

 皮膚切除で皮膚が足りなくなるリスクがあります。また、その下の眼輪筋を切開して筋肉によって下まぶたの内側の眼窩脂肪を押さえつける力が弱まります。それを眼輪筋の釣り上げでカバーしたとしても、シワ取りのメリットとその他のデメリットを天秤にかけたときにおそらくトントンがいいところではないかと思います。

 だとすれば切らない選択の方が良い選択と考えるのが普通かと思います。表ハムラのメリットとしては視野が十分に確保できるので、手術がやりやすいというメリットは確かにあります。ただそれは術者側の問題で受ける側の問題ではありません。技術があれば裏ハムラでもきちんと結果が出せます。

 裏ハムラのメリットは、皮膚を切らないし眼輪筋を切らないので外反のリスクはまずありません。デメリットは視野・術野に制限のある施術ですので、裏ハムラの術式に相当慣れていないと、剥離や脂肪の移動固定が不十分になり、正しい結果が出せないということになります。

 どのようなタイプの骨格の人にも十分な結果が出せるレベルになるには最低でも100例から200例くらいの経験は必要かと思います。もちろん正しい裏ハムラの症例経験の話です。

 裏ハムラのデメリットとして皮膚切除できないという人が、いますが、もし裏ハムラを行って、完成した半年のタイミングで余剰皮膚が原因のシワがあれば、皮膚のみ切除することができます。

 この場合は、眼輪筋は傷つけずに余った皮膚だけを除去します。そのため、表ハムラのように同時に眼輪筋を切ったり、脂肪を下方に移動したりしないため、取りすぎなければ外反になることはまずありません。さらにダンタイムや腫れも最小限です。つまりまず皮膚を切らずに裏ハムラをやると言うのが最善の策と言うことができます。

裏ハムラの弱点とは

 裏ハムラは脂肪注入せずにクマを根本的に治せるクマの第一選択の施術ですが、弱点があります。それは移動できる眼窩脂肪の量が限られているときに十分な結果が得られないことです。膨らみが少なく、凹みが大きいときは別のことろからボリュームを持ってくる必要があります。

裏ミッドフェイスリフト
 

 そこで【裏ミッドフェイスリフト】の出番です。裏ミッドフェイスリフトは、まず、裏ハムラの術野から剥離範囲を下方に広げます。頬骨と皮膚を繋ぐ靭帯を適度に切離して緩めます。そして、眼輪筋下脂肪やメイラーファットを持ち上げて再癒着させる施術です。つまり、眼窩脂肪のボリュームだけに頼らず中顔面全体の脂肪の位置を整えられるので、より高い治療効果が得られます。いわゆる凹み目クマにも対応できます。ほうれい線にかぶるメイラーファットが持ち上がるので、ほうれい線自体も薄くなります。

本当のクマ治療とは

 脱脂や脂肪注入はクマを改善して見えるようにする治療で根本治療ではないと考えています。凹みすぎるリスクや膨らみすぎるリスク、最初よかったけど、まただんだんクマが出てくる「再発」ということもあり得ます。

 本当のクマ治療と言うにはやはり根本的な治療である必要があります。手術で行った効果がなくならないタイプの半永続的な治療で、何より大切なのは、施術前より状態が悪化するリスクが可能な限り低いということが重要です。それらを満たす治療は現在のところ裏ハムラ、そしてその改良術式の裏ミッドフェイスリフトだけだと考えています。

クマ治療の選び方

まず考えるべきクマ治療

 まず最初に考えるべきクマ治療は、裏ハムラ/裏ミッドフェイスリフトになります。理由は、きちんと適応になる人には医学的にも論理的にも、最も優れた術式だからです。術者の技量によって適応範囲が異なりますので、十分に裏ハムラ/裏ミッドフェイスリフトの経験のあるドクターを選ぶ必要があります。


裏ハムラに脂肪注入併用は基本的に不要!

 カウンセリング時に、裏ハムラや裏ミッドフェイスリフトに脂肪注入の併用を勧められたら、必ずその場で契約したりせずに一度持ち帰り、別の医師の意見も聞くべきです。裏ハムラや裏ミッドフェイスリフトの経験が豊富な医師であれば脂肪移動術と脂肪注入とを併用することはまずありません。

 きちんと裏ハムラや裏ミッドフェイスリフトをやっている医師であれば、ほとんどの人には脂肪注入との併用は勧めません。限られた場合に併用したほうが良い人もいますが、そのときにはまず裏ハムラや裏ミッドフェイスリフトを行い、完成の半年を待ってから必要に応じて脂肪注入を検討するという方が良いです。

症例写真の見方

 クマ治療の完成は最低6ヶ月です。脂肪注入を併用しない根本治療の裏ハムラ/裏ミッドフェイスリフト/表ハムラの場合は、1ヶ月より3ヶ月、3ヶ月より6ヶ月とより良い状態になるので、短期の症例写真にも価値があります。つまり1ヶ月でもこんなにきれいになってるんだ!と言う見方が可能ということです。
 一方、これは非常に重要なので繰り返して言いますので、必ず覚えて下さい。

 「脂肪注入を行うクマ治療の完成は最低半年以降」と言うことです。

 入れた脂肪は必ず減っていきますので、脂肪注入を行っている場合の1-3ヶ月の症例写真がきれいでもそれは完成ではありません。

 完成の6ヶ月で理想的な仕上がりだとすると1-3ヶ月は少し膨らみ過ぎて不自然に見えているはずですから。

本当のクマ治療を行っているドクターの見分け方


長期的な結果が出せていることの確認が必須

 私が本当のクマ治療と考えるのは、根本的クマ治療である裏ハムラや裏ミッドフェイスリフトです。

 これらの治療はきちんと実施すれば、長期的な、結果が安定して得られます。

 そのため、技術のあるドクターなら、術後半年や1年等の長期の術後写真が載せてあるはずです。

 長期の経過で良い結果が示せているドクターが良い医師ということができます。

さいごに

 私は嘘をつかない誠実な美容医療が日本のどこでも適正価格で受けられる、そんな未来を創って行きたいと考えています。

 そのためには、治療を受ける側の皆様にもぜひご協力頂きたいことがあります。それは、肩書や広告に騙されないようにしてほしいということです。そして「短期的な結果を重視して故意にミスリードを狙う集客の上手いドクター」にも引っかからないようにして下さい。

 きちんと、正しい美容医療を行っている医師のところに診察を受けに行ってほしいです。そうすれば、良い医師だけが残っていきます。そのために必要な知識をこれからも広めていくのが私の使命だと考えています。

 お願いお願いがあります。日本のクマ治療を良くするために心を燃やし、全力で行動しています。しかし現状、限られた選択肢から治療を選び、後悔する人が後を絶ちません。そこでお願いです。脱脂も脂肪注入もしないクマ治療「裏ハムラや裏ミッドフェイスリフト」が選択できることを是非シェアして下さい!

 ツイッターのフォローもぜひ(@ShibaMD_)。私の美容医療に対する考えを日々ツイッターで発信しています。



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