リモート・AI・人類

このコロナ騒動や緊急事態宣言で色々と世の中の仕組みが変わりそうで、なんだか世間は騒いでおりますが、今後、我々はどうなるのかと考えてみました。

どなたかがブログで書いていたのですが、フランスではロックダウン(都市封鎖)は解除されたものの、緊急事態宣言下に置かれていて、オフィスへの出勤などは自粛するよう求められて、また学校も休校が続いていて授業もオンラインだそうです。で、何が起きているかと言うと、特にサラリーマンに出社拒否が出て来ていると言うお話で、外出禁止のおかげでオンラインでのミーティングは当たり前、顧客との打ち合わせや営業も全部ネットを介してやるのでわざわざ会社に行くことはねえだろ〜、って社員の方から言い出しているらしいのです。もちろん業種にもよるでしょうが、社長からは出社要請が出ているのにも関わらずです。

日本ではまず、考えられないですね。さすがフランスというか、文化の違いというか、自粛要請が出ていても社名とあらば出社する日本の社畜感が半端ない印象です。とはいえ、日本でも技術的に可能であることはもう間違い無いので、今後は「出社」という定義が変わる可能性も大きいですね。ただ、周りの勤め人からするとオンオフが難しいので、やはり会社に行く日もあったほうが良いという方もいらっしゃいます。

もっとも、日本の場合は海外に比べて通勤時間や距離が特に首都圏では非常に長い場合が多いので、その時間を他に使えるというのは良いのかもしれません。ただ、みなさんあまり話題にしませんが、今後テレワークが増えるとオフィスがいらなくなる→企業がビルから出て行く→不動産業打撃→公共交通機関打撃→地価下落(もしくは逆に値上げにより高騰?)とかってならないのでしょうか?特に、今どんどんベイエリア中心にバケモンみたいなビル建てて企業を誘致しているようなところは大丈夫なんかいな?とまあ、あまり縁はないのですが心配になります。ただ、逆に住むには環境の良い地方に人が戻り活性化するチャンスではあるかなと思ってます。

で、こちらも正直、時間が相当できてしまったので猿のようにネットサーフィンをしているわけですよ。最近、よく目にするのは「AIによる自動作曲」というサービスです。キーワードを打ち込んでしばらく待つと、そんな雰囲気の楽曲をストックから選んでくれる、または自動で作曲してしまうという、我々にとっては死活問題になりそうなサービスです。ただ、敵を知らないとあかんと思い、一応無料トライアルに登録して、近々使ってみようかと思うのですが、これまで我々のような作曲家に1曲いくらとかで制作依頼されてたのものが1ヶ月1700円くらいで使い放題というわけで、相当な脅威ですよね。誰だよ、クリエイティブはAIに負けねえ、ってのたまってたのは、と思います(笑)。まだ、結果見てないんでなんともですけど。

AIの分野の進行は凄まじくて、ビッグデータの解析から未来予想なんてのはもう当たり前で、天気予報、顔認証、画像編集、自動運転、などありとあらゆる分野で採用されて来ていて、職人のカンなんてものまで数値化されて機械化されようとしてます。2045年にはAIの能力が人類を超えるなんて言われてますが、まあ、現実味を帯びて来ましたね。

ある意味、人類が自分で自分の首を絞めているような印象なんですが、みなさんはどう考えますかね?

今回のコロナで未知のウィルスというものが少なくと数ヶ月、人類の活動(特に経済活動)を止めたことは事実で、皮肉なことにそのおかげで、空気が綺麗になったり水が綺麗になったりという部分もありました。人類が現れるまではほぼ自然の摂理と食物連鎖によってバランスをとっていたこの地球が、人類の出現、特に産業革命以後は加速度的に環境を破壊され、地球自体のバランスを崩していったことが昨今の大災害やコロナを生んでいるのかもしれません。警鐘なのか、それとも実は緩やかに人類は滅亡の方向に向かっているのか、それはわかりませんが。

もし、地球の意思として人類が邪魔であれば、わざわざ人類にAIを作らしめ、ロボット(のようなもの)が最終的に地球の支配者になるというSFチックな物語が現実になるかもしれません。とはいえ、じゃあ僕に何ができるかというとさして何もできないので、AIが人類を生かしておいてくれるその間にできればベーシックインカムなどを標準化して、ダラダラしながら缶酎ハイでも飲んでようかなとくらいのイメージしか湧きません。

昔、いがらしみきお(ぼのぼのの作者です)の4コマ漫画「ネ暗トピア」で、人類滅亡した漫画があったのですが、それが1〜3コマ目まで、ずーっと荒野を風が吹く絵が書いてあって、最後に「ま、滅亡したからにはいつまでも元気に滅亡してほしいものである」って落ちでうまいなあ〜と思いましたが、実際はそこにAIのロボットがいるんでしょうね。

とりとめもなく書きましたが、2045年には僕はもう80を超えてますんで逆にロボットたちに助けられながら、悠々自適にいたいもんだなあ、などと思いつつ、この辺でさようなら!

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