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アメリカで食べる牛肉は安全ですか?

こんばんは。米語圏の情報が錯綜しているので臨時無料記事を出します。


事件の概要


これまでに米国の9州において、乳牛が鳥インフルエンザA/H5N1ウイルス陽性であることが確認されました。
影響を受けた9州は、アイダホ、ニューメキシコ、テキサス、カンザス、サウスダコタ、ミシガン、オハイオ、ノースキャロライナ、コロラドです
感染した乳牛の群れの数は51です

人への感染も確認されています。こちらの記事内に詳細あります

肉牛は鳥インフルエンザA/H5N1ウイルス陽性ですか? 食べてもだいじょうぶ?


(1) USDAは、「肉牛は食肉になる前に必ず全頭検査し、鳥インフルエンザA/H5N1ウイルス陰性である」と発表しています

(2) USDAの食品安全検査局(FSIS)と農業研究局(ARS)は、ひき肉の研究結果を2種類発表しています。


(2)-1. 影響を受けている州の小売店で入手したひき肉のサンプルを、ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) を使用してウイルスの存在が調べられました。最終結果は、2024 年 5 月 1 日に公表されました。結果は、ひき肉内にウイルス粒子の存在は確認されませんでした


(2)-2. 牛ひき肉のパティに、非常に高濃度の H5N1 ウイルス代用物を接種しました。 この牛ひき肉パティには、研究目的で接種する前にはウイルス粒子が含まれていませんでした。 その結果、華氏145度および160度で調理されたハンバーガーにはウイルスは残らなかった。120度で調理されたハンバーガーにも生きたウイルスは残らなかった (これは会議中の発言です)。120度で調理で十分に不活化された、と公表されています。

まとめ

推奨される調理温度は華氏145度および160度だそうです。下図のMedium より火をとうす

ただし、120度調理のレア Rare にリスクがあるという情報はありません。

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